山形でTRPGやっちゃうよの会 第17回
【蛇人間の城塞−6−】
 

バーン 「ふーっ、さっきのダメージ減少1がなければ、落ちていた。(笑)」
アレクセイ 「よかった、よかったー。(笑)」
DM 「これ、普通に出したら怒られる脅威度ですからね。」
アルベルト 「中ボスの後だから、さらに酷いよね。(笑)」
アレクセイ 「で、次はユーヌですが…。」
DM 「ユーヌは、凝視の効果でラウンドの開始時に頑健セーヴをどうぞ。」
ユーヌ 「頑健は、密かに苦手。 アクションポイントを使っても19!」
DM 「では、ユーヌは幻惑状態になりました。」
ユーヌ 「幻惑?! するとこのラウンドは何もできずに終了。
ラウンドの最後にセーヴでしたっけ?」
ウィンシー 「いやいや、それは4版。(笑)
3.5版ではラウンドの最後に自動で回復。」
アレクセイ 「まず、即行アクションで<清浄なる浄化>。 皆さん11点回復。
アンデットがいたら、ダメージ。」
DM 「『ぎゃあ!』(笑)」
ウィンシー 「効いたね。(笑)」
アレクセイ 「そして、ここはバーンを回復。 の、前に蛇のスゥオームの中でターンを開始したので、ダメージとかあります?」
DM 「まずは頑健セーヴをどうぞ。(笑)」
アレクセイ 「18です。」
DM 「それは、耐えた。 ただの蛇なので、5HDしかないんですよね。
<煩わす>能力によって、失敗したら吐き気がする状態になるところでした。
あと、ダメージを食らったら頑健セーヴで耐久力ダメージなので、よろしく。(笑)」
アレクセイ 「耐久力減らされたら、あっという間に落ちるよ。(笑)
5フィートステップでスゥオームの範囲からでて、”キュア・シリアス・ウーンズ”を<信仰の後見人>特技で飛ばしてバーンを回復。
26点回復どうぞ。」
バーン 「今MAX27なので、十分全快なんだよなー。(笑)」
ウィンシー 「強いね、この敵!」
アレクセイ 「じゃあ、私が前に出ましょうか?」
バーン 「それは、どうかなー。」
DM 「次はアルベルトか。 まず蛇の分の頑健セーヴをどうぞ。」
アルベルト 「はいはい。 12。(笑)」
DM 「それは通る。 あと催眠の凝視の頑健セーヴをどうぞ。」
アルベルト 「22。」
DM 「うん、幻惑状態になったよ。」
アルベルト 「うひー。 蛇の中に取り残された。(笑)
これは終了。」
DM 「次はウィンシー。 やはり催眠の凝視の頑健セーヴを。」
ウィンシー 「今回はやるしかない! 次に割り込んでテレポートするしかないか。
頑健セーヴはアクションポイントを使っても22!」
DM 「幻惑。(笑)」
ウィンシー 「で、次の自分のターンが来た時に、テレポートすればいいのね。
これで通らなければ、積むんだよねー。」
DM 「次は蛇のスゥオーム。 この位置でアルベルトを食べてればいいんだ。
6点のダメージを食らって、頑健セーヴをどうぞ。 難易度10。」
アルベルト 「セーフ。」
バーン 「移動して、アレクセイの鞘からメルトゥーヴィアルを抜く。
これで、次のラウンドの頭にみんなの幻惑が外れるわけだ。」
DM 「とりあえず、密集したので高速化した、”エヴァーズ・ブラック・テンタクルズ”発動。
セーヴィングスロー不可。 全員を範囲に収めて、組み付き対抗判定です。」
ウィンシー 「半径20フィート? この狭い部屋ではつらい!」
DM 「まず、バーンに組み付き対抗判定。 33。」
バーン 「基本攻撃ボーナス+筋力か敏捷のボーナスか。 20しかダメだ。 1で失敗。(笑)」
DM 「ユーヌは41。」
ユーヌ 「20出しても無理。(笑)」
DM 「アレクセイには、あ、1出しちゃった。 30。(笑)」
アレクセイ 「1が出ても30?! 無理。(笑)
いや、アクションポイントを考えれば抜けるかも…無理だった。(笑)」
ウィンシー 「そっちが1か2か3が出れば何とかなる。」
アルベルト 「うん。」
DM 「じゃあ、そっちの二人も絡めとったと。」
アレクセイ 「また触手かー。(笑)」
DM 「あとはバーンに”コンフュージョン”を発動して効かなかったので、マジックサークルがかかっていると”呪文学”でわかってもいいでしょうね。」
バーン 「うーん。 ハマり状態だな。(笑)」
アレクセイ 「さて、<清浄なる浄化>で10点回復を。 アンデットにはダメージ!」
DM 「『ぎゃあ』 ごちになりまーす。(笑)」
バーン 「それが一番効いている気がするな。(笑)」
アレクセイ 「”精神集中”には全振りしているので、”プロテクション・フロム・イーヴル”を<信仰の後見人>で飛ばします。
これで、動けるようになるはず。 判定は成功。」
アルベルト 「蛇が怖くなくなった。(笑)」
ユーヌ 「うーん、本当になにも出来ないなー。」
DM 「いやー、地獄絵図ですね。 こりゃひどい。(笑)
組み付き修正値だけなら、超大型とか、巨大の修正値のみですよ。」
