山形でTRPGやっちゃうよの会 第2回
【鬼哭き穴に潜む罠】

 

セッション開始
 
DM 「それでは、第2回セッションを始めさせていただきます。」
一同 「よろしくー。」「はーい。」「おおー。」
バーン 「今回、ユーヌの人は遅れてくるってさ。」
DM 「じゃあ、到着するまでは、『同行しているけれど、何か他のことを考えてぼんやりしている』状態で。(笑)」
バーン 「金儲けの方法でも考えてるのかもしれないな。(笑)」
DM 「さて、前回皆さんはトーチ・ポートに向かう途中のアレクセイ、キルナ、スヴェンと、旅の道中のバーン、反対にトーチ・ポートから調査にやってきたユーヌ、そして”塚ふもと”の村からトーチ・ポートに向かう途中だった、アンディとゼルギウスが嵐を避けて訪れた洞窟で合流し、一緒にトーチ・ポートにたどりついたというところまででした。」
バーン 「洞窟の中で戦闘があったりしたんだったな。」
スヴェン 「バグベアー・ゾンビとか。」
アレクセイ 「アンディさんは、トーチ・ポートに救援を求めてきたんでしたよねー。 ホブゴブリン達が”塚ふもと”を苦しめているとか。」
バーン 「確か、アンディさんはここの自警団にいたことがあって、昔の仲間を頼って来たんだけど、断られちゃったんだったかなぁ。」
DM 「ええ、それで冒険者である君たちへの依頼となったわけですね。」
バーン 「元々、やる気はあるから俺は構わないぞ。」
DM 「アレクセイには万神殿からも調査の命令がでていますね。」
スヴェン 「で、私も同行することにしたのでした。」
アレクセイ 「そのあたりの事情を話したあたりで、前回は終わりだったんですよねー。」
DM 「はい。 例の洞窟を出発して、2日目にトーチ・ポートに到着して、そこで今話がでたようなやりとりがあり、現在は3日目ということで。」
バーン 「すぐに出発しようか?」
DM 「いえ、それほど事態が切迫しているわけでもないので、アンディさんとしては明日の朝くらいには出発してくれればいいと思っているようですよ。
準備がある方は、今のうちにどうぞ。」
バーン 「行くなら、早い方がいいんじゃないか?」
アレクセイ 「もちろん反対はしないし、買い物だけしたらOKよ。」
DM 「なお、ゼルギウスはこの町に用事があったので、この場にとどまります。」
バーン 「あとは、この町で馬を借りられないかな? 神殿とか、自警団とか。」
DM 「神殿はともかく、自警団は馬は持っていないですね。 神殿の方でもそれほど余裕はないでしょうから、代わりに貸し馬屋を紹介してくれますよ。」
スヴェン 「町の商人でなくても、借りられるんですか?」
DM 「そのあたりは、神殿が保証人になるということで、なんとかなりますよ。 料金は1週間5gp。 馬具つきです。」
バーン 「とすると、2週間分、10gpは置いて行った方がいいな。」
アレクセイ 「延滞して、神殿に恥をかかせるわけにもいきませんからね。(笑)」
バーン 「この世界だと、馬が戻ってこない確率も高いだろうなー。」
DM 「その為に、どこか信頼のできる組織の紹介状が必要ということで。 商人の組合とか神殿とか貴族とか。 普通は行きずりの一見さんには貸せないぞ、と。」
バーン 「お金はパーティ資金…まだパーティ資金ってないぞ。(笑)」
アレクセイ 「前回はたまたま一緒になっただけでしたからね。(笑)」
バーン 「そういえば、トーチ・ポートって、チームを登録するような制度がなかったっけ?」
DM 「あー、護衛斡旋所とかで受け付けてますね。」
バーン 「よし、今回の冒険でうまく行ったら登録しよう。」
アレクセイ 「そうですね。」
バーン 「たしか、旗とかを作るはず。」
アレクセイ 「え、その旗を掲げて冒険しないといけないんですか?!」
DM 「いえいえ、現在斡旋が可能な冒険者一行を示す旗が、護衛斡旋所に掲げられるんですよ。」
バーン 「その旗を作るための金を集めるところから、パーティ資金を作ることになるんだよ、ってことだね。」
DM 「さて、馬を借りて買い物をしたら、すぐに出発するのでしたら、3日目の昼には出発できますよ。」
バーン 「えーと、キルナは来ないんだっけ?」
