ムーンエンド・キャンペーン第ニ部 第12章 【秘宝−熱砂の世界2−】

 

ルイ 「現実の話になりますが、今日は風が強いですねぇ。」
エフェ 「そうねー。」
ジョン 「ルイの家は近いから、自転車で来るのも楽だったけどな(笑)。」
DM 「俺1人だけ、すごく離れてるんだよな〜(笑)。」
フェイグランス 「(部屋に入ってきて)やぁ、お待たせ。」
ジョン 「全員揃ったな。」
DM 「じゃあ、始めましょうか。」
ジョン 「おー!」
エフェ 「前回は秘宝の在処を知ったところで終ったのよね?」
ルイ 「それなんですが、すぐに出発した方がいいと思います。」
ジョン 「なんで?」
ルイ 「前回はちょっと疑問に感じただけなんですが…。」
ジョン 「が?」
ルイ 「あのトワイライトとかいう闇僧侶がどうも…」
エフェ 「早く(笑)。」
ルイ 「アイリーンをテレポートでさらったのなら、なぜわざわざ我々の前に姿を見せて、戦いを仕掛けてきたんでしょう?」
イーグル 「俺達を倒す為じゃないの?」
ルイ 「それにしては、戦力不足だったと思いませんか? トワイライトは僧侶で、あまりパワーのある呪文はありませんし、戦い方も時間稼ぎっぽいと言うか…。」
エフェ 「つまり、テレポートで逃がしたって言っていたのは、私達が追撃を諦めるようにする為の嘘って事?」
ルイ 「かもしれません。」
ジョン 「そういえば、なんか変だったよな。 不利になったならさっさと逃げればいいのに、ギリギリまで逃げようとしなかったし。」
フェイグランス 「そうだね。」
エフェ 「だとしたら、半日無駄にしちゃったわけね。 急がないと!」
ルイ 「ラクダに乗って急げば、追いつくかもしれません。」
ジョン 「おし、急いで損は無いし、行くぞー!」
DM 「と、いうわけで君達は”影の風”地帯に向かって出発するわけだね。 目的地までは、ここから3日かかるから。」
エフェ 「そういえば、もう一つ確認しておきたいことがあるんだけど、走りながらでいいかな?」
DM 「大声でならば、会話できるんじゃない?(笑)」
エフェ 「あのねー!! トワイライトなんだけどー!!!」
ジョン 「あ?なんだって?!」
エフェ 「と・わ・い・ら・い・と!!!!なん!だけどー!!」
ジョン 「あーあー! うまかったね!(笑)」
イーグル 「お前は! ボケ老人か!(笑)」
エフェ 「んもう! とにかくね、あれってジャレスとかの仲間なんでしょ?!」
ルイ 「暗黒神つながりでは!ある!みたいですねー!!」
エフェ 「つまり! ジャレスは! ”影の民”とつながっているって!! ことなんじゃないのー!!!」
ルイ 「なるほど! 我々にも! 無関係では! なさそうですねー!」
フェイグランス 「んだなー!!!」
エフェ 「はー、つかれた(笑)。」
DM 「やがてラクダは疲れたのか、歩きになるよ。 これなら普通に会話できそうだ。」
エフェ 「あ、こうなってから話せばよかったのか(笑)。」
DM 「まぁね(笑)。」
ジョン 「しかし、半日のビハインドはつらいなー。」
ルイ 「相手が徒歩なら、十分追いつけます。 夜や昼もギリギリまで走りましょう。」
 