ウィンシー 「少しでも離れた方がいいかな。 テレポート。 そして範囲を出られなくて組み付かれた。(笑)
で、”精神集中”して、召喚だと難易度高いからナァ…」
DM 「撤退は考えないんですか?」
ウィンシー 「できるものならやりたいけど、今出来ないよね。(笑)」
アルベルト 「みんな絡みつかれているからねー。 撤退すらできない。(笑)」
DM 「だよねー。(笑)」
バーン 「撤退か、全滅か、だ。(笑)」
ウィンシー 「やっぱり、”グリース”かな。 ”精神集中”…通らない!」
DM 「触手にもまれて精神集中できない。」
バーン 「うわー、ほんと眠たい。」
ウィンシー 「この触手って攻撃も効かないし、ディスペルもできないのよねー。」
アルベルト 「あと21ラウンドで消えから、それまで持たせる?(笑)」
バーン 「無理だろ。(笑)」
アルベルト 「さて、<にわかの移動>で敵の目の前に行ってみるか。 そして全力防御。」
ウィンシー 「次に”ウェブ”かけるから、持たせてねー。」
DM 「さて、蛇も触手の範囲に入るので、毒の頑健セーヴ…おお、通った!」
ウィンシー 「触手に毒って、凶悪だよねー。」
DM 「文句は、アリマーメルさんに言ってください。 コーデル以上ですよ。(笑)」
バーン 「じゃあ、その”ウェブ”に期待して、嫌がらせの”ディスラプト・アンデット”を。
『なめんなぁー!』と”精神集中”して、成功。 接触21。」
DM 「当たるよ。 呪文抵抗判定をどうぞ。」
バーン 「16。」
DM 「消えた。」
バーン 「厳しいなー。」
DM 「では、触手行きますよ。 一応組み付きで成功したらダメージが行きますので。
バーンにまず31。」
バーン 「成功するには18以上か。 お、出た。」
DM 「はい、ダメージは行かなかった。 次はウィンシー。」
ウィンシー 「はーい。 5。(笑)」
DM 「9点と頑健セーヴをどうぞ。(笑)」
ウィンシー 「4スタートなので。 って、1が出た!絶対失敗。」
DM 「毒が滴っているので、3点の耐久力ダメージ。」
ウィンシー 「耐久力!」
DM 「ユーヌに40いくつ。」
ユーヌ 「無理。(笑) 頑健セーヴは25。」
DM 「5点のダメージと、耐久力5点ダメージ。」
アルベルト 「やべー。」
DM 「アレクセイには32。」
アレクセイ 「無理。(笑)」
DM 「6点のダメージと、5点の耐久力ダメージ。」
アレクセイ 「それは痛い!」
DM 「オレが言うのもなんだけど、むちゃくちゃだな、これ。(笑)
いくらシナリオにそう書いてあるとはいえ。」
アルベルト 「これは、盾の効果を期待して、誰か拾ってみますか?」
ユーヌ 「オレの下にあるんだよね。」
ウィンシー 「イベントアイテムに期待。」
DM 「では、王の行動は、触手を解除。 そして高速化した”ヴェイルフル・ポリモーフ”。
アルベルトは頑健セーヴをどうぞ。」
バーン 「解除してくれて、ありがたいんだか、ありがたくないんだか。」
アルベルト 「頑健セーヴは、21ですね。」
DM 「ぴったり耐えた。(笑)」
アルベルト 「あぶねー!(笑)」
DM 「ちぇー。 まぁいいか。 突撃したいけど、瓦礫が邪魔くせーな。」
ウィンシー 「どうする、これ? 盾拾って、効かなかったら撤退する?」
アレクセイ 「いやー、盾拾ってすぐに撤退しましょう。」
アルベルト 「呪文も使いきってもんね。」
DM 「移動して、バーンを殴るか。 バスタード・ソオード。
命中してダメージが7点と、頑健セーヴをどうぞ。」
バーン 「頑健セーヴは下がっているけど、30。」
DM 「耐えた耐えた。 じゃあこっちは終了。」
アレクセイ 「じゃ、移動アクションで盾拾った。 何も語りかけてきませんよね?」
DM 「特にありませんけど、使い方がわかった。
王からの攻撃に対して、ダメージ減少/10ってところにしましょうか。
その辺りが妥当でしょう。」
アレクセイ 「ごちそうさまです。(笑)
あとは逃げるか、攻撃するかですけど、どうします?」
ウィンシー 「逃げるしかないんじゃない?」
バーン 「他に手はないよな。」
アレクセイ 「では、即行呪文の”クイック・マーチ”。 全員基本地上移動速度に+30フィート。
逃げましょう。(笑) 標準アクションで移動。」
DM 「では、画面外に出たと言う事で。(笑)」
アルベルト 「逃げよう。」
ウィンシー 「うん、逃げよう、逃げよう。」
ユーヌ 「同じく、逃げる。」
ウィンシー 「取り残される人は、いないよね?」
アレクセイ 「ええ、王のすぐ後の行動が、僕の行動でしたからね。」
ウィンシー 「じゃあ、OKと。 逃げる前に”ウェブ”を。」
DM 「それだけ、判定しておきましょうか。 反応セーヴ…うん、成功。」
ウィンシー 「まぁ、かからなくても、移動は困難になるからね。」
DM 「これだと、追いつけないな。
では、みなさんは撤退に成功しました。」
ウィンシー 「ヤバイ、ヤバイ。」
アルベルト 「撤退で正解だよ。」
 