DM 「ええ、神殿の方から『どうしてもキルナ君の力が必要だ。』ということで、引きぬかれています。
実のところアレクセイも一緒に来てもらいたかったようだったのですが、『クレリックを引き抜くのは心苦しい』と。」
アレクセイ 「役立たずだから、とか言われなくてよかった。(笑)」
DM 「さて、買い物は終わりました?」
アレクセイ 「あ、今やってます。(笑)」
DM 「トーチ・ポートでの買い物には”美しき雌鹿亭”という店が便利ですね。 店長はアイラ・ブリガンディというハーフエルフの女性です。
その番の男性がハーフオークで、ベルダ・ホワイトハインド。
ダガー収集が趣味で、店の棚の一角をコレクションの為に使っているほどです。」
アレクセイ 「ハーフオーク?! 見た目が怖いだろうから、びくびくしながら買い物してるかも。(笑)」
バーン 「冒険者がハーフオークを怖がってどうする(笑)。 準備ができたら行くぞ。」
スヴェン 「こちらも、準備完了です。」
DM 「では、昼下がりの日の光を浴びつつ、出発。 馬ならば1日48マイル移動できるので、3日目の昼に出発して、4日目の夕方くらいには着ける計算になりますね。」
バーン 「馬は速いなー。」
DM 「歩くと1日に24マイルなので、ほぼ倍の速度です。」
アレクセイ 「やっぱり、馬はいいなー。」
バーン 「(電話の着信音がなって)お、ユーヌだ。 …なにぃ、迷ったぁ?!(笑) …迎えに行ってきます。」
DM 「お疲れ様でース。(笑)」
アレクセイ 「さて、呪文でも覚えておこうかな。」 
スヴェン 「同じく。」
 
しばらくして、ユーヌのプレイヤーが到着する。
 
アレクセイ 「お疲れ様ー。(笑)」
ユーヌ 「やー、まだ疲れていませんよ!(笑) で、レッドドラゴンは倒した?(笑)」
DM 「これ、ゴブリン退治のシナリオですよ!(笑)」
ユーヌ 「昔D&Dの某よくわかるみたいな本に、1レベルでレッドドラゴンが出ていた記憶があるけど。」
アレクセイ 「あった、あった。(笑)」
ユーヌ 「あれ、お金が減ってない?」
バーン 「ああ、馬を借りたんだ。」
ユーヌ 「10gp痛いなー。」
バーン 「そういえば、野営の事も考えないとな。 今って暖かいの?」
DM 「今はグレイホークの暦で言うところの”善良月”。 こちらで言う8月くらいです。 8月4日ということで。」
バーン 「すると16歳になったばかりか。 夏なら野営は少し楽だな。」
アレクセイ 「え、16歳? 私よりも年下かー。」
バーン 「え?」
アレクセイ 「いや、なんでもない!(笑)」
DM 「曜日まで分かりますよ。 今日は月曜日…これ、”げつようび”じゃなくて”つきようび”って読むのかな。 多分。 他にも星曜日、日曜日(ひようび)、神曜日とか。」
バーン 「ほー。」
DM 「順番に行くと、月火水木金土日が星曜日、日(ひ)曜日、月(つき)曜日、神(かみ)曜日、水(みず)曜日、土(つち)曜日、休息日と。」
アレクセイ 「日曜日が休みじゃないんだ。」
DM 「むしろ、バリバリ働く日ですね。 火曜日に相当するので。」
ユーヌ 「そういえば、情報収集はした?」
バーン 「全然。(笑)」
ユーヌ 「おいおい。(笑)」
バーン 「情報収集は、”塚ふもと”の村でする予定だったんだ。」
ユーヌ 「ああ、そっちにも村があったね。 村の資金力とかは気になるところだけど、まぁいいか。」
 
襲撃
 
DM 「では、1人1回ずつ1D20してください。 1が出たら教えてくださいね。」
バーン 「(出目を見て)誰も出ませんね。」
DM 「何事もなく3日目が過ぎ、4日目の夕方。 ”塚ふもと”に向かい、馬に乗って泥道を進んでいます。
日頃から通る人が多いおかげで、道に草などは殆どはえておらず、真新しい車輪の跡も見えます。
今は森の中の道が、木々の間をぬうようにうねりながら続いています。」
バーン 「一応、”塚ふもと”の近くなんだから、警戒しながら歩いた方がいいか。」
DM 「と、警戒を始めた時、前方から戦いの物音が聞こえてきます。」
バーン 「よし、馬から飛び降りて走る! 馬のまま行って、馬がやられたら困る。(一同笑)」
スヴェン 「では、同じく。」
