山形でTRPGやっちゃうよの会 第20回
【夜牙塔の心臓−3−】
 

 

DM 「『こんな鉄板一枚で、食料が手に入るなんて安いもんだ。 ひゃはー。』(笑)」
ユーヌ 「次はどうなってるだろ?」
DM 「ギラロンが6体。(笑)」
バーン 「おおう。(笑)」
アイエール 「また魅力判定かな。(笑)」
DM 「なんとなく、アイエールはギラロンの気持ちが分かってきたような気がする。(笑) こっちで適当にボーナスつけてるんで。」
ウィンシー 「慣れてきたのね。(笑)」
DM 「さて、こっちの部屋は”ディテクト・マジック”に反応する品はありませんよ。」
ウィンシー 「じゃあ、通してだけもらおう。 よろしくー。」
アイエール 「はい、魅力判定15。」
DM 「うん、通れた。 次は幅20フィートの廊下になっています。 ここは大型の食肉獣の一団の住処になっている。
齧りつくされた骨、腐った肉、そして保存処理されていない毛皮のにおいがたちこめている。 
多くの白い毛皮のクリーチャーがおり、その多くは人間よりも大きく、小さいのは数体で、ここで寝たり遊んだりしていたようだ。」
ウィンシー 「ギラロンの巣?」
DM 「うん、大人は12体、子供が6体。 お宝反応2個あり。」
アイエール 「まずは、敵対してないよ判定ー。 20が出た。」
ウィンシー 「我々は敵じゃアリマセーン。」
DM 「『うん、敵じゃない…ん? どうなんだろう。なんだ、こいつら?』」
バーン 「魔法の品物は、大事にしまってる様子?」
DM 「うん。」
アイエール 「プロビジョンズボックスから、食料を大量にだして交換しよか。(笑)」
ウィンシー 「これ使えば、ギラロンの神になれるよね。(笑)」
アイエール 「これと、ソレ、交換ネ。(笑) あ、低い。16。」
DM 「大丈夫です。」
 
ここでアミュレット・オヴ・ヘルス+2と、秘術のスクロール(アンディテクタブル・アライメントとリムーヴ・フィアー)を手に入れ、さらに奥へと向かう。
 
DM 「続く部屋は南側の壁際に大きなクリーチャー用の腰掛けがある。
ある程度保存処理のされた毛皮が壁に吊るされていて、それは雑然と殴り書きされたような模様が描かれている。
腰掛けの近くにある石の棚の中には、奇妙な品物が色々と入っている。

この部屋の南東の隅はずっと前に外側に破壊されてしまっているようで、その先に天然の地下道が見える。」
ウィンシー 「アンダーダークに続いているのかもね。」
DM 「そして、ひときわ大きく、目に知性の輝きのあるギラロンが君たちを見て、『お前ら、ナニモノダ?』といいます。」
ウィンシー 「喋った?!」
DM 「ええ。 地下共通語で話しかけてきています。」
バーン 「こいつと戦闘になったら、さっきのギラロンが全部来るぞ?!」
アイエール 「やっと交渉できるかと思ったら、地下共通語なんて話せませんよー。」
ウィンシー 「私は分かるわよ。 『我々は、ここに鍵を探しにきました。』」
DM 「『カギ?』」
ウィンシー 「ええ、動く死体を、あなた方も見たでしょう?」
DM 「『うむ、やつらは倒しても倒しても沸いてくる。 しかも食えない。』」
ウィンシー 「すごい迷惑なんでしょうね。 『それを造っている相手を倒すために必要なんです。』」
DM 「『そうか。カギとはこれのコトカ?』とガラクタコレクションの中からひとつ取り出します。」
ウィンシー 「鍵っぽい?」
DM 「鍵そのものというより、鍵の部品みたいな感じです。」
ウィンシー 「組み合わせないと駄目ってこと?」
DM 「そんなところです。 『オマエたちがアンデットの親玉を倒すと言うのであれば、コレを託そう。』」
ウィンシー 「もともと倒すつもりで来ていたから、OK。」
DM 「『我々も、この鍵を集めてやつらを倒そうと思っていたのだ。』」
ウィンシー 「じゃあ、知っているんだ。 使い方とか。」
DM 「この地下は5つのブロックに分かれていて、ここを含む4つに鍵の破片があり、中央のブロックにはそれを集めることで入れるらしい。
ギラロンたちは鍵を集めようとしたものの、罠で殺されたり、ひどく傷ついたりして、今は行く気をなくしています。

