山形でTRPGやっちゃうよの会 第7回
【ザギグの試練】

 

DM 「さて、前回で<大帝王の墳墓>をクリアした皆さんに、今回は新メンバーを加えてのセッション開始となります。」
ウィンシー 「よろしくお願いします。」
DM 「前回までのセッションで、一応目的は果たしたものの、<サートラスの尖兵>という組織については、謎のまま残っています。
みなさんは一旦トーチ・ポートに戻ってきたというところですね。
そのトーチ・ポートに戻ってきてからの行動なんですが、どうしますか?」
アレクセイ 「ヒルガ大聖堂で、手伝いしています。」
グラム 「何か買い物をした筈なんですが、どこに書いたか忘れてしまいました(笑)。」
バーン 「おいおい(笑)。 で、新キャラのウィンシーさんとは、まだ会ってないわけ?」
DM 「ないですね。 これからです。」
アレクセイ 「どんなキャラにしたんでしたっけ?」
ウィンシー 「ウィンシー・アクア。 召喚系に特化したウィザード5レベルです。 
昔は冒険をしていたけれど、引退して村外れで怪しい実験をくりかえしています。
けれど、『今回スカウトされて再び冒険に出たい』設定です。(笑) 35歳女性ですので。」
バーン 「じゃあ、あとでスカウトしに行かにゃな。 (電話が鳴って)…今日ユーヌは風邪で休みだってさ。」
DM 「ならば、今回ユーヌはNPCで。 それから、アレクセイに聞いておきたいんですけど、今回の事件を教会に報告しますか?」
アレクセイ 「した方がいいでしょうねー。 なにしろ教会からの依頼が発端になっていますので。」
バーン 「ついでに、教会の文献を調べた方がいいんじゃないだろうか。 バーンは町を当たるという方向で、ウィンシーの所にたどりつきたいと思うので。」
ウィンシー 「町はずれにアンダーダークを旅したことがある、女冒険者がいるという、噂を聞きつけてくるわけですね。」
バーン 「そうそう。 そして情報収集しにいくという。」
 
<ヒルガ大聖堂>
DM 「じゃあ、アレクセイの方から解決しましょうか。」
アレクセイ 「直接の上司の神父さんに、事件の顛末を報告します。」
DM 「報告された上司は、さすがに眼の色を変えます。
『その予言が事実だとしたら、これは大変なことだぞ、アレクセイ君!』」
アレクセイ 「そ、そうなんですか?(笑)」
DM 「『その剣も、なにやら只ならぬ力を秘めているようだ。』」
アレクセイ 「この剣は”メルトゥーヴィアル”と言って、ゼロン王の霊体から譲り受けたものです。」
DM 「『この件は、首都にある本殿に報告せねばなるまい。
早馬を走らせても、往復で2週間はかかるので、それまでは外出は控えてほしい。』」
アレクセイ 「『わかりました。』 ここには温泉もあるし、休養にはよさそう。(笑)
あ、それから追加で報告しておきますが、墓泥棒のメンバーから聞いた構成人数が、実際に出会ったメンバーよりも多かったんですよ。
つまり、逃げおおせた輩が4人程いると。
人間と、ホブゴブリンと、ハーフリングと、小さいゴブリンらしいのですが。」
DM 「『もしや、その穴から逃げ出したのかもしれんな。』」
アレクセイ 「現場に到着した時には、残りのメンバーが穴を掘り広げているところでしたから、その4人は穴から逃げたのかもしれません。」
DM 「『うむ。』」
アレクセイ 「私も、滞在中に調べてみます。 それから、神殿の書庫を閲覧する御許可をいただきたいのですが。」
DM 「『許可しよう。』 プラス4で<知識(宗教)>を振ってみてください。」
アレクセイ 「大帝王の墳墓関係を。 合計26で。」
DM 「書庫で調べ物をした結果、ゼロン王が治めていた国については、その来歴や顛末などが分かりました。 裏切り者によってゴブリンどもに攻撃され、終末を迎えたという。」
アレクセイ 「それは、墳墓の中で得た情報と一致しますよね?」