そして2日目の夜。
 
DM 「君達の前方に、明りが見えるよ。 その明りに照らされて、全部で7人ほどの人影が見える。」
フェイグランス 「その中に、アイリーンはいない?」
DM 「いる。 手だけ縛られて座らせられている。」
ジョン 「まだこっちには気づいていないわけ?」
DM 「(ダイスを振って)気づいていないようだね。」
ジョン 「よーし、ルイの推理で当たりだったな。 あのオッサン(トワイライトの事)、うまく騙してくれたもんだぜ。」
フェイグランス 「確かに、言っておいて損はしない嘘だったねぇ。」
イーグル 「で、どうする? アイリーンを人質に取られると、面倒だぞ。」
フェイグランス 「ん、俺に任せておいて欲しいずらよ。 あとエフェとルイとマリュータは、姿を消して近くまで来ていて。」
エフェ 「いいわよ。」
ルイ 「分かりました。」
DM 「マリュータも了解だそうだけど、なにをする気?」
フェイグランス 「先にアイリーンを取り返すの。 まずはディメンジョンドア(短距離瞬間移動)でアイリーンの隣に飛ぶ。」
DM 「だと、敵は不意打ちチェックだな。 (ダイスをふって)不意はうたれなかったと。」
フェイグランス 「でも、いいんだ。 イニシアチブ、5。」
DM 「こっちは4だ。」
フェイグランス 「では、アイリーンに触れて、エフェ達のところへディメンジョンドアで飛ばす。」
DM 「そうか。 ならばアイリーンはエフェ達のところへ転移したよ。 ちょっと驚いている。」
イーグル 「おーし、あとは突撃だな!」
ジョン 「おう!」
DM 「相手は6人中、1人が魔法使いのようだ。 その1人がフェイグランスに”ウェブ(魔法の網)”の呪文をかけてくる。」
フェイグランス 「セーヴィングスローは成功! かからないずらよー。」
DM 「やっぱり、駄目か。 残りの影の民は置いていた剣を拾って構えるところで終りだ。」
エフェ 「次のイニシアチブは、4!」
DM 「こっちは2。」
フェイグランス 「皆の方にダーッシュ!」
エフェ 「そこへファイヤーボーーール! 45ポイント!」
DM 「全員入っちゃうか。」
ルイ 「アイリーンの縄を解いておきましょう。 また弱ったりしていないですか?」
DM 「怪我などはしていないようだね。 もっとも砂漠をろくに飲み物も与えられずに歩いたので、疲労は激しいようだけど。」
ルイ 「では、水袋を渡しておきましょう。 喉は渇いているでしょうけれど、少しずつ口に含んで下さい。」
ジョン 「俺とイーグルはダーッシュ!」
DM 「次のラウンドでエフェ達に追いつくからね。 反対の方向から走っているフェイグランスも。 そんで、さっきのファイヤーボールをしのぎきった5人が君達の方に走ってくる。 1人はやられてしまったようだね。」
エフェ 「うふふ、やったわ♪」
イーグル 「上手く行ったな!」
ジョン 「あとは任せろ!」
 
エフェのファイヤーボールにより、ダメージを負っていた影の民達は、ジョンの剣によって徐々に切り伏せられて行く。 
相手からもファイヤーボールの反撃を受けるものの、アイリーンはルイが保護して範囲外に逃れていた為、大事には至らず。
 
DM 「残り2人か。 2人はパッと身を翻して逃げにかかる。」
フェイグランス 「追うかい?」
ジョン 「止めとこう。 逃げる相手を殺すこともないだろ。 それよりも、アイリーンを取り返せてよかったよ。」
フェイグランス 「んだね。 頑張った甲斐があったよ。」
イーグル 「連中のキャンプを利用して、ちょっと休もうぜ〜。 ダメージもそれなりに食らっているし。」
エフェ 「そうね。 アイリーンも休ませたいし。」
アイリーン 「ありがとうございます。 もう、駄目かと思いました。」
イーグル 「いやぁ、なんのなんの。」
エフェ 「で、折角だから秘宝も手に入れちゃいましょうよ。」
ルイ 「そうですネ。 どんなものかちょっと楽しみです。」
アイリーン 「それでは、一緒に行って頂けるのですか?」
ジョン 「ここまで関わった以上は、最後まで見届けさせてもらいますよ。」
アイリーン 「ありがとうございます。 それで、場所の方は分かったのでしょうか?」
エフェ 「ええ、”影の風”の中心地にあるようね。 例のペンダントも返しておくわ。」
ルイ 「ちょっと危険な場所にいくことになりますが、アイリーンさんは大丈夫ですか?」
アイリーン 「ええ、危険は覚悟しています。 何事も無ければそれにこしたことはありませんが。」
フェイグランス 「やー、いろんなのに目をつけられているようだから、危険はあるかも。 戦闘になったら、なるべく安全な場所に隠れてね。」
アイリーン 「は、はい。」
エフェ 「脅かしちゃ駄目よ?」
フェイグランス 「覚悟はしておいた方がいいずら。」
イーグル 「まぁ、敵は影の民だけじゃないみたいだからな。」
フェイグランス 「まったく、悪人はどこでも元気で手が焼けるよ。」
 
