山形でTRPGやっちゃうよの会 第1回
【嵐の夜・闇の騎士】

 

●到着 <トーチ・ポート><兵舎>
DM 「さて、トーチ・ポートに到着です。 潮の香りが漂う、港町ですね。」
アレクセイ 「ここが新しい赴任先か〜。」
DM 「アンディ達は、自警団の所に行きます。 皆さんはどうしますか?」
バーン 「できれば、一緒に行きたいところだな。」
キルナ 「まずはアレクセイの赴任地、いや左遷地へ。」
アレクセイ 「とほほ。」
DM 「神殿は城の近くですね。 ヒルガ大聖堂です。 ペイロアを首座としつつ、他の神もまんべんなく崇めている。」
バーン 「ユーヌはどうする? まだ落ち着いてないから、分配してないぞ。」
ユーヌ 「分配をもらうまでは、離れないよ?(笑)」
DM 「では、先に兵舎の方。 アンディやゼル、バーンとユーヌが一緒ですね。 自警団の兵舎にやってきました。 かつてのアンディの同僚たちがいたりして、アンディは奥に案内をされますが、しばらく悶着があった後、彼は渋い顔をして出てきます。」
バーン 「どうしました?」
DM 「『人手が足りないそうだ。』」
バーン 「こんなに大きい街なのに、人手が足りないのか。」
DM 「『トーチ・ポートも治安が悪いらしくてなぁ。 かくなる上は、冒険者にでも頼むしかないのか。』」
バーン 「おお、俺はいいぞ。」
DM 「『だが、君だけでは、手に余るだろう。』」
バーン 「そうだな。 とユーヌを見る。」
DM 「『そう、あなた達とか、彼らに頼むことができれば、何とかなるかもしれない。』」
ユーヌ 「俺が仕切ってやってもいい!」
バーン 「誰が仕切れと言った!(笑)」
DM 「『頼めればありがたい。 …あの連中を倒してほしい。』」
バーン 「そうだな。 それにキルナはパラディンなんだろ? あいつに頼めば、ゴブリン退治なんてホイホイついてくるんじゃないのか?」
DM 「『神殿の用事がなければいいのだが。』」
バーン 「神殿に用事があるのは、あのアレクセイって坊やだけだろ?」
DM 「『おお、それもそうだな。』」
バーン 「あの学者先生とも、兄弟みたいだったじゃないか。 あの2人なら、ついてきてくれるんじゃないのか? できれば、回復手のアレクセイにも付いてきて欲しいんだがなぁ。」
ユーヌ 「坊や? …ああ、坊や、ね。」
アレクセイ 「あれ、もう気づかれた…かな?(汗)」
DM 「という訳で、神殿組。」
 