DM 「そうですね。 大体一致します。 それから”メルトゥーヴィアル”についても、ある程度分かりますね。
まずこれは<レガシィアイテム>なので、能力を発揮していくためには初級、中級、上級と、儀式をこなしていかねばなりません。。
今のところ、初級の儀式は終わっているので大丈夫なんですが、10レベルからは中級の儀式が必要になります。」
アレクセイ 「どんな儀式なんですか?」
DM 「『君は戦うべき敵との戦闘で、君を撃つことをあえて許さなければならない。 その敵は自動的に1回のクリティカルを与える。』
この行為と、コストとして12500gpを支払えば、能力が解放されます。」
アレクセイ 「痛そうな儀式だ。(笑)」
ウィンシー 「戦うべき敵というと、へクストアの使徒とか?」
バーン 「”混沌にして悪”の強大なクリーチャーとか?」
アレクセイ 「能力を解放する前に死にそう。(笑)」
DM 「そこまで大げさにしなくても(笑)、自分を狙ってくる敵という概念でOKです。
味方にあえて殴らせるとか、そういうのはダメってことですね。
ともあれ、儀式のやり方は分かりました。」
アレクセイ 「ダメージに関しては、味方の方が怖いです。 バーンとか(笑)」
バーン 「ははは。(笑)」
ウィンシー 「儀式というと、ヤギを3頭、ウサギを5羽そろえて…」
DM 「なんの儀式だよ!(笑)」
アレクセイ 「なんか、刀身も黒い剣だしなぁ。(笑)」
DM 「”サートラスの尖兵”については、資料が見つかりませんね。」
アレクセイ 「まぁ、教会にそんな俗な組織の資料があるわけないか。」
DM 「他には何かありますか?」
アレクセイ 「その後キングスホルムの町がどうなったか、情報は入っていないですか?」
DM 「特に事件もなく、平平凡凡と暮らしているようですよ。」
アレクセイ 「そうですか。 墳墓に入る前に、ドワーフの商人だったかが”アンダーダーク”の存在を示唆する巻物を持っていた覚えがあるので。」
DM 「それは”塚ふもと”の村で、”鬼哭き穴”にあったという、ドワーフの巻物ですね。」
アレクセイ 「そうそう、それそれ。(笑) アンダーダークについての資料とかがあれば。」
DM 「そうですね、昔このあたりもアンダーダークにボコボコと繋がっていたというような記録はあります。
アンダーダークの勢力と、地上の人間やドワーフの勢力の争いで、記録が失われたり、土地が埋まったりと言ったことはあったようですね。
”鬼哭き穴”のドワーフの社(やしろ)も、そういった時に使われたものだろうと。」
ウィンシー 「きっと、みんな『この変な穴、埋めちゃえー!』って埋めたんだよ。(笑)」
DM 「そうそう。 トーチ・ポートの下水道もアンダーダークにつながっているんじゃないかという、噂もあります。(笑)」
アレクセイ 「それは危ないですね(笑)。 みんなにも言っておかないと。」
DM 「下水道では、たまに行方不明者が出るという話ですからね。」
バーン 「ちなみに、アンダーダークというのは全部つながっているもん?」
DM 「つながっているものもあれば、独立しているものもありますよ。 一応基本的には、あちこちでつながっているものだと思ってください。」
バーン 「なるほどね。 まぁ、何かない限り、そんなところに行こうとは思わないだろう。」
アレクセイ 「では、『あー、資料探し疲れた』と言って聖印クッキーでも買って…」
ウィンシー 「そんなものが。(笑)」
アレクセイ 「グルームシュとかが出たら外れですね(笑)。 で、それを食べながら温泉にでも入ってきます。」
 
<ウィンシー・アクア>
DM 「では、バーンの方行きましょうか。 魔法的調査に当たるんでしたね。」
バーン 「そうそう。 ボカブとか、ウィー・ジャス関連をあたってみようかと思ってる。 バードがいたらそれでもいいけどな。」
