山形でTRPGやっちゃうよの会 第15回
【蛇人間の城塞−4−】
 

<セッション開始〜道の塔〜>
 
DM 「はい、セッションを始めます。 蛇人間の城塞の4回目ですね。
前回は道の塔と呼ばれている塔を攻略したところで、終了したのでした。
皆さんが戦った心術師の名前は、イシエルという名前で、悪のブロンズドラゴンは、折れ翼と呼ばれていました。」
ウィンシー 「宝石がはめ込まれたアーチが、怪しいのよね。」
バーン 「使い方は分からなかったけどな。」
ウィンシー 「微弱な召喚術だったから、多分テレポートよねー。
アーケイン・マークでいたずら書きとかされてないかなぁ。」
DM 「ないない。(笑)」
ウィンシー 「アーケイン・マークで『ウィンシー参上!』とか。(笑)」
DM 「子供かよ!(笑)」
アレクセイ 「じゃ、天上語で、『アレクセイもいるよ!』と。(笑)」
バーン 「早く行こうぜ。(笑)」
 
道の塔を後にした一行は、再び城塞本体の探索を開始する。
 
<セラティス城本体の探索〜3階〜>
 
DM 「ここはバルコニーになっていますね。」
アレクセイ 「ここの吹き抜けの下で、恐竜の骨と戦ったわけね。」
DM 「ええ、この下が、ナイトミュージアムです。」
ウィンシー 「じゃ、順に探索しましょうか。 この扉。」
ユーヌ 「罠は探っておくよ。」
DM 「罠や、鍵は無いようですね。」
アルベルト 「あけてみる?」
アレクセイ 「危険があるといけないから、”アンシーン・サーバント”で。」
ウィンシー 「あれって、超小型だから、ネコくらいの大きさだよ? 扉のノブに手が届くかな?」
アレクセイ 「ええっ、そんなに小さいんですか?」
バーン 「でも、ネコは飛び上がって扉を開けられるぞ!」
アルベルト 「あけられるね。」
 
ここでしばらくネコの行動についての話が盛り上がった後…
 
DM 「では、偉大なるゼロン王の遺産であるメルトゥーヴィアルが呼び出したアンシーン・サーバントが、『ニャ〜』と扉をあけました。(一同笑)
部屋の空気は、奇妙に乾いている。
長方形の部屋の、長い方の壁に沿ってベッドがずらりとならび、折りたたみ式の薄いカーテンが、申し訳程度のプライバシーを提供している。
また、それぞれのベッドの脇には、手荷物を入れる小型トランクがある。
見たところ、兵舎みたいな感じですね。」
ウィンシー 「ザコ兵の部屋ね。」
 
トランクを漁って小金を回収していると、ユーヌが隠し扉を発見する。
 
DM 「ここですね。(地図に印をつける) 下の階に通じるもののようです。
しかし、ザコの財産でも、遠慮なく持って行っちゃうんですねー。」
アルベルト 「悪い人にお金持たせちゃダメだからね!(笑)」
アレクセイ 「この隠し通路は、1階の探索が終わったところと繋がりそう。」
DM 「大体分かっていいでしょうね。」
ウィンシー 「じゃ、次は右手の法則で、次の部屋。」
DM 「鍵はかかっていない、罠も無いようだ。 ガチャ。」
ウィンシー 「ネコジャンプで。(笑)」
アレクセイ 「メルトゥーヴィアルのサーバントが、いつの間にかネコ型に。(笑)」
DM 「ここも長方形の部屋でベッドが並べられており、トランクが、以下同文。(笑)」
ウィンシー 「また、小金が入るわけね。(笑)
ここにも隠し通路があるに違いない! ユーヌ出目10で探索しながら歩いて。」
DM 「はい、ありました。(笑)」
アレクセイ 「この隠し通路って、普段使っている様子はあるの?」
DM 「いえ、非常用という感じですね。」
 
部屋を出たところで、DMが1D10ロールを求める。
 
バーン 「3!」
DM 「うん、では次の部屋にたどり着いた。 扉に鍵はありましたが出目10で開きます。 中に誰も居ないようだ。」
バーン 「それじゃ、ニャーっと。(笑)」
ウィンシー 「サーバントのにゃんこがあけるのを、私達が通路の影から見守るわけで。(笑)」
DM 「はい、扉を開けると、中は”コンティニアル・フレイム”がかけられた、明るい部屋になっています。
部屋の床には、ぶ厚くホコリがつもっています。 まぁ、長らく使われていない客室ってところですかね。」
バーン 「客室くらい、掃除しておけよ。」
アレクセイ 「そうですよね。」
ウィンシー 「ここにファディーラとかがいたんじゃない?」
DM 「ここは内側から鍵もかかりますし、休むには丁度よさそうでもあります。」
アルベルト 「いやー、入り口が1こはヤバイって。(一同笑)」
バーン 「鍵がかかればいいってもんでもないからな。」
ウィンシー 「次の部屋、行きましょうか。」
DM 「なら、また1D10振ってください。」
ウィンシー 「10。」
DM 「はい、また兵舎。 ベッドが並んでいて以下略。」
ウィンシー 「小金ね。(笑)」
 