その日の夜
 
フェイグランス 「砂漠の夜は寒いな。 毛布にくるまりながら見張りするか。」
DM 「ほい。 見張りをする君の後ろから、寝ている人を起こさない程度に歌を口ずさむ声が聞こえてくる。」
フェイグランス 「歌っているのは、アイリーン?」
DM 「そう。 何時の間にか起き出して、砂丘の彼方を見詰めながら歌を口ずさんでいる。 その歌には聞き覚えもあるよ。」
フェイグランス 「もしかして、”東京音頭”か?!(笑)」
DM 「そんなわけあるか(笑)! ”時の犠牲者”という曲だったと君は記憶している。」
フェイグランス 「ハーフリングのメロディー君が歌っていた曲か。 (アイリーンに)あなたは、どこでこの曲を覚えたんですか?」
アイリーン 「これは、私と兄が秘宝の収められているピラミッドを探して旅をしている時、あるオアシスで出会ったハーフリングから教えてもらった曲です。」
フェイグランス 「なるほどね。」
アイリーン 「残念ながら、途中で別れてしまいましたが。」
フェイグランス 「そのハーフリングの名前は?」
アイリーン 「確か、メロディーと名乗っていました。」
フェイグランス 「なるほどね。 実は俺達もそのハーフリングに会っていたんだ。 奇遇だねぇ。」
アイリーン 「あら、そうだったんですか。  そう言えば、バラ・ビルの町(砂漠の入り口の町)に向かうと言っていましたね。」
フェイグランス 「うんうん。 ところでさ、砂漠の”秘宝”ってどんなものなの?」
アイリーン 「我々も詳しい事までは存じませんが…それは2つの姿をとると言われています。」
フェイグランス 「教えてもらえる?」
アイリーン 「はい。 1つは”力を示す時期を待つ姿”で、この時には魔法的な効果は一切受け付けないと言われています。」
フェイグランス 「もう1つは?」
アイリーン 「”砂漠の民を守るといって、偉大な力を発揮する姿”と言われています。 この姿の時には自身に対するあらゆる効果を打ち消す事が可能だとか。」
フェイグランス 「つまり、最初は物理攻撃や運搬だけ有効で、いざとなると無敵になるわけだ。」
アイリーン 「ええ。 伝承とは言え、確かなものとして我々の部族に受け継がれてきた話です。」
フェイグランス 「砂漠の民の伝承か。 伝承には”剣の騎士”という言葉は出てこない?」
アイリーン 「さぁ、その様な名前は存じませんが。」
フェイグランス 「”イシュタルの癒し手”は?」
アイリーン 「”イシュタルの癒し手”は消えてしまったと聞いています。」
フェイグランス 「知っているの?」
アイリーン 「話によれば、眠りについた月の女神を目覚めさせる為に活動している方々だとか。」
フェイグランス 「月の女神の名前は”イシュリア”なのに、癒しの神の”イシュタル”が関係しているのかー。」
アイリーン 「詳しくは分かりませんが、何か特別な関係らしいですよ。」
   