DM 「東町の『魔法院』という建物と、西町の『黒の塔』という建物がありますね。」
バーン 「黒の塔は、なんか悪そうだ。(笑)」
DM 「そういうイメージですか(笑)。 魔法院は大学みたいなところですが、黒の塔は大学院というか、研究機関の役割を果たしているんですよね。 まぁ、いろいろな研究がなされていると。」
バーン 「となると、やはり魔法院に行ってみるよ。 一般に開放されている施設はある?」
DM 「図書館は公共のものとして、開放されてますよ。」
バーン 「図書館か…。 俺はそういうのは専門じゃないから、雲をつかむような話になりそうだ。 ここはやはり大学の関係者に会って、『先日これこれこういう遺跡に行ったんだが、そういったことに詳しい先生はいないか?』と。」
DM 「それでしたら、手近な人に話を聞いたということで。
『それでしたら、院長のマルダーさんに聞いてみてはいかがでしょう? もっとも、院長も多忙ですので、今すぐにお会いするわけにはいかないとは思いますが。』
まぁ、1日か2日は待つことになりますね。」
バーン 「じゃあ、そっちはそっちということにして、酒場に移動してと。 こっちでは聞き方を変えますよ。『アンダーダークについて興味を持っている、実戦的な魔法使いはいないかな?』(笑)」
DM 「えらく限定的ですね。(笑)」
ウィンシー 「そう、道案内が欲しいのなら、町はずれに住んでいる、ウィンシーという元冒険者がいる。(笑)」
DM 「OK、『すごく限定的だが(笑)、心当たりがありますよ。』と。」
バーン 「おお、聞いてみるもんだな。(笑)」
ウィンシー 「早くスカウトにきてくださーい。(笑)」
バーン 「いやー、同じ秘術使いでも、ゼルギウスはアイテムとかには詳しいんだが、アンダーダークとなるとなぁ…。(笑)」
DM 「ウィンシーは、西町の”トロンの螺旋堂”という店で厄介になっています。」
ウィンシー 「昔の冒険で得た貯金を切り崩しながら、研究をしつつ細々と生活してます。」
DM 「なお、この”トロンの螺旋堂”というのは、トーチ・ポート一、鼻つまみ扱いされている店です。(笑)」
ウィンシー 「なんと!(一同笑)」
DM 「ガラクタの中に店があるような、むしろガラクタが店のような(笑)、そんなところです。」
ウィンシー 「このアイテム達の良さがわからないとは。(笑)」
DM 「店主は、ノームの”トロン”という人で、名目上は魔法の品々を扱いますが、品物の大半は店主が作ったジョークとも取れるような珍品ばかりです。
たまに『こいつはクールだっ!』と言って取り出す品は、驚くべき効果はあるものの、実用には全く向かない、むしろ人騒がせなものばかりです。(笑)」
バーン 「なるほど、クールなのか。 むしろ”くーるって”る。 ってヤツな。(笑)」
ウィンシー 「それがいいんですよ。(笑)」
バーン 「やっぱり、あんたもそういうのがいいのか。(笑)」
DM 「まぁ、ウィンシーの研究も王道とは言い難いですからね。」
ウィンシー 「召喚術の研究が主ですからね。 『なんて可愛いセレスチャル(セレスチャル=ドック)。 なんて可愛いフィーンディッシュ(ウルフとか)♪』」
DM 「こらこら。(笑) というわけで、バーンとグラムは教えてもらいました。 『ウィンシーという、若干怪しい感じのウィザードが。 …だが、アンダーダークには詳しいって話だ。』と。」
バーン 「『アンダーダークについてのネタをな。 前の冒険でちょっと仕入れたもんでな。 その話を聞きたかったんだ。 ちょうどいいよ。 ありがとう。』(ピッと手をあげて退出)」
DM 「というわけで、トロンの螺旋堂に到着。 さっきも言ったように、ガラクタが店のような感じですね。」
バーン 「こう、ちょっと眉をひそめて。(笑)」
グラム 「なにか1つとると崩れそうな。(笑)」
バーン 「バーンは元々森の民だから、こういうごちゃごちゃしたのは好きじゃない。 『なんか胡散臭そうな店だな』。」
