山形でTRPGやっちゃうよの会 第21回
【夜牙塔の心臓−4−】
 

 

<夜牙塔・地下>
DM 「皆さんは夜牙塔の地下墓地で、比較的知的なギラロン(知力8)スィフと話をつけて、地下墓地の鍵のパーツを1つ手に入れたのでした。
というのが、前回の大まかな流れですね。」
バーン 「ギラロンと協力しながら進めていくことになったわけだね。」
DM 「うん、そして残りのブロックに1つずつあるらしい鍵を求めて、未探索のエリアに進もうとしているわけです。
とりあえず、北と東のエリアが隣接していますが、どちらにしますか?」
バーン 「近いほうにしよう。」
ウィンシー 「東ね。」
ユーヌ 「ギラロンの探検隊が帰ってこなかったのは北か。 遺体とかは探さなくていいのか?」
バーン 「多分、遺体は上の塔で俺たちがぶっ壊したんじゃないかな?(笑)」
ユーヌ 「ソウダナー。 まぁ、仕方ないか。」
ウィンシー 「じゃあ、行こう。」
DM 「はい、最初の部屋はオニキスとカルセドニの石板で交互にタイル張りされてる部屋ですが、そのほとんどは割れてしまっている。
それぞれの石板に彫られているレリーフは人型生物の顔になっていて、そのすべては口をあけて苦悩の叫びを上げて、まるで燃えているように見える。」
ウィンシー 「悪趣味だ。」
DM 「穴の開いた翼長5フィートのドラゴンの鉄製の彫刻が天井から吊り下げられており、その下には赤い縞の入った白大理石の祭壇が置かれている。
祭壇には不思議なルーンが掘られています。」
ウィンシー 「無限回の”ディテクト・マジック”!」
DM 「うん、魔法。 ルーンはドラゴン語で書いてあるみたい。」
ウィンシー 「読…いや、読むと爆発する罠もあるので、先に調べて。(笑)」
ユーヌ 「ェー。 じゃあ、まぁ、調べます。」
DM 「罠があるということは一発で分かるんですが、ユーヌも読めるので、ドラゴン語で文章が書いてあるのがわかります。」
ユーヌ 「見ちゃう…よねー。」
DM 「じゃあ、意思セーヴしてください。(笑)」
ユーヌ 「意思はねー。 」
アイエール 「バフでセーヴは9上昇してますよ。」
ユーヌ 「34でした。」
DM 「成功したので、皆さん反応セーヴを行なってください。(笑)」
ウィンシー 「うわー。(笑)」
ユーヌ 「39。」
DM 「ユーヌは食らいませんでした。」
バーン 「29。」
アイエール 「18。」
ウィンシー 「30。」
DM 「反応15で、ドラゴンの口から火がブオーッと噴出します。 41点の火ダメージ。」
アイエール 「ダメージは30減らしてください。 ”マス・レジスト・エナジー”があるので。」
ウィンシー 「全員無傷。(笑)」
アイエール 「やっててよかった。(笑)」
ユーヌ 「じゃ、祭壇の捜索は29。」
DM 「一応、もう一回。」
ユーヌ 「26だった。」
DM 「はい、罠はさっきあったので、わかりますね。」
アイエール 「はずす前に”ガイダンス”かけに戻ってください。」
ユーヌ 「はい、じゃあ魔法をもらって、罠解除は37。」
DM 「炎を噴出すやつは無効化出来たと思った。」
ユーヌ 「他にもあったんだろうか。 炎は出なくなったヨ! あと、このルーンは読まないほうがいいぞ。」
 
その後、ユーヌがドラゴン語の文字の内容を一同に共通語で説明しようとしたところで、意思セーヴが発生する。
 
ウィンシー 「共通語でも駄目なんだー。」
DM 「(出目を見て)バーンだけが、何かしらの影響を受けましたが、何か答えますか?」
バーン 「(ルーンの翻訳がかかれたハンドアウトを見つつ)長い文言なので、『知らんわ、こんなもん』って。」
ウィンシー 「グレートワームより卑しいものとかなんとか書いてあったのが、関係あるのかなぁ。」
 
(ハンドアウトの内容)
アシャーダロンを超えるもの。
グレートワームより卑しむべきもの。
貧しいものはそれを有する。
豊かなものはそれを欲する。
侵食された死に続くものは何。
 