DM 「みなさん、そんな感じでいいですね。 森を抜けたばかりのところで、激しい戦いが繰り広げられています。
商人の馬車が一台横倒しになり、馬はあるいは死に、あるいは逃げ失せています。
何人ものエルフやゴブリンが倒れていますが、まだ戦い続けている者もいますね。」
バーン 「なんだ、いきなり乱戦だったら、弓撃てないじゃん。(笑)」
アレクセイ 「<精密射撃>は無いんですか?」
バーン 「ないない、そんなものはない。(笑)」
DM 「では、暇にまかせて作った、この無駄にデカいマップに、キャラを配置してください。」
バーン 「でかいマップは好きだよ。(笑)」
DM 「さて、さっき弓の話もありましたが、君たちがたどりつくと同時に護衛のエルフの最後の一人が倒れていたり。(笑)
ゴブリンは4体。 さらにあちこち毛が抜けたみすぼらしいウルフが1体。
ゴブリン3体は今までに見たことがあるようなものなんですが、1体は片手に槍を持ち、もう一方に明るい炎を手に持っています。」
バーン 「マジックアイテムか?」
DM 「<呪文学>を振ってみていいですよ。」
スヴェン 「合計17です。」
アレクセイ 「さすが先生。 こっちは11です。」
DM 「スヴェンには”プロデュース・フレイム”という呪文だと分かります。
火の球を手の中に作り出して、投げつけたり叩きつけたりするドルイドの呪文です。」
アレクセイ 「じゃあ、ゴブリン・ドルイド? すごいや。」
DM 「あとはイニシアチブ順に行動しましょうか。」
バーン 「移動して、ロングボウで攻撃…ぎりぎりレンジ外なんだよなー。
命中判定にマイナス2して、AC16まで。(DM「当たりです」)2ポイント。」
ユーヌ 「移動してショートボウで攻撃。 頭数を減らした方がいいだろうから…ドルイドの鎧はハイド?」
DM 「ハイドですね。」
ユーヌ 「ダメもとで撃ってみるか。 AC11。 当たらないだろうなー。 ここはアクションポイントを使ってみるか。(1D6して)AC16まで。」
DM 「それは、当たるなぁ。」
ユーヌ 「立ちすくみなんだろうけど、遠隔だから”急所攻撃”不可で、2ポイントです。」
スヴェン 「じりじりと前進して、特別何もせず…いや、周囲の森に注意を払っておきます。」
DM 「次はドルイドですね。 『”プロデュース・フレイム”を僕に当てた(笑)、あの男(ユーヌ)に当ててみるか。』」
ユーヌ 「接触ACは13しかありません。」
DM 「当ったるかな♪ …5。(笑)」
ユーヌ 「5?」
DM 「ご。」
ユーヌ 「それって、AC的には幾つまで?(笑)」
DM 「だから、5まで!(一同笑) これで”プロデュース・フレイム”は切れ。
あと、ウルフが皆さんの方に向かって移動します。
あまり突っ込んでも危険なので、途中の森まで。」
アレクセイ 「それじゃ、前進して”ブレス”を使います。 命中判定と、恐怖のセーブに+1ですね。」
DM 「こっちも<呪文学>があるので(ダイスを振って)『あれは”ブレス”だ! クレリックとは厄介な。』」
アレクセイ 「あれま、バレちゃった。(笑)」
DM 「あとはゴブリンズ。 こちらはジャベリンを構えて突撃してきますが、距離が遠いので移動だけですね。」
バーン 「先頭に戻って、俺か。 歩きながら武器は抜けるよね?」
ユーヌ 「BAB(基本攻撃ボーナス)1あれば、できるよ。」
バーン 「よし、ロングボウを捨てて、2人並んで向かってくるゴブリンの前に移動しつつグレートソードを抜いて、命中。」
DM 「(ダメージを見て)死んでるー。」
バーン 「じゃあ、<薙ぎ払い>(笑)。」
DM 「しまったー。(笑)」
バーン 「AC19まで。(DM「はいどうぞ。」) ダメージは11点。」
DM 「こっちも死んだー。 うそー。(笑)」
アレクセイ 「すごい。(笑)」
バーン 「これこそ、グレートソードの真骨頂!」
DM 「『なんだ、こいつら思ったよりも強えぇぞ!』とゴブリン。」
ユーヌ 「では矢をつがえて攻撃。 あれ、外れだ。
あとは後ろに敵が行かないといいけど、アンディがいるから大丈夫かな。
遮蔽を期待して、森の中に移動しておこう。」