部屋で小金を集めていると、例によってユーヌが隠し通路を見つける。
 
DM 「上に行くのと、下に行く奴ですね。」
アルベルト 「上に行くのかー。」
DM 「と、いうわけで、次の部屋に行く前に1D10振ってください。(笑)」
アルベルト 「10。」
DM 「ここも、まぁ、さっきと同じような客室ですね。」
アレクセイ 「このマップ、用意するの大変そうだナァ。」
DM 「そうですよ、こんな何も無い部屋ばかり用意して!コーデルは!(一同笑)」
バーン 「あとで、本当にここで休まなきゃいけなくなった時のために、壁に穴あけておくか。」
DM 「さっきの兵舎との間の壁は薄いですから、アダマンティン製の武器ならば、何とかなるでしょう。」
バーン 「じゃやるか。」
アレクセイ 「僕も手伝います! と言って、壁にメルトゥーヴィアルで斬りつけて、刺さって抜けなくなってそう。(一同笑)」
バーン 「おいおい。(笑)」
アレクセイ 「うーん…取れない。 バーン、ちょっとこれ抜いて。(笑)」
DM 「情けないな、メルトゥーヴィアルが。(笑)
はい、次の部屋に行く前に、1D10。」
アレクセイ 「2です。」
DM 「はい、長方形の部屋が以下同文。(笑)」
バーン 「順調に小金が溜まるな。(笑)」
アレクセイ 「これだけ、敵が居るってことかな。」
 
3階の探索を終えた一行は、4階へと向かう。
 
<セラティス城本体の探索〜4階〜>
バーン 「階段から上ろう。 正攻法で。」
DM 「はい、出てきたところの天井の高さは、なんと50フィート。
部屋に光は一切無いが、明かりに照らされて浮かび上がった広間は、これまで探索してきたどの部屋よりも大きくて、比較すれば大人と子供ほども違う。

南北の壁にズラリと並んだ窪みには、それぞれ蛇の像が置いてあり、部屋には大きな円柱の柱が、2列になって並んでいます。
広場の真ん中には、黒大理石のようなものでできた3層のジッグラト(ピラミッドのようなもの)が.そびえており、空気は砂漠のように乾いていて、嫌な臭いがします。」
ウィンシー 「宗教的な意味があるっぽい?」
DM 「そんな感じです。
そして、ここにもアーチがあります。 そのアーチの向こう側から、稲妻のような奇妙な光が射しているせいで、部屋にそびえる4本の大きな柱は、逆光になって、陰になっています。
南西と北西の壁にあるアーチ型の石の門は、明るい緑色の光でいっぱいで、門の向こうには何があるのか、さっぱり分かりません。
よく似た石の門が西の壁にもありますが、これは光っておらず、その奥にある石の壁が見えています。