グラム 「まぁ、入ってみよう。」
DM 「入ろうとすると、店の裏の方でパーン!と破裂音がしたりとか。(笑)」
ウィンシー 「『また失敗かぁ。』」
バーン 「楽しそうだな。(笑)」
DM 「扉を開けると、カランカラーンと鈴が…いや、ガラクタで作った鳴子のようなものが、ガランガラーンと鳴ります。 店主が出てきてバーン達を見、『あまり、この店に来る人間ではなさそうな…』」
バーン 「でも、呪文要素構成ポーチはつけてるよ。」
ウィンシー 「ダスク/レンジャーね。」
DM 「『だが、背中に背負ったでっけぇ剣はなんだね?』」
バーン 「『みれば分かるとおり、でっけぇ剣だ。 こないだ遺跡に潜ったときに、オーガが使ってたヤツをいただいたんだ。』」
DM 「『うむ、人間が持つには珍しい品だな。』」
バーン 「『ところで、この店にウィンシーっていう魔法使いさんはいるかい?』」
DM 「『ああ、それなら裏手に回っておくれ。』」
バーン 「『(ピッと指を立てて)ありがとう。』」
ウィンシー 「裏手で魔法の実験をしてますよ。 『うーん、また失敗ねぇ。』」
バーン 「近寄って行くぞ。 『ウィンシーさんですか?』」
ウィンシー 「ええ。」
バーン 「『あんたがアンダーダークに詳しいって聞いてな。』」
ウィンシー 「『ええ、若いころはアンダーダークでブイブイ言わせたものですよ。』」
バーン 「『じゃあ、ちょっとこの間の冒険でアンダーダーク関係の話があってな…。』と、軽く事情を説明。」
ウィンシー 「これまでの冒険のレポートは、DMから事前にもらってますから、大丈夫ですよ。 『それは興味深いわね。 情報を集めているってことは、冒険に出るってことでしょ?』」
バーン 「『まぁ、関わる可能性はある…』」
ウィンシー 「『だったら、私を雇わない? 経験者がいると、何かと有利よ?』」
バーン 「ずいぶん乗り気だなぁ。(笑)」
ウィンシー 「私はDMに協力的なプレイヤーですからね。(笑) ついでに貯えももう無いし。」
DM 「まぁ、導入も考えてきてはいるんですが、プレイヤー同士のやり取りで進むなら、それもいいかなぁ。(笑)」
ウィンシー 「『それに、地下では言葉にも不自由するでしょうから、仲間にして損はないわよ?』」
バーン 「うーん。(ちらりとグラムを見る)」
グラム 「『いいんじゃないのか?』」
バーン 「じゃあ、それはいいとしてと。 『アンダーダークも気になるんだが、このゼロン王とか、そういうことに関して知識はあるか?』」
ウィンシー 「それは、私にダイスをふれと言うことですね。(笑)」
DM 「<知識(歴史)>か<知識(地域)>判定ですね。」
ウィンシー 「では、地域の方で。 ええと、12。 低い。」
DM 「『ゼロン王?はぁ?何それ。』って感じです。(笑) 一般的な事なら分かる値でしたが、一般的な事柄ではないので。」
バーン 「こう、王の言っていた骨を取られたからとか、そういうのがなんだというのが、気になるんだよな。」
ウィンシー 「でも、残念ながら聞いたことがないのよね。」
バーン 「じゃあ、『ここらのアンダーダークってのは、かなり危険なのかい?』」
ウィンシー 「『それはもう、何も知らない人が行ったら、1日で全滅は必至でしょう。』 だって、1時間に1回遭遇があるんだよ。(笑)」
DM 「ちなみに、アンダーダークはどこに行ったって危険です。」
バーン 「だったら、経験者は心強いか。 『準備ができたら<赤目の船乗り亭>に来てくれ』。」
ウィンシー 「うーん、腕が鳴りますね。 外に出るのは何年ぶりでしょう♪ そろそろ実験費用もなくなってきたし。 では昔の装備なんかを集めながら…松明の埃をフーフーと払って。」
DM 「ホコリかぶってるのか。(笑)」
ウィンシー 「ランタンも久しぶりに出してきたなぁ。 磨かないと。(笑)」