翌日、旅をする一行の周囲を激しい風が取り囲み、渦を巻く。
 
ジョン 「どう見ても、普通の状況じゃないな。 俺達の周りだけなんだろ?」
DM 「そのとおり。 風が渦を巻いて左から右へ向かって地面をジグザグに進み、右に吹き抜けた後は君達の周りを取り囲む様に回っている。」
ジョン 「ジグザグに? 風が通ったところは何か変化があるか?」
DM 「あるよー。 風によって地面に文字が書かれている。」
エフェ 「あらっ、神秘的ね。」
イーグル 「敵からのメッセージかもしれねーだろうに、悠長な。」
ジョン 「なんて書いてある?」
DM 「『バッタがくたバッタ!』」
ジョン 「はぁっ?!」
DM 「続けて、次々と文字が書かれて行く。 『うむ、今日も調子がいいわい。』」
フェイグランス 「タレスティウスか〜。(笑)」
ルイ 「どうやら、そのようですね。」
DM 「『おっといかん、このメッセージではなかった。 おお、あった、これだ。』」
ルイ 「余計なものまで入っているようですネ(笑)。」
エフェ 「まぁ、あのお爺さんのやる事だからね。」
DM 「『あー、ゴホン。 はいっとるかな? あっ!(ガシャーン)いかん、壷が!』」
イーグル 「早くしろよ、爺さん(笑)。」
DM 「『いかんいかん、メセルティに怒られるわい。』」
エフェ 「誰よ、それ(笑)。」
ルイ 「どうやら、メッセージは一方通行みたいですねぇ。」
イーグル 「だな。」
DM 「『今度こそゆくぞ。 あー、”キャリスタンの炎”は油を得たかのように燃え上がっている。 どうやら近くまで来ているようじゃが、急がば回れ。 デマヴァント山は待つのに慣れておるぞ。』と、メッセージを残した後、風が収まって行く。」
イーグル 「随分バタバタしていた割には、よくわかんねーメッセージだったな。」
エフェ 「でも、私達が”キャリスタンの炎”に何か関係がある事だけは分かったわねー。」
ルイ 「そうですね。 王様から手に入れるように言われて、ここまで来たのはいいですが、いざ手に入れようと思ったら『資格がなかった』とかでは寂しいですからね。」
イーグル 「それに、あのじいさんは”キャリスタンの炎”が何なのか知っていて、しかも監視までしているみたいじゃないか。 一体何者なんだ?」
フェイグランス 「只のボケ老人だよ(笑)。」
イーグル 「ま、それもそうだが(笑)。」
ルイ 「どうせ今は分かりませんし、この調子で行けば自分から解説してくれますよ。 多分。」
ジョン 「じゃ、それは後のお楽しみとして、進むか。」
DM 「ほい。 大昔に砂漠の民が”影の民”を閉じ込めたと言われる”影の風”地帯が近づいてきた。 近づくに従って、足元の砂が岩へと変わって行く。 このあたりは岩砂漠になっているようだね。」
エフェ 「(アイリーンに)影の民っていうのは単にここに追い立てられただけなの? それとも魔法か何かで出てこれないように封印したの?」
アイリーン 「影の民は、そのあまりの残忍ぶりと暴虐ぶりによって、ここに追いたてられた後封印されたと聞いてます。」
エフェ 「なるほど、封印ね。 すると誰かが解いたか、勝手に解けたかだわね。」
ルイ 「影の民にはジャレス達がカタ入れしているようですからね。 おそらく向こうの陣営の誰かが封印を解いたのでしょう。」
エフェ 「そうね。 当然このあたりは危険でしょうから、みんな気をつけてね。」
ジョン 「おう!」
DM 「アイリーンがペンダントを取り出して握り締めると、この地域の正確な地図が投影される。 どうやら目的地には昼頃に着きそうだ。」
  
日が中天に昇る頃、一行は断崖がそそり立つ岩場に到着する。
 
エフェ 「ここが目的地?」
アイリーン 「ええ、間違いありません。(断崖の中腹、100フィート(約30m)程のところにある岩棚を指差して)あの岩棚の上に入り口がある筈です。」
イーグル 「砂漠の真ん中でロック・クライミングかよ。」
フェイグランス 「なぁに、時間さえかければレビテート(空中浮揚)で運んであげるよ。 もっとも鎧は一度脱いでもらわないと無理だけどね。」
イーグル 「その方が楽かな。」
 