バーン 「壁になってくれると信じよう。」
アレクセイ 「僕もいるんだけどなぁ。(笑)」
DM 「そのアンディは正面のゴブリンに突撃して、命中させてますね。 あ、倒しちゃった。(笑)」
スヴェン 「この調子なら、何も問題なさそうなので、こそこそと森の中へ。(笑)」
DM 「ウルフはバーンに噛みつきます。 AC19!」
バーン 「当たり! 当たるけど、当てられるんだよなぁ。」
DM 「ダメージは3点。 さらにウルフの特殊能力、<足払い>です。
普通なら接触攻撃を命中させないとできないんですが、ウルフは噛みつき攻撃が当たると、フリーアクションとして<足払い>を行えます。
噛まれたキャラは1D20+筋力修正値または敏捷力修正値で、対抗ロールをしてください。」
バーン 「18!」
DM 「あ、対抗された。 12。(笑)」
バーン 「耐えた。(笑)」
DM 「失敗していたら、足を払われて”伏せ状態”になるところでしたね。
ドルイドは呪文を使います。 <呪文学>をどうぞ。」
アレクセイ 「15です。」
スヴェン 「10。(笑)」
DM 「ツタ、藪、さらに雑草までもが範囲内に入ったクリーチャーを包み、巻き付き、絡みついてしっかりと捕まえ、絡みつかれた状態とする呪文。
”エンタングル”ですね。 <反応>セーブをどうぞ。」
ユーヌ 「22だ。」
バーン 「…あ、6。」
アレクセイ 「13だ。 微妙。(笑)」
スヴェン 「いかん。(笑)」
DM 「難易度は13で、失敗した人は絡みつかれた状態となります。
全ラウンドアクションを使って、難易度20の筋力判定か、難易度20の<脱出術>判定に成功する事で身を振りほどき、通常の移動速度の半分で移動できます。
<反応>セーブに成功した人は絡みつかれずに済みますが、それでも範囲内では半分の距離しか移動することができません。
さらに毎ラウンド1回、植物は絡みつかれていないクリーチャーを捕獲しようとします。」
バーン 「絡まれたー!」
アレクセイ 「13ちょうどの場合は?」
DM 「ちょうどの場合は成功です。」
アレクセイ 「一応、絡みつかれずには済んだみたいなので、他の人を助けることはできますか?」
DM 「難易度10の筋力判定に成功したら、相手が脱出する際に+2のボーナスを与えることにしましょう。」
アレクセイ 「了解です。 えーと、でも届かないや。(笑)」
DM 「ちなみに、絡みつかれた状態では、攻撃ロールにマイナス2、有効敏捷力にマイナス4、呪文を使う際には<精神集中>難易度15+呪文レベルに成功しなければいけません。
まぁ、半分の速度で移動できますけどね。」
アレクセイ 「これは辛い。 移動に専念して終了。」
DM 「はい、ではゴブリンは全滅しているので、3ラウンド目に入ってバーンですね。」
バーン 「このままでは動けないから、攻撃にマイナスをくらって、ウルフを斬る。
AC16! 狼死んでくれー! 命中で…あ、これは死なないかな。 10ポイント。」
DM 「死なないけど、死にそう。(笑) 『なんだ、あの男絡みつかれたのに!』」
ユーヌ 「半分移動で範囲を抜けて、射撃。 (出目を見て)当たりだね。 ドルイドに6点!」
DM 「アンディは範囲から脱出して…当たるんだよなぁ。(笑) ドルイドに2点。」
スヴェン 「密かにツタと格闘してます。(笑) 絡まれたまま半分移動して、<精神集中>覚悟で”マジック・ミサイル”です。」
DM 「<精神集中>の目標値は16ですね。」
スヴェン 「失敗しました。」
ユーヌ 「アクションポイントは?」
スヴェン 「そこまで頑張らなくても、勝てそうです。(笑)」
DM 「はい、君の魔力は霧散した。」
ユーヌ 「ダメージ1D4+1でもおいしいところ持っていけそうだったのになー。」
DM 「では、ウルフ。 よーし、がんばるぞー。(笑) 噛みつき! 命中してダメージ4点! さらに<足払い>!」
バーン 「うーん、死にそう。(笑) 足払いの対抗値は?」
DM 「ああ、こっちの出目が3です。 どう見てもダメです。(笑) 絡まれていない人は、もう一度<反応>セーブ」
ユーヌ 「23で、成功。」
アレクセイ 「同じく成功です。」