バーン 「ランタンの覆いとか、錆びてないだろうな。(笑)」
ウィンシー 「そんなこんなで、サラッと仲間になったということで。」
DM 「本当にサラッと仲間になったなぁ。(笑)」
グラム 「本当はこちらもドワーフ方面から当たりたかったですが、それ系の組織はこの町にはないですよね?」
DM 「ないですねー。 やはり学院か神殿ということになりますが、この町にはモラディンの神殿は無く、代わりに万神殿があるだけですから。」
グラム 「なら、調べる技能もないので、大人しく酒飲んでます。(笑)」
 
<合流>
DM 「ユーヌはこの町に帰ってきてからしばらくすると、ローグギルドの人たちから取り囲まれて、『お前、何さぼってんだよ。』と引き立てられていきます。(一同笑)」
ウィンシー 「やっぱり、ギルドはあるんだ。」
DM 「いくつかありますよ。 さて、サクッと1週間くらい過ぎますが、何かやることはありますか?」
バーン 「魔法院の院長に会わないと。 ゼロン王の話と、王が骨をとられると、何がやばいのか調べてみたいんだよね。」
ウィンシー 「1週間か。 生活費が間に合うかなぁ。(笑)」
DM 「マルダー学院長にしても、『骨がとられて、どんなことが起こるのかは正直わからない。 ただ予言とやらが本当のことであれば、何か大変なことが起こるのは、間違いないだろうが。』としか言えませんね。」
バーン 「なるほど。 まだアンダーダークに挑むにはちょっと動機が弱いんだよな。」
ウィンシー 「このパーティには秩序にして善のハイローニアス信者とか、いないの?」
バーン 「善のハイローニアスの神官はいるけど、秩序じゃないんだ。」
DM 「なお、皆さんが拠点にしているのは、さっきバーンが言っていた<赤目の船乗り亭>です。 アレクセイは万神殿にお世話になっていますけど。」
ウィンシー 「私もトロン屋に泊まれるんだった。」
DM 「そうですね。 他の、金を払って泊っている人たちは、1日5sp払ってください。」
ウィンシー 「ふー、危なかった。 あと10gpしかないから。(笑)」
グラム 「いや、もう金ないんだけど。(笑)」
アレクセイ 「さっき、400gp貸したじゃないですか。」
グラム 「ああ、その分が95gpだけ余ってる。 それで泊まれる。」
DM 「そんなわけで、調査結果の報告もありますし、合流ですね。 各自自己紹介をお願いします。」
ウィンシー 「ウィンシー・アクアです。 年齢は35歳。 元アンダーダークを旅していた冒険者で、一度引退して日々怪しい実験をしていたんですが、今回そこの方(バーン)から面白そうな話を聞いたので、ついて行くことにしました。」
アレクセイ 「おおーっ、”恐ろしい所”程度にしかアンダーダークは知りませんが、それだけに尊敬のまなざし。(笑)」
ウィンシー 「ふふふ、かつてはアンダーダークでブイブイ言わせていたものですよ。 今は年齢効果が始まっている年だけど。(笑)」
DM 「じゃあ、座っている位置から、グラム。」
グラム 「ドワーフ・ファイターののグラムです。 前線要員ってやつですね。」
ウィンシー 「ヒットポイント高っ! 私の倍以上ある。(笑)」
DM 「プレロールドとして私が作ったんですが、作って後悔しましたよ。(笑)」
アレクセイ 「グラムが入ってから、前線の安定感がぐっと増しましたからねー。」
グラム 「ACは23。 特技は<回避><攻防一体><盾の友>。」
ウィンシー 「<盾の友>って聞いたことないなぁ。」
グラム 「グラムの隣にいると、ある程度盾でカバーできるってことで、ACに+1盾ボーナスです。」
ウィンシー 「能力値的に、知力が高いから<足払い>関係も伸ばせそうですね。」
グラム 「まぁ、典型的なドワーフ・ファイターですよ。 地下共通語も持っていますが、アンダーダークには行ったことがないので。」
ウィンシー 「地下共通語あるんだ。 心強い。」