DM 「一応、シモーヌさんもいますけど、会話に巻き込みますか?」
アイエール 「HPが低いから、危ないですね。」
バーン 「でも、共通語は大丈夫だろうと思って喋ってるからね。」
DM 「意思セーヴしますか。 あ、ちょうど成功した。」
アイエール 「何でもかけておいて正解でした。(笑)」
DM 「シモーヌさんが言うには、おそらくコレは教団の入信の儀式か何かではないかと思われるそうです。
この回答を正しく言うことが出来れば…」
バーン 「強制改宗?」
アイエール 「じゃあ、答えちゃだめなんだ?」
DM 「ただ、間違えたり意思の力で抵抗したりすれば、炎が吹きかけられるわけですね。」
バーン 「答えなければいいんだ。」
DM 「ぶっちゃけると、答えは”無”または”答えない事”です。 正解すると死ぬって書いてありますんで。(一同笑)」
アイエール 「そか。(笑)」
 
次の部屋には、石棺が立てられた状態で置かれている。
 
DM 「周囲はホコリまみれですけどね。」
バーン 「明らかに中に何か入っているパターンだな。」
ウィンシー 「いつもと同じフォーメイションで。」
DM 「ユーヌの捜索は出目10で29か。」
ユーヌ 「10で見つからなかったら、普通に探してみるか。」
アイエール 「じゃあ”ガイダンス”をかけた。」
ユーヌ 「32!」
DM 「何も見つからないよ。」
バーン 「じゃ、あけてみるか。 石棺のふたをずらす。」
DM 「蓋に手を触れた瞬間、エネルギーがバーンを襲います。 接触AC16。」
バーン 「バフがかかっているから、ハズレだ。」
DM 「<呪文学>してみてください。」
ウィンシー 「39だった!」
DM 「エナジードレインでした。」
ウィンシー 「危ない!(笑)」
DM 「当たると2D4レベル下がります。(笑)」
バーン 「おいおい。(笑)」
ウィンシー 「エナジードレインのレベルは…えーと、装置無力化の難易度34なんだけど、出来る?」
ユーヌ 「34?!」
ウィンシー 「25+呪文レベルだから。」
バーン 「ぎりぎりだったから、掠めていった感じかな。(笑)」
アイエール 「じゃあ、出目20で解除できるよね。」
ウィンシー 「罠に出目20したら発動させちゃうよ?」
アイエール 「大丈夫、11分間エナジードレインを無効にできる”ライフス・グレイス”があるから。」
ウィンシー 「あ、それで行こう。(笑) みんな外に出よう。」
DM 「そうするなら、開けたことでいいですよ。 中には800GP、50GPの価値の宝石が2個、下級の魔法のアイテム1個。」
 