●到着 <トーチ・ポート><神殿>
DM 「事前に連絡が来ているので、君たちを迎え入れます。 『うむ、今日は神殿の宿舎にでも泊って行くといい。』」
スヴェン 「ありがとうございます。」
DM 「アレクセイには、部屋が用意してあります。」
キルナ 「赴任地だもんな。」
DM 「『道中、何事もありませんでしたか?』」
アレクセイ 「いろいろと、ありました。(笑)」
DM 「『あったんですか?!』」
アレクセイ 「ちょっと、ゴブリンとか、ゾンビに出会ったりしまして。」
DM 「『それは、物騒な。 このあたりにもゴブリンは出るんですか?』」
アレクセイ 「ええ。 ホブゴブリンだったようですけど。 私は初めて見ました。」
DM 「『それで、それはどういう状況だったのかね? 場合によっては、対処しないといけないかもしれない。』」
アレクセイ 「では、ありのままを、これこれ、カクカク、シカジカ。」
DM 「そういえば、捕虜のホブゴブリンはどうしてるんでしたっけ?」
キルナ 「なんか、ユーヌから神殿につき出せとか、報奨金をもらえとか言われて預けられたんだけど、聖騎士の務めとして、何も言わずに引き渡してしまいますよ。(笑)」
DM 「ここにいるのか。 『斥候と言っていたのか…。 (少し考えて)アレクセイ君。』」
アレクセイ 「はい。」
DM 「『早速で悪いが、君に任務をお願いする。』」
アレクセイ 「任務ですか? ええ、何なりと!」
DM 「『話にあったとおり、ホブゴブリンはもっといる筈だ。 奴等はどれだけ湧いてくるか、分からないからな。 という訳で、”塚ふもと”を救ってほしい。』」
アレクセイ 「やった! …じゃなくて、了解しました!」
ユーヌ 「これは、向こうの町からの手紙に、いろいろ面倒臭いみたいなことが書いてあったから、体よく出されたに違いない(笑)。」
アレクセイ 「まぁ、中にいると『現場に出たいよー。』とうるさいですからね。 私は。(笑)」
DM 「『できれば、キルナ君、君にも頼みたい。』」
キルナ 「分かりました。」
DM 「『そちらの、ウィザードはどうだろう。』」
スヴェン 「まぁ、弟の面倒は見なければならないでしょう。」
DM 「『先ほどの岩山を探索した人たちも同行するのであれば、彼らにも多少の謝礼は出そう。』」
ユーヌ 「謝礼が両方から貰えるかもしれないな。」
DM 「では、酒場あたりで合流ですかね?」
バーン 「そういうセオリーは慣れていないから、神殿に迎えに行くよ。 塚ふもとの村が困ってるらしいんだ。 一緒にやらないか?って。」
キルナ 「私たちも、今その命令を受けたところで。(笑)」
アレクセイ 「やっぱり、正直だ。(笑)」
バーン 「これは、都合がいいなぁ、アンディさん。」
DM 「『それはよかった。 助かります。 では明日にでも。』」
バーン 「そうだね。 じゃあどこかの宿にでも泊って…。」
ユーヌ 「ああ、俺がいい宿を知ってるよ。 <赤目の船乗り亭>って言うんだ。 うまい酒も、たまにうまい飯も出すところだ。」
バーン 「なんか、変な説明だが(笑)、どうするね?」
アレクセイ 「じゃあ、打ち合わせも兼ねて、そこで食事でも。」
バーン 「泊まるところは教会の宿舎でもかりられればいいんだけどな。」
アレクセイ 「じゃあ、赴任したばかりの身分で、通るかどうか分かりませんが、お願いしてみますか?」
DM 「雑魚寝でよければ、知り合いということで泊めてもらえますよ。」
バーン 「ユーヌはどうするね?」
ユーヌ 「そんな窮屈な所に泊まれるか。(笑) 朝だって、決まった時間に起きなきゃいけないんだろ?」
キルナ 「当然だ。 鐘が鳴ったら起きないとな。」
アレクセイ 「そして、宿舎の片付けをして、清掃をして、それからですね…」
バーン 「(遮って、ユーヌに)さ、赤目の何亭だっけ?」
アレクセイ 「なにか、気に食わないことでもあったのかな?(笑)」
キルナ 「さぁね(笑)。 ま、食事には行くんだろ。」
アレクセイ 「まぁね。」
 
●酒場 <赤目の船乗り亭>
DM 「では、<赤目の船乗り亭>で軽食を取りつつ、分配するわけです。 経験点も計算しておきます。」
バーン 「金貨は1人105gpだな。 パール・オブ・パワーは魔法使い2人で好きな方が貰っていいんじゃない?」
アレクセイ 「じゃあ、先生に。」
スヴェン 「はい。」
バーン 「高品質ロングソードはキルナに、リフティングベルトは俺でいいかな。」
ユーヌ 「いいんじゃない? ユーヌも、いろいろ欲しいと画策するけど、途中から計算が面倒になって、ドンブリ勘定になるだろうから、適当にしてくれ。」
バーン 「25gpは、見張りをしてくれたゼルとアンディにわけるか。」
DM 「『あっ、こんなにもらっていいんですか?!』とゼル。」
バーン 「まぁ、仕事してたからな、ちゃんと。 パーティを組むんだったら、パーティ財産を作ってもいいんだがなぁ。」
DM 「経験点は、420点。 買物はこの日のうちにしたことでも構いませんよ。」
スヴェン 「100gpなら、使い魔も考えられますが。」
DM 「それって1日かかりませんでしたっけ?」
スヴェン 「しまった。(笑)」
DM 「では、今日はここまでです。 次回は出発するところからですね。」
一同 「お疲れ様でした〜。」
 
山形でTRPGやっちゃうよの会
第1回 D&D3.5Eセッション・完


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