こちらの文は元々ジェリコのプレイヤーであるトパの日記に掲載されていたものですが、あまりに出来が良かったため、このまま日記として流れていくのは勿体無いと、本人の了解を得て転載したものです。   そめいF



「腐肉王の咆哮」 推測3:ケルマレインの「解放」
 
(文・トパ)

※ この記事はPathfinder「腐肉王の咆哮」関係です。
※ 第26回セッション終了時点において執筆しました。


もともとアルマの目的は「ノールに占領されたケルマレインの町を奪回する」という触れ込みでした。
それだけなら単純にノールの集団との戦いが主眼になります。
しかし、

@ ケルマレインでは20年前に何らかの事件が起きた。詳細は明らかでない。
A 以来、2年前にノールのクルディス族に占領されるまで、町は放棄されていた。
B 何らかの理由でそれを良しとして放棄したままであったパクトマスターたちが、なぜか今回ばかりはアルマの後援をしている。その不可解な動き。
C アルマは20年前の事件の真相を知っているようだが、まだ話せないとしており、密かに胸中に不安を抱えているらしい。

といった疑問点が生じてきたわけです。
さらには、

D アルマは、ケルマレインのサーレンレイ寺院を非常に気にしている。
E それは寺院奥の「封印された扉」が閉まったままであることを確認するためであった。

ことが明らかになりました。
調査を進めるうちにつかんだのは、

F クルディス族の新族長はなぜか「寺院守護者」カルズワーンである。
G 20年前、サーレンレイ関係の施設は狂気に身を委ねたケルマレインの民衆の襲撃を受けた。
H 「堕ちた聖職者」サーレンレイ司祭のハッルウンの存在。
I 寺院の封印扉の奥には、ケルマレインに争いを振りまいた悪魔“ズルソス”が閉じ込められている。
J またハッルウンはこのズルソスに籠絡されたのだという。
K 町に潜入していた「セナラの獅子」リーダーのメッセージによると、「ズルソスが活動を開始した」らしい。

という情報です。

さて、ここに至って昨日と一昨日の考察から導き出された推測は、20年前の事件も、そして今回の騒動も、『全ての元凶は”悪魔”ズルソスではないか』です。

アルマは「ケルマレインの奪回」が単純にノールとの戦いだけで終わるとは考えていなかった。
最初から彼女は”ズルソス”の存在を想定しており、それと対峙する恐怖を胸に秘めていた。

つまり、アルマの最終目標は【ズルソスの打倒】であり、これを成し遂げることがケルマレインの「解放」である、というのが今回の結論です。

これで終わりのつもりでしたが、まとめているうちに思いついたことがあるので、もう一回だけ続きます。
明日は「封印扉の鍵はどこにあるのか」です。





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