『お前たちがやるというなら、1人ギラロンをつけてやろう。』」
ウィンシー 「えー。」
DM 「超大型。」
ウィンシー 「部族一の勇者ギラロンなのね。(笑)」
DM 「受け入れますか?」
ウィンシー 「まぁ、ついてきてくれるというなら。」
バーン 「他のギラロンと戦わなくて済みそうだしな。」
アイエール 「ああ、そうか。」
バーン 「そういや、上の階にいたギラロンは、この人の仲間?」
DM 「上のギラロンは彼らの仲間でしたが、ガルシアスに捕まってしまったようです。」
ウィンシー 「倒すことは約束できるよね。 あと、我々以外に別の連中が来ているのは知らない? ユアンティで、緑の鱗をもってて、トカゲみたいな。」
DM 「それは分からないそうです。 ユアンティくらいは地下だから、見たことあるかもしれません。」
アイエール 「バーンが描いた絵を出して、『これ、こういうの』。」
バーン 「その手もあったか。」
DM 「『昔食ったことがあるが、まずかった。』(笑)」
バーン 「そっか、蛇はうまいものだと思うんだけどな。(笑)」
ウィンシー 「まずは、鍵を1個ゲットね。」
バーン 「勇者ギラロンの名前は?」
DM 「ギフ。 女性です。 何も考えず突っ込むんで。」
ウィンシー 「”マジック・ファング”ポーションの使い道ができた。(笑)」
DM 「あと、ざっと見てみると、ここのガラクタコレクションの中には、いくつかマジックアイテムらしきものも。(笑)」
バーン 「なんだとー。(笑)」
DM 「ポーション3本と、ガラスで中が空洞になっており、その中に半分だけ砂が入っているワンド、バトルアックスとククリ。」
ウィンシー 「売ってもらえるのかな? って、お金には興味ないよね?」
DM 「ええ、物々交換で面白いものと引き換えなら、交換するのもやぶさかではないようです。」
ウィンシー 「今まで交換したものは隠しておこうね。(笑)」
バーン 「しかし、何に価値を見出しているんだろう。」
ウィンシー 「何かあまっているものはある?」
ユーヌ 「大型ロングスピア+3。(笑)」
バーン 「それは、欲しがるだろうけど、多分そっちのほうが高いから。(笑)」
アイエール 「ハイローニアス・ブレッシングがあまってますが。(一同笑)」
ウィンシー 「ハイローニアスを布教するためなら、いいかもしれない。(笑)」
バーン 「あとはフィールド・プロビジョン、ボックスと、4000GPのブローチか。」
ウィンシー 「ポーションは、マジック・ファングとエイドとキュアライトと交換しよう?」
DM 「『うん、同じものだし、いいかな。』」
ウィンシー 「で、鑑定してみると?」
DM 「キュア・シリアスですね。 3本とも。」
ウィンシー 「いいものだった! 騙しちゃった。(笑) 価値が5倍になった。」
DM 「あとはワンドと武器ですね。」
アイエール 「ワンドとミスラル・チェインシャツだったらどうでしょう? キラキラしてるし。」
DM 「それはOKですね。 きれいだし。 あとはバトルアックスとククリ。」
ウィンシー 「それはいらないかなぁ。」
バーン 「ちょっと見てみたいな。 100GPと魔法のサイコロでアックスと交換できないか?」
DM 「『もうヒトコエ。』」
アイエール 「グロウィング・オーブは?」
DM 「明るいのは間に合ってるそうです。 暗視あるし。」
バーン 「7チャージのキュアライトワンドなら?」
DM 「100GPと魔法のサイコロとワンドなら。」
バーン 「ククリとでいい?」
DM 「いいですよ。」
バーン 「バトルアックスは、オーク材のブローチでどうだろ。 4000GP分。」
DM 「『いい仕事してマスネェ。』(笑)」
ユーヌ 「ただの+1武器なら価値半減だけどな。」
バーン 「いいじゃないか。 武器のほうが面白いし。」
DM 「そんなわけで、すっかり交換しましたね。」
ウィンシー 「ところで、このギラロン達ってガルシアスが戻ってくる前からここにいたわけ?」
DM 「ええ、ガルシアスがいない間に住み着いて、最近彼らが戻ってきたので、どこかに移動しようかなぁと思っていたところに君たちが来たわけです。

では、今日はこんなところにしましょう。」
バーン 「はーい。」
DM 「休むなら、この部屋を提供してもらえますよ。」
バーン 「もうリソースが壊滅的だからな。」
ウィンシー 「魔法はぜんぜんといっていいほど使わなかったから、余ってるよ。」
アイエール 「うん。」
ウィンシー 「じゃあ、次回はこっちがリソース使って飛ばして、もう少しだけ進もう。」
アイエール 「回復もいっぱいありますよ。」
DM 「はい、次回はこの直後からスタートってこですね。」
ユーヌ 「お疲れ様デスー。」
  
山形でTRPGやっちゃうよの会
第20回 D&D3.5Eセッション・完


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