ダイスをふって下級の魔法のアイテム、”レジストエナジー(電気)”のポーションを手に入れた一行は、先へと進む。
 
<フォース・ケイジ>
ウィンシー 「デス・トラップだった。(笑)」
DM 「で、右と左に扉がありますが。」
ウィンシー 「右でいいよね。(笑)」
DM 「このホコリまみれの部屋の中央は、石棺が立てられておいてある。(笑)」
ウィンシー 「またかっ。(笑)」
ユーヌ 「きっと同じような罠があるよね。(笑) 捜索は31。」
DM 「罠はないと思った。」
ユーヌ 「じゃあ、開けてみるか。 5フィート下がって、”オープン・アンド・クローズ”で開く?」
DM 「重くてあきません。」
ユーヌ 「駄目か。 仕方ないから直で開けるよ。 と、声をだして開けてみた。」
DM 「罠はありませんでした。 中には100SPと10GPの価値の宝石が1個。」
バーン 「罠がないと、内容もしょぼいな。」
DM 「さて、この部屋は行き止まりになっているようですね。」
ウィンシー 「じゃ、戻ってみますか。」
DM 「次の部屋では、ホコリまみれの部屋の中央に石棺が以下略。(笑)」
アイエール 「同じだ。(笑)」
DM 「ウィンシーの”ディテクト・マジック”に石棺が反応していますよ。」
ウィンシー 「魔法か。」
DM 「力術と召還術。 オーラは中程度。」
ウィンシー 「テレポーターだと最悪だわ。」
ユーヌ 「捜索してみるよ。 1人で。」
ウィンシー 「”チェイン・ライトニング”とかが出ると最悪だもんね。」
アイエール 「”ガイダンス”かけておくね。」
ウィンシー 「離れてるね。(笑) えーと、40フィートくらい…。」
ユーヌ 「せめて1人くらい、すぐこれるように扉のすぐそばに…。(笑)」
バーン 「わかってるよ、ちゃんといるよ。(笑)」
ユーヌ 「捜索は27!」
DM 「罠はないと思いました。」
ユーヌ 「罠はないんだろうなぁ。(笑) じゃあ、開ける。」
DM 「では、第一段階として周囲が不可視の力場の壁(フォース・ケイジ)で覆われます。」
バーン 「見えない壁で閉じ込められたか。」
DM 「そして”サモンモンスター7”が発動して、背の高い人型生物のようなものが現れます。
その体は肉付きがよく、尻尾の先端まで全身がトゲのようなもので覆われている。
両目はせわしなくキョロキョロと動いており、まるで何かにおびえているように見える。」
ウィンシー 「ボーン・デヴィルか。」
DM 「見える人は<次元界>判定していいですよ。」
バーン 「10レベルまではわかった。」
DM 「わからなかった。 では、イニシアチブで。」
ウィンシー 「13ラウンドすると、帰ると思うよ。 サモン呪文だから。」
ユーヌ 「そんなに長く生き残れない。(笑)」
DM 「では、イニシアチブの早い順に行きましょう。 中にユーヌがいて、ケイジのすぐ外にバーンがいる格好ですね。」
ユーヌ 「デーモンにワンドを使って”アシッドスプラッシュ”かなぁ。 接触で32。」
DM 「それは当たり。」
ユーヌ 「ダメージは16点。」
DM 「うん、6点通った。」
バーン 「剣を落として、大型ロングスピアを取り出す。 10フィートまでなら届くようになった。 『こっちに来たら刺してやるぞ』といいつつ標準アクションで”レイ・オヴ・エンフィーブルメント”。」
DM 「ぇー。(笑)」
バーン 「ダイスの出目が19…。」
DM 「それは当たり。 呪文抵抗を抜いてみてください。」
バーン 「22!」
DM 「無効化されました。」
バーン 「呪文抵抗高いぞ、こいつ!」
アイエール 「敵に向けて”ライト・オヴ・ウェニア”を発射します。 遠隔接触攻撃で、はずれ、終わり。(笑)」
ウィンシー 「<説話蒐集家>で16HDまで、知識判定!」
DM 「それで”バーヴト・デヴィル”だとわかります。 爪が当たったクリーチャーは[恐怖]でフィアー状態になります。
あと、つかまえると串刺し可能。 肉体武器や手持ちの武器で攻撃すると、その全身のトゲでダメージ受けます。
さらに[毒]と[火]への完全耐性。 呪文抵抗25。 [酸]と[冷気]に対する抵抗10。」
ウィンシー 「これは、誰かに中に行ってもらった方がいいかな。」
バーン 「だったら、この槍を捨てて剣を拾うから、そしたら中に送り込んでくれ。」
ウィンシー 「OK。 それまで待機。」
DM 「では、こっちの番ですね。 マジックサークルの範囲内に入ろうとしますので、アイエールの呪文抵抗をどうぞ。」
アイエール 「善の呪文は得意! 32でした。」
DM 「だと、抵抗されてはじかれたので、仕方ないから”アンホーリー・ブライト”でもかけるか。 意思セーヴをどうぞ。」
アイエール 「34。」
バーン 「33。」
ウィンシー 「33。」
ユーヌ 「33。」
DM 「善属性のアライメントの人は、ダメージ半減で15点ずつ。 ギラロンは失敗したけれど15点。 ユーヌとウィンシーはさらに半分で7点。」
ユーヌ 「たいしたことなかったな。 こっちは足留め袋でも使ってみようかねぇ。 遠隔接触の23。」
DM 「当たり。 反応15か。 成功。」
ユーヌ 「命中マイナス2、DEXマイナス4、移動力半分だけ食らってください。」
バーン 「まずは移動アクションで拾って、剣を鞘にしまって終わり。 もう飛ばす?」
ウィンシー 「構えるまで飛ばさないわよ。」
アイエール 「近接攻撃がメインになりそうだから、”ライチャス・ラス・オブ・ザ・フェイスフル”。 近接攻撃とダメージに+3の士気ボーナス。 全力攻撃で1回追加攻撃可能です。」
バーン 「あれか。」
ウィンシー 「”グリース”かけて転ばせちゃおう。」
DM 「セーヴは成功! …ああいや、足留め袋を食らっていたから失敗。(笑)」
バーン 「役に立ったな。(笑)」
DM 「こういう、ローコストな戦いを繰り広げられるとさびしくなるな。(笑) デーモンは”オーダーズ・ラス”。 意思セーヴ。」
バーン 「35。」
ユーヌ 「25。」
アイエール 「25。」
DM 「混沌の人は31点。 それ以外の人は15点。 セーヴに成功したらそれぞれ半分ね。」
ユーヌ 「混沌なんだよなぁ。 さて、防御的戦闘で体勢でも崩しておくかね。 バーンのために。 っと、ハズレか。」
バーン 「ウィンシーの後まで遅らせる。」
アイエール 「バーンに<力場の刃>で接触してから、”インヴェスト・ライト・プロテクション” 回復と、ダメージ減少1ね。」
ウィンシー 「”ディメンジョン・ステップ”でバーンとギラロンを飛ばします。」
バーン 「よーし、やっと本番だ。 殴る前に”ショッキング・グラスプ”を入れて攻撃します。 AC38まで。 呪文抵抗は抜いた。
武器は”セイクリッド・スキャパード”に入れたので、善属性の54点。」
DM 「大規模ダメージの即死判定は成功。 死ななかった。 バーンはトゲに刺さって10点。
そして、バーンに攻撃。 9点と17点。 掴み発動して…」
バーン 「あ、体力が半分を割ったから”ストールワート・パクト”発動した。」
DM 「筋力の対抗判定。 基本攻撃ボーナス+筋力ボーナスです。」
バーン 「掴まれたな。」
DM 「次に攻撃当たったらダメージね。」
ユーヌ 「武器を落として、ショート・ソードを抜く。 で…とくに何もすることがないんだよな。 とりあえず、また体勢崩し。 AC34。」
DM 「当たり。 体勢は崩れたよ。」
ユーヌ 「ダメージは18点。」
DM 「8点ダメージくらいました。 おつりのトゲは14点。」
ユーヌ 「”ストールワート・パクト”が発動しちゃった。(笑)」
アイエール 「まぁ、そんなこともありますよ。(笑) ”マス・キュア・ライト・ウーンズ”で全員16点回復。」
ウィンシー 「バーンに”ディメンジョンステップ”。 組み付きから脱出させます。」
DM 「”グリース”の判定では転ばなかった。」
バーン 「それじゃ、”レイジ”して攻撃。 AC26。 まで!」
DM 「ん、あたった。」
バーン 「2発目も3発目命中。 3発目も命中。 42点と40点と…」
DM 「もう死んだ。(笑)」
バーン 「まだ、3発目のダメージ言ってないのに。(笑)」
ウィンシー 「倒すと同時に”フォース・ケージ”も消える?」
DM 「ん?消えませんよ。」
ユーヌ 「普通にかけると、何分もつんだっけ?これ。」
ウィンシー 「レベル×2時間。(笑)」
DM 「26時間ね。」
ウィンシー 「もう”ディメンジョン・ステップ”がないから出られないジャン。(笑)」
バーン 「肩で息してますよ。ゼハー、ゼハー。」
アイエール 「怪我をしている人は回復はしておきますよ。」
ウィンシー 「”フォース・ケージ”は”ディスペル・マジック”するよ! 判定はアクション・ポイントを使って29!」
DM 「うん、とけましたよ。」
ウィンシー 「よかった。」
DM 「さて、アルベルトのプレイヤーが来たので、ここで合流ですね。 何か理由でもつけましょうか。」
アルベルト 「ギラロンにつかまっていて、今やっと説得して来たとか。(笑)」
DM 「はい。 そんな感じで。(笑)」
 