岩棚へと上った一行は、岩壁に洞窟の入り口を見つける。
 
DM 「穴は2つ。 東側と西側だ。 どちらも中は暗くて、ここからは奥がどうなっているか分からない。」
ジョン 「(岩棚から下を見下ろして)うぉー、高ぇ。」
エフェ 「落ちてもいいわよ〜(笑)。」
ジョン 「冗談じゃない(笑)。」
ルイ 「洞窟の中はさぞ涼しいでしょうね〜。 早く入りましょうよぅ。」
フェイグランス 「賛成賛成!」
エフェ 「それじゃあ、ランタンに火をつけてっと。 東の入り口の方に入ってみましょうか。」
DM 「ほい。 幅10フィート程の洞窟が奥に続いている。 壁や天井はむき出しの岩肌なんだけれど…ちょっと”知識”でチェックしてみて。」
ジョン 「お、成功。」
DM 「天井の部分に細かいヒビが沢山入っていて、今にも崩れそうに見える。」
ジョン 「うわ、こいつは危ない。 小声でみんなに戻るように伝えよう。」
ルイ 「えー、なんですって?聞こえませんよー!!!」
ジョン 「ば、バカッ、天井が崩れそうなんだっての。」
ルイ 「バカとは何です!バカとはっ!!(笑)」
ジョン 「天井が崩れるんだってばー!! …はっ、俺まで。」
DM 「天井から、小石がカラカラと(笑)。 なにやら洞窟がミシミシいっているよ。」
ルイ 「馬鹿っ、大声を出す人がありますか、ジョン! 天井が崩れたらどうするんです!(笑)」
ジョン 「だから、さっきから言っているだろうに!(笑)」
 
一旦外へと引き返した一行は、西側の入り口を探索する。
 
ルイ 「ふー、危ないところでした。」
DM 「こちらの天井はしっかりとしているようだね。 もっとも東側の方からミシミシと音がするけど。」
ジョン 「重要な入り口だったとしたら、どうするんだよ〜。」
ルイ 「んなん、不可抗力ですよ。 不可抗力。」
イーグル 「そうとばかりもいえねーがな(笑)。」
DM 「やがて、2つの通路が1本にまとまっている場所に出る。」
ジョン 「もしかして、さっきの通路とここの通路ってつながってるのか?」
DM 「そういう事。 合流してきた通路から出口の方を見ると、外の光が見える。」
ルイ 「なーんだ、そういう事だったんですか。」
エフェ 「片方が危ないから、あとで掘りなおしたのかもね〜。」
DM 「と、会話していると、先程からのミシミシ音の間隔が狭くなってきて、いよいよ天井が崩落を始める。」
イーグル 「おいおい、生き埋めにならないよな?」
DM 「大丈夫、崩れたのは東側の通路だけだ。 もっとも大きな音はたったけどね。」
ルイ 「不可抗力です。」
イーグル 「いや、考えてみたけど、それは絶対に違う(笑)。」
 
洞窟内部は1本道になっており、やがて扉の設置された場所に突き当たる。
 
DM 「正面に金属製の扉。 他に通路はなさそうだね。」
アイリーン 「ここです。 秘宝はこの中です。」
ジョン 「おっしゃ。 …あー、マリュータに”ファインドトラップ(罠の存在を調べる)”を頼む。」
DM 「ほい。 マリュータは砂漠の民の秘宝と聞いて、興奮を隠せない模様だ。 『秘宝って、どんなのだろうな?』」
ルイ 「役にたつ物だといいですね。」
DM 「マリュータは扉を調べ始めるが、扉に触れた途端、彼の体を電流が襲った。 ダメージは8ポイントね。」
ルイ 「うあ、トラップですか。 マリュータがあっさりかかるという事は、魔法の罠でしょうか…。」
ジョン 「多分、ペンダントを持って開ければいいんだよ。 アイリーンさんにやってもらえれば一番だけど、予想が外れるとこわいから俺が。」
DM 「ほい。 君はアイリーンからペンダントを借りて扉に手をかける。 ふふふ。」
ジョン 「…ふふふ、ってなんだよ(笑)。」
DM 「電撃が走った!(笑)」
ジョン 「ぎゃぁぁあぁぁ!」
DM 「ダメージ10ポイントね。」


【BACK】 【NEXT】