●<撤退>
 
DM 「ひとまず、王を振り切りましたが、どの辺りまで逃げますか?」
ウィンシー 「やっぱり、追いかけてくるんだ。」
DM 「そりゃあ、ね。」
ウィンシー 「うまく行けば、一度撤退して体勢を立て直して戻ってこようと思ったのに。」
DM 「城の外とかで休んでいたら、追いかけてきますよ。 経路的にはどうします?」
ウィンシー 「一度、言葉の塔の長に会いに行こう? 『あれはヤバイ、手がつけられない』って言わないと。」
アルベルト 「彼が何か持っているといいんだけど。(笑)」
DM 「『間に合わなかったか…。 そして君達はどうする?』」
ウィンシー 「一旦撤退をして、態勢を立て直したい。」
バーン 「このゾルダスラも、完全に味方と言うわけではないから、追いかけてくると言うのはまずい。
ここは、連戦で消耗したところに当たってしまったから、一旦体勢を立て直したいと言っておこう。」
アルベルト 「この人は、回復アイテムとか、王に有効な打撃を与える方法は持っていないよね?」
DM 「有効な攻撃法とか、そういうのはないですね。 それがあったら、自分でやっているので。
回復アイテムもありません。
『うむ。 そうなると今後の私の身の振り方としては、忘れられた王に付き従いながら、機をうかがうしかないだろう。
もしくは、全力で逃げるか、だ。』」
バーン 「いや、逃げた方がいいとおもうぞ。」
ウィンシー 「どうにかなる存在じゃなさそうよ?」
DM 「『しかし、忘れられた王としても、復活したばかりで一朝一夕に世界を破滅させられるわけでもないので、力を取り戻しつつ、その準備をするでしだろう。』
つまり、組織作りをして、色んな遺品を集めて儀式を繰り返す。
そういうのが必要になるので、完全な力を取り戻すまでは、あと数年はかかると思いますよ、と。

『私としても、君たちはもう、一旦このセラティス城から逃げて、故郷で傷を癒し、再起を伺うしかないのではないかと、私は思う。
復活した王は、まもなく君達にトドメをさすため、君たちの追跡を開始するだろう。』」
ウィンシー 「やはり、そうなるかなー。」
 