棺の中から金貨や宝石・スクロールを手に入れた一行は、先へと進む。
 
<拷問部屋>
DM 「ここにはギラロンが巣を作っていました。
この部屋には湿った毛皮と、古い排泄物からくる悪臭が部屋いっぱいに広がっています。
石版が壁から10フィート間隔で5フィートだけ突き出している。
その中には、湿った苔、枯れ果てた繊維や排泄物などでいっぱいである。
ここには9つの藁でできた寝台のようなものがすえつけられており、それぞれが2体のクリーチャーを収容できるように見える。

中央部分には大きな木製のテーブルが、いすの上には小さな拷問用の道具が並べられていて、それと一緒に大きな頭蓋骨のようなものもいくつか置かれている。

部屋には炭で真っ赤に燃える暖炉のようなものがあり、そこから真っ赤に熱された火かき棒がはみ出しているのが見える。」
ウィンシー 「”不浄なる暗黒の書”に出てきそうな光景だわ。 こっちのギラロンとの間で話し合いはできないの?」
DM 「ここのギラロンとは、仲間ではないみたいですね。」
ユーヌ 「拷問道具は、中型用?」
DM 「ええ。」
ユーヌ 「すると、部屋のどこかに中型サイズのクリーチャーが隠れている可能性もあるわけだ。」
アイエール 「なるほど。」


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