ウィンシーは常に”ディテクト・マジック”しているようなので、”呪文学”を振ってみてください。」
ウィンシー 「18です。」
DM 「それだと、系統すらわかりませんが、道の塔にあったアーチ門には似てますね。」
バーン 「どこかに通じているポータルではあるんだろうな。」
DM 「さて、このエリア全体は禍々しい空気に満ちている。
みなさん、意思セーブを行ってください。
(出目を見て)アレクセイと、バーンは怯え状態になりました。」
バーン 「それって、持続的精神効果? だとしたらマジック・サークルで抑止されるよ。」
DM 「どうだったかな、多分そうかも。(確認中)」
ウィンシー 「アレクセイは急に怖くなって、バーンに寄りそっていると安心する。
でも、それは気のせい。 自分でかけたマジック・サークルのせい。(一同笑)」
DM 「まぁ、心術だろうね。」
アレクセイ 「バーンの隣に居ると安心するっ。 はっ、これってもしかして…。(一同笑)」
ウィンシー 「マジック・サークルのせいだから!(笑)」
アレクセイ 「ジッグラトには近寄れるんですか?」
DM 「ええ。 でも近寄るにつれて、ドキドキ怖い感じが。
それは震えが来る様な、恐怖のオーラを放っています。
見ているだけで、血も凍る思いがする。
近くによって、つぶさに見れば、ジッグラトの黒い大理石には、暗く、赤い色の筋が走っており、石の表面は、かすかに濡れたような艶がある。」
ウィンシー 「生き物っぽい?」
DM 「ジッグラトは3層からなり、1層あたり10フィートの高さがあります。
よじ登ろうと思ったら、難易度20くらいの登攀判定が必要ですね。
その一番上には、魔法的な輝きを放つブレイサー(篭手)があります。」
バーン 「”登攀”よりも、”跳躍”の方がいいかもなぁ。」
アルベルト 「僕は筋力が無いから、こういうのは苦手なんだよね。」
アレクセイ 「跳躍だと、1フィートあたり難易度4なので、10フィートなら難易度40ですね。(笑)」
ウィンシー 「そんなの、人間じゃない。(笑)」
バーン 「やっぱり、辛いなぁ。」
アルベルト 「ロープならあるよ。 ピラミッドの頂上をこえて、反対側に落ちるように投げて、ピラミッドの反対側で押さえてればいいんじゃない?」
バーン 「いや、俺がユーヌを肩車して乗っけて、そのユーヌに引き上げてもらえば大丈夫だ。」
DM 「じゃあ、そうしますか?」
バーン 「うん。」
DM 「だと、ジッグラトに触るわけですね。 バーンは触ると、硬い石のように見えますが、その実、押すとかすかにへこみ、生物の皮膚を連想させる。」
バーン 「いやーん。(笑) これは、離れていてもらった方がいいな。」
アレクセイ 「離れると、心細いよー。(笑)」
ウィンシー 「ブレイサーズに”ディテクト・マジック”でどう? ”呪文学”は21。」
DM 「ジッグラトが、かなり眩しく光って見えますね。 ブレイサーズのオーラは微弱で、変成術のようです。
そんなわけで、上っていくと、一対のブレイサーズというか、一組のリストバンドのようなものが手に入ります。」
アルベルト 「足場の方はプヨプヨしてないの?」
DM 「もちろん、していますよ。 ブレイサーズを取って、降りてきたあたりで、背後からユアンティ・ピュアブラッドのウォリアーが現れます。
もう1体は初顔合わせですね。 でかいユアンティに見えます。 知識でロールしてみてください。」
バーン 「知識は29! こんな所で20出すな、俺。(笑)」
ウィンシー 「こっちも29。」
DM 「”ユアンティ・アボミネーション”です。」
ウィンシー 「ちょっと偉いユアンティか。」
DM 「人間に似た腕を持つ、怪物じみた蛇ですね。」
ウィンシー 「あの、マッチョな奴だよね。」
DM 「マッチョな奴です。 大型で9HD、武器はシミター。 擬似呪文能力が色々。
<忌避>という特殊能力があります。30フィート以内の1体の目標に対し、サイオニック的強制効果を作り出す。
意思セーブに失敗すると、10分間、蛇に対する恐怖症になります。 具体的には20フィート以内に近づきたくなくなる。」
バーン 「今でも十分嫌いだけどな。」
DM 「あとは、体から酸を精製する能力。 接触したクリーチャーに7D6のダメージ。
掴み強化と毒と、呪文抵抗ももっていますよ。」
ウィンシー 「酸の精製はヤバイわね。」
バーン 「7D6か。 でかいな。」
DM 「ちなみに、既に起動済みなのでよろしく。 効果は1回だけですけどね。
それが『侵入者だ!侵入者だ! あのジッグラトに触れるとは、何と言う不逞な輩だ!』と言いつつ襲ってきます。
では、ここからはイニシアチブ順で。 (イニシアチブ順を確認して)アルベルトからですね。」
アルベルト 「移動して、防御を固めておこう。」
ウィンシー 「”インセンディエリ・スライム”! ヌルヌルで転んでもらうという事で。
移動アクションでロッドを取り出して、嫌がらせ的に効果範囲を変化させます。
<上級呪文熟練>も入っているから、反応セーブ難易度19!」
DM 「ピュアブラッド1匹目、転んだ、2匹目、大丈夫、アボミネーションが…転んだ。 切ねぇ。(笑)」
ウィンシー 「あとは5フィートステップで、アレクセイの後ろにコソコソっと。(笑)」
DM 「で、次がユアンティ・アボミネーションか。
とりあえず、アルベルトに<忌避>の能力を発動します。 意思セーブをどうぞ。」
アルベルト 「はーい。 17。 それが擬似呪文能力で、ドワーヴンカインドが入れば19。 恐怖なら21。」
DM 「21でも無理でした。」
アルベルト 「おおっ、難易度高いな。」
DM 「以降、自分のアクションにおいて、範囲内にいるなら、もう一度意思セーブを行って成功する事で克服できるが、それでも深刻な不安感は残ると。
まぁ、基本20フィート以上離れてください。
それでも範囲内に入る場合、意思セーブに成功すれば、敏捷度にマイナス4のペナルティを受けて行動できますよ、と。」
アルベルト 「了解しました。」
DM 「で、立ち上がって終了。 次バーン。」
バーン 「移動しながら弓を抜いて攻撃。 ユアンティ・ピュアブラッドにAC27で命中。 ダメージは、得意な敵だから11点。」
DM 「こっちのピュアブラッドの番か。 とりあえず即行アクションでアルベルトを<臨機応変な挟撃者>の対象に指定して、立ち上がって、”平衡感覚”に成功して移動。
もう1匹は全力攻撃でアルベルトに攻撃。 AC22は外れか。 もう1回も外れて終了。
出目が悪いんだよなー。」
アレクセイ 「”プレイヤー”かけます。 全員効果範囲に入るんですが、ユアンティは呪文抵抗を持っているようなので、ピュアブラッド1から抜きにかかりますね。 1は…13でダメ(笑)。 2は25で通った。 アボミネーションは21で通った。」
DM 「やられたー。」
アレクセイ 「で、メルトゥーヴィアル剣を抜いて…」
バーン 「抜くな、行くな。(笑)」
アレクセイ 「じゃあ、抜いただけ(笑)。 ”メダル・オブ・ギャラントリィ”を即行で発動して、”サンクチュアリ”を自分にかけます。
意思セーブに成功しないと、僕に攻撃できません。 意思11だから、簡単に抜けるかも知れませんけどね。」
アルベルト 「んー、”軽業”…失敗(笑)! 機会攻撃をうけつつ、移動して、機動戦闘。 ここでこんな低い目でるかなぁ。(笑)」
DM 「じゃあ、ピュアブラッド2体が攻撃して、外れと、当たり。 ダメージは5点。」
アルベルト 「”サウンド・ワンド”で、AC25。 命中。 12点。」
ウィンシー 「反応セーブ19どうぞ! <炎の爆発>で11点。」
DM 「で、こっちはスライムのセーブ…転んだ。」
  