結局、一行は城からの撤退を選択する。
城の外にいた難民はポータルを通ってペデスタルに避難し、トーチポートへと案内することにした。
 
バーン 「ペデスタルに残りたい奴がいるなら、おいていくが…。」
DM 「『こんなところに残りたくないよ、俺たち!』(一同笑)」
バーン 「だよなー。(笑)」
ウィンシー 「行く前に、エス・サーチに事情を説明していった方がいいよね。」
アレクセイ 「一応、協力者だし。」
アルベルト 「世界の破滅がカウントダウンに入ったので。」
バーン 「世界の脅威が一つ増えたと言う事で。 俺たちも一応、いずれ倒すつもりではあるけれど、その復活は阻止できなかったと。
この世界とポータルが繋がっているから、と、知らせる。」
DM 「マジ迷惑なんだけど、そのポータル。(笑)」
アレクセイ 「入り口の防御機構を通ろうとして、チリになってくれればありがたいんだけど。(笑)」
ウィンシー 「ああ、あれねー。」
DM 「『まぁ、あそこに何かが沸いてくるようであれば、私としても手は打つ。
このペデスタルへの侵入を許す事はないだろう。』
まぁ、前回はサクッと入られてましたけど。(笑)」
ウィンシー 「油断してたんだ、きっと。」
バーン 「俺たちも、このまま引っ込む気はないから。」
DM 「こうなると、死霊術師の尖塔のポータルは確保しておきますが、いざとなったら覚悟を決めると言う事で。
この塔が占領されるような事があれば、ペデスタルを放棄するくらいしか手がないので。」
バーン 「ああ、トーチ・ポートに帰還か。 神殿になんて報告する?」
アレクセイ 「頭が痛いです。」
DM 「はい、皆さんはトーチ・ポートに戻ってきました。」
バーン 「まぁ、半成功だよね。 依頼は果たしたけど、復活は防げなかった。」
アレクセイ 「神父様、ごめんなさい。」
DM 「『なんということだ。 そして君達はこれからどうするつもりかね?』」
アレクセイ 「力を蓄え、もう一度挑むつもりです。」
ウィンシー 「レベルアップしないと無理だよね。」
バーン 「多分、今のままのレベルだと、もう一度完全な状態で行ってもかなわない。」
アレクセイ 「でも、今、このまま引き下がるわけにもいかないんじゃないかな。」
DM 「ではですね、数日かけて君たちが回復し、再度セラティス城に挑んだところ、セラティス城はもぬけのカラでした。」
バーン 「うぉ?」
ウィンシー 「なんとー。」
アレクセイ 「ああー。」
バーン 「そうだよな。 人間の、神殿から来た勢力に見つかっちゃったんだもんな。」
アレクセイ 「ハイローニアスの聖印かざしてますからね。」
DM 「そんなわけで、君たちは今後1年間このパーティで再びサートラスの尖兵、復活した王の足跡を追いかけていく事になりました。」
バーン 「うまく行ったら、一旦解散するつもりだったのにな。(笑)」
ウィンシー 「ザギグ巡礼するつもりが、サートラス巡礼になっちゃった。(笑)」
DM 「そして、復活した王は、今後のシナリオにからめて行くと言う事で。
追いかけながら、冒険を繰り返しているうちに10レベルになったと言う事で、次回からははじめます。」
ウィンシー 「おっけー。」
アレクセイ 「了解。 まぁ、逃げるのも勇気だよね!(笑)」
ウィンシー 「あのままやってても、絶対全滅だったから、仕方ないよ。
今後は毒対策をしておけってことよね。」
DM 「あれで脅威度16とか書いてますよ。」
ウィンシー 「それって勝てる前提なのかな。」
DM 「シナリオにはこう書いてありますよ。
『PC達は2連続で強敵と遭遇する事になるのだから、王に勝てず撤退するハメになる事も”十分に”考えられる。』」
アルベルト 「全滅する事も十分考えられたよ。(笑)」
アレクセイ 「あそこで、意地をはって攻撃していたら、全滅でしたね。 HPもいくらも減らせなかったし。(笑)」
バーン 「神殿は、残りの5000GPは払ってくれるんでしょうか。」
DM 「まぁ、払いましょう。」
バーン 「一応、一応、最低限の役割は果たしたと言う事で。」
アレクセイ 「期待料込みで?(笑)」
DM 「そんな感じです。(笑)」
バーン 「神殿が本当に望んでいた事は果たせなかったよね。」
アレクセイ 「命があっただけでも、見つけものですよ。」
ウィンシー 「撤退するタイミングはよかったよねー。」
アルベルト 「あそこでサルヴァウグレンが死んだから、王が復活したんだよね?」
DM 「ええ、断末魔の叫びによって、儀式が完成したような。」
アルベルト 「だったら、殺さずに『公正な裁判を受けさせてやる』と引きずっていけばよかったね。(笑)」
ウィンシー・DM 「その発想はよかった。(笑)」
アルベルト 「でも、生かしておいても、勝手に自決するかな。(笑)」
DM 「さて、追ったり追われたりして1年。
君たちは10レベルにレベルアップして、次のシナリオ。
次のシナリオはコーデルですので、おたのしみに。(笑)」
  
山形でTRPGやっちゃうよの会
第17回 D&D3.5Eセッション・完


【BACK】 【NEXT】