DM 「では、ドルイドは腰から木の棒を取り出して、ブンブンと振り回します。 ここは<呪文学>。」
アレクセイ 「ああ、今度は1が出た。(笑)」
スヴェン 「25です。」
DM 「”キュア・ライト・ウーンズ”のワンドですね。 これで自分を回復しています。」
バーン 「自分だけかー。」
DM 「とてもウルフを回復する余裕はありません。(笑)」
ユーヌ 「しめしめ、これで”キュア・ライト・ウーンズ”のワンドが手に入る。」
バーン 「奴に消費させないうちに、倒すぞ。(笑)」
アレクセイ 「負けずにこっちも”キュア・ライト・ウーンズ”。 <信仰の後見人>があるので、バーンに飛ばせるんですよね。 (ダイスを振って)すみません、2ポイントだけです。(笑)」
バーン 「あれ、なんか回復したような気がしなくもない。(笑)」
ユーヌ 「背中が暖かくなったってところだろ。(笑)」
DM 「4ラウンド目、バーンどうぞ。」
バーン 「範囲を脱出して、攻撃! 15までだからアクションポイントを足して17まで。 ダメージが11点。」
DM 「オーバーキルです。 ちょうどぴったりマイナス10で死にました。(笑) 『相棒〜!』とドルイド。」
ユーヌ 「そのドルイドも逃がさないぞと、ショートボウで攻撃。 命中でダメージは4点。」
DM 「まだ大丈夫です。 次はアンディで、攻撃が命中。 当たるなぁ。(笑) ダメージが2点。」
スヴェン 「次は私ですか。 今回も様子見で。 実は樹にからめとられて動けないのですけどね。(笑)」
アレクセイ 「先生ー。(笑)」
DM 「次はドルイドですか。 ここはワンドを振って嫌がらせをしてもいいんですけど、普通に殴りましょうか。(ダイスを振って)アンディを…(外れたらしく首を振って)はい、アレクセイ。(笑)」
アレクセイ 「順番ですか。 じゃあ移動してバーンに”キュア・マイナー・ウーンズ”を。」
バーン 「マイナーか。(笑)」
アレクセイ 「さっき”ブレス”を使っちゃったから、任意発動できる呪文がないんですよ。(笑)」
DM 「で、1周して5ラウンド目。」
バーン 「ドルイドに突撃したいが…」
DM 「その位置からだと、接敵しているアンディが邪魔ですね。」
バーン 「それよりも、むしろこれ(ユーヌ)が邪魔だな。」
ユーヌ 「これって言うな。(笑)」
バーン 「よし、ユーヌが動くまで待ちます。 イニシアチブを落として、ユーヌの次に。」
ユーヌ 「また移動して射撃。 ぬ、当たらなそうだ。 13ではちょっとなぁ。」
DM 「そうですね。 次は順番を遅らせたバーンです。」
バーン 「ユーヌが動いて道が空いたから、”突撃”します。 お、クリティカル。(笑)」
DM 「えー。」
バーン 「ダメージは16点!」
DM 「体力がマックスでも死にますよ。(笑)」
バーン 「どうだ、こらぁ。(笑)」
DM 「バーンの鋭い一撃によって、”ルタール”というゴブリン・ドルイドが率いる襲撃隊は壊滅しました。 後に残るのはゴブリンどもの死体と馬車ですね。」
バーン 「よし、倒れている奴で、まだ息のある奴はいそう?」
DM 「2人は完全に死亡、もう2人が満身創痍状態で、辛うじて死んではいないといった状態ですね。 今のところ、1ラウンドごとにどんどんヒットポイントが減っています。」
アレクセイ 「駆け寄って、片方に”キュア・マイナー・ウーンズ”を。」
バーン 「ドルイドが使っていたワンドは使えそう?」
DM 「それには、ワンドを発動させる合言葉がわからないと。」
バーン 「なにー?! アレクセイでなんとかなりそう?」
アレクセイ 「もう、キュアの呪文はないんですよねー。 ここは<治療>で何とか。」
DM 「えーと、今のところヒットポイントがマイナス8ポイントです。 あまり余裕がありませんが、振ってみてください。」
アレクセイ 「合計21。」
DM 「あ、それなら大丈夫ですね。 ひとまず安定化しました。」
バーン 「なんとか2人は助けたか。」
アレクセイ 「これで、旅に出た甲斐もあるというものです。」
バーン 「ゴブリンの宝をあざるか。」


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