DM 「次はアレクセイ。」
アレクセイ 「人間でハイローニアスの僧侶アレクセイです。 14歳の男と名乗りますけどね。(笑)」
ウィンシー 「男装の17歳女性でしたね。 事前に見ておきました。(笑) マスター的に、このゲーム宿屋で襲われないとか、決まってるの?」
DM 「普段は神殿にいますから、ここを襲っても返り討ちにされるのがオチかと。(笑)」
アレクセイ 「神殿にいる間は男装していませんから、より厳重なシスター部屋ってことで。」
ウィンシー 「ハードなマスターだと、男部屋と女部屋に分かれて宿に泊まったりすると、人数が少ない女部屋を先につぶされるとか、あるもんねぇ。(笑)」
バーン 「男のふりをしてるから、宿屋に泊るとなれば男部屋にくるんじゃね?(笑)」
DM 「そうですね。 いろいろ不味いことになるかもしれませんが。(笑)」
アレクセイ 「うっ。(笑)」
ウィンシー 「1人だけ個室をとったりすると、喜んで襲撃するマスターがいますからね。(笑)」
DM 「少ない方を狙うのは、戦術的に当然ですよ。(笑)」
バーン 「そういえば、今まで一緒の宿に泊まったことはないな。」
ウィンシー 「僧侶が真っ先にやられたら、まずいんじゃないかなぁ。(笑)」
アレクセイ 「き、気をつけましょう。(笑)」
DM 「で、バーン。」
バーン 「16歳、男でレンジャー/ダスクブレードのバーンです。 徹底的に攻撃重視。 防御は気にしてない。(笑)」
DM 「いろんな意味で怖いんですよね。 バーンは。(笑)」
ウィンシー 「ええと、身長は165cmですか。 小さいことを気にしているとか?」
バーン 「そうそう。(笑)」
ウィンシー 「そういえば、身長決めてなかった。(笑) ダイスで決めよう♪ めざせ、バーンより大きい身長!」
バーン 「おいおい。(笑)」
ウィンシー 「(ダイスを振って)5フィート6インチ!」
バーン 「やばい、俺より大きいかも!」
ウィンシー 「166cmですね。 やった。(笑)」
アレクセイ 「あらら、本当に抜いちゃった。(笑)」
ウィンシー 「体重は軽い方が、死んだ時に便利!(ダイスを振って)61.6kg。」
バーン 「バーンより重い。(笑)」
DM 「ダイスをふると、そうなりますね。 あとはNPCとして、ユーヌ。 グレイエルフのローグ/スカウトで、発言もグレーです。(笑)」
バーン 「発言”も”グレーなエルフ。」
アレクセイ 「そうそう、色々グレー。(笑)」
DM 「金にうるさいんですよ。(笑) あとは魔法使いとして同行しているゼルギウス=アロイジウス。 ソーサラー/ウィザードで、アルティメットメイガス志望です。」
ウィンシー 「どうぞよろしくー。」
バーン 「おう。」
アレクセイ 「よろしくお願いします。」
 
<収穫祭>
DM 「そして、1週間後はトーチ・ポートの”収穫祭”の日。
一年の収穫に対する感謝と、翌年の収穫を神に祈る重要な祭りの一つです。
普段は通行者を規制している町門を開け放ち、貴族や豪商たちが惜しみなく山海の美味・珍味をふるまうこの祭りは、トーチ・ポートだけでなく、周辺の町からも人々がやってくる、賑やかなものですよ。」
ウィンシー 「じゃあ、トーチ・ポート名物どんどん焼きでも食べながら、町をあるきますかねー。(笑)」
DM 「皆さん、一緒に遊び歩きますか?」
バーン 「そうだな。」
アレクセイ 「新メンバーのウィンシーさんとも仲良くなっておきたいし、一緒に行きます。」
バーン 「やっぱし、武装はしない方がいいだろうか?」
DM 「冒険者なら、剣は鞘にしまう、弓は弦を取り外すなど、気を遣えば武装していても大丈夫ですよ。」
グラム 「斧は?」
DM 「門前町の皮細工職人が、カバーを作ってくれます。」
グラム 「おー。」


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