ウィンシーの”インセンディエリ・スライム”の効果に業を煮やしたユアンティ・アボミネーションは、壁の登攀移動をはじめる。
 
バーン 「これは、予定外だな。」
アレクセイ 「今、怖いし、逃げたい。(笑)」
バーン 「逃げていいぞ。(笑) アボミネーションに”ショッキング・グラスプ”だけを乗せて飛び込んで、<跳躍攻撃>するから、機会攻撃してくれ。」
DM 「行きますよ。 あえて噛み付きで!」
バーン 「なんだとぅ!」
DM 「(ダイスの出目は1)…ああ。(一同笑)」
ウィンシー 「いいマスターだ。(笑)」
DM 「止めたと思ったのに、1かよ!(笑)」
バーン 「飛び掛りの2回目だけ命中。 しかも、クリティカルかもしれない。 (ダイスを振って)普通の命中だった。
呪文抵抗を抜いて、51点! 大規模ダメージ行った。」
アルベルト 「惜しい、これが中型のクリーチャーなら、即死判定だったのに。(笑)」
バーン 「で、”スウィフト・インヴィジヴィリティ”。 すっと消えた。 まぁ、目の前に居る事は分かるんだろうが。」
DM 「ピュアブラッド1は『消えた!奴はどこに行った?!』とか言いつつ”平衡感覚”は成功。
移動するので、アルベルトは機会攻撃をどうぞ。」
アルベルト 「キック! あ、外れだ。」
DM 「アルベルトにAC28。 4点! もう1匹はアルベルトを挟撃して全力攻撃。 1回当たって2点。(笑)」
アルベルト 「ダメージが可愛い。(笑)」
アレクセイ 「5フィートステップして<信仰の後見人>でアルベルトに”インヴェスト・ライト・プロテクション”。
6点回復して、10ラウンドの間ダメージ減少1/善です。」
アルベルト 「ピュアブラッドの前に移動して、接触の28で命中。 13ダメージ。」
DM 「まだ死なないよ。」
 
パーティが慎重に戦った事もあり、戦闘は長期戦となる。
ユアンティのピュアブラッドは前衛の攻撃をかいくぐりつつパーティの陣形の奥深くまで進入し、アレクセイに打撃を加えるものの、逆に機会攻撃に遭って体力が削られてゆく。
 
アレクセイ 「ピュアブラッド1機撃墜(笑)。 でもって、目の前に居るピュアブラッドに全力攻撃。 当たりと、クリティカル…じゃ無かった。
普通に2回命中で、合計15点。」
DM 「くっ。(笑)」
アルベルト 「ピュアブラッドを落としておきますね。 命中、あ、ダメージ低い。 10点。」
DM 「まだ、死なない。」
ウィンシー 「移動して、ピュアブラッドに<炎の爆発> 成功? なら半分ダメージの8点。」
DM 「うん、死んだ。 『ぬぬ、部下が皆やられるとは。』
で、”グリース”のセーブは…あぶね、でも成功。
”平衡感覚”失敗。 まごまごしている。」
ウィンシー 「あと、1多ければね。(笑)」
DM 「”平衡感覚”失敗したから、反応セーブか。 …成功。 いや、1足りない。(一同笑)
起き上がって終了。」
アルベルト 「”グリース”は極悪だなぁ。(笑)」
バーン 「そこを機会攻撃! ”インヴィジヴィリティ”は解除されるけど、ここしかない!
命中。 さっき外れたから発動しなかった”ブレード・オブ・ブラッド”も発動。 31点。」
DM 「ん、死んだ。 全滅だ。」
アレクセイ 「終わってみれば、被害はあまりありませんでしたね。」
バーン 「リソースは殆ど使ったけどな。」
 
傷を治し、ユアンティたちの装備を手に入れる。
宝物表を2まわりロールしたものの、殆どが『何も出ない』を振ってしまう。
  
ウィンシー 「しけてるわねぇ。」
バーン 「道理で、何もアイテムを使ってこないわけだ。(笑)」
DM 「じゃ、続きの探索は昼飯の後にしましょうか。」
一同 「はーい。」
 
休息をとったプレイヤー達に操られたキャラ達が、探索を再開する。
 
ウィンシー 「あとは、この広間では何も無いわけね。」
DM 「そのようですね。」
ウィンシー 「このジッグラドとサートラスの復活は関係あるのかな。
一応、<炎の爆発>で壊しておこうか。」
DM 「<炎の爆発>でも、武器の攻撃でも、これは傷がつきませんよ。」
ウィンシー 「なにっ、無傷なの?!」
 
広場を後にした一行は、広いバルコニーに出る。
 
DM 「この城が崖の窪みに作られていることは、皆さん覚えておいででしょうが、ここは、その崖の窪みの、外側に向けて開いています。」
ウィンシー 「見晴らしがいいわー。 かな?」
DM 「大きな柱が4本通っており、いずれも蛇が撒きついたような装飾が施されています。
柱はバルコニーから少し突き出したところで切れており、その上に大きな香炉のようなものが乗っている。
今は火が入っていませんが。
で、ウィンシーが言うように、本来は見晴らしがいいはずなのですが、前回探索した道の塔を始め、目の前に3本の塔が立っているので、外はあまり見えませんね。」
ウィンシー 「村が見えるくらいか。」
DM 「で、それだけ。(笑)」
アルベルト 「行き止まりか。 上にはもう行けないみたいだ。」
ウィンシー 「扉は全部開けたから、隠し通路でもあるのかな。」
 
今回、プレイヤーが休みのユーヌに壁際を歩いてもらい、隠し通路を探し当てる。
 
DM 「はい、発見。」
バーン 「塔に続く通路になっているわけだ。」
アルベルト 「残り2つの塔が本番なのかな。」
DM 「あと、広間にあった、バチバチと電気のようなものが見えているアーチですね。」
ウィンシー 「どうする? 取り扱い説明書でもあればいいんだけどねー。」
 
一行はアーチを後回しにし、隠し通路を通って、塔へと抜ける。
 
<信仰の塔>
 
DM 「ここは、明るい照明が満ちています。 というのも、ここにもアーチがバチバチと緑に光っているからですね。
この部屋には壁から、天井から、床から、いたるところにエッチングが施してある。
掘り込まれているのは、恐れおののく人型生物の城や、村を大蛇の群れが襲って、人々を丸呑みにしている光景です。
あとは、下に通じる階段があるだけですね。」
ウィンシー 「今までのアーチって、全部緑色?」
DM 「ええ。」
ウィンシー 「ああーそっか。 色分けされていれば、どこに移動するかわかったのに。」
アルベルト 「だったら、広場のアーチから、何か物をなげておけば、他のアーチの前に行った時に、それが落ちているかどうかで判断できるんじゃない?」
ウィンシー 「じゃあ、羊皮紙にアーケイン・マークでもつけて投げてみよっか。」


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