パスファインダー・セッション -虚空に響く声- 第4回



 
あとがき



、いうわけで皆さんお疲れ様でした。
「山形でTRPGやっちゃうよの会」でははじめてのオンライン・セッション及び、はじめてのパスファインダー・セッションとなりましたが、いかがでしたでしょう。
私もパスファインダーのGMをやるのは初めてで、いささか手探りで進めていた感はありますが、幾分かでも楽しんでいただけたなら、幸いです。

オンセ未経験の方も、ちょぴっとくらいはプレイの参考になっていれば、これまた幸いです。
これを機会に他のどこかのセッションでもお会い出来るようになれば、もっと幸いです。(幸い3回目w)

さて、折角なので、最後にシナリオの裏話でも。

TRPGである以上、短いシナリオでも「もしも」という展開は存在します。
プレイが終わった今、そのうちのいくつかを公開してみたいと思います。


○もしもっていうか、そもそも敵の目的って?
プレイ中ではちと分かりづらい部分を解説。
イムリゼートの身体を乗っ取った脳みそシリンダー男、クーブリウムは、彼女が拠点にしていた博物館の地下で、たまたま「彼方への門」を発見します。
この門は惑星オクターン(ゴラリオンがある星を地球とすると、冥王星みたいな場所にある星。異形の魔物が大勢いるのが冥王星と多分違うところ。)とゴラリオンを結ぶ事が可能であったため、彼はその魔物をゴラリオンに引き入れようとしていました。
その動機はイマイチ明確に書かれていないんですが、文面からすると彼は「狂気」に囚われていたからというのが、真実のようです。

なお、ブラクロス博物館は、元は古代の魔術師であるラルゼロス=ザ=オーバーウォッチドの拠点でした。
彼は「彼方への門」の研究に失敗し、門に吸い込まれて消息不明になってしまっています。
おそらく、既に亡くなっているのでしょう。

○もしも、イムリゼートを殺してしまったなら。
プレイ中、やむなく敵に操られているイムリゼートを殺してしまう展開はありえます。
その場合、確かに「彼方への門」を破壊する事は可能ですが、パーティはブラクロス家から目の敵にされることになります。
もちろん、アブサロムにいる事なんてできません。
一応、キュレーターであるナイジェルはパスファインダー・ソサエティに博物館の研究を許可しますが、ソサエティとしても肩身が狭い思いをすることになるでしょう。

○もしも、パーティが全滅してしまっていたら
かなり大変な事になります。
クーブリウムが儀式を完成させてしまいますので、惑星オクターンと、ブラクロス博物館の地下が繋がってしまい、異形の者どもが地上にあふれ出します。
しかし、「彼方への門」は不完全なものであった為、世界を滅ぼすほど強大な存在を呼び寄せる事はなく、程なく町を守備する特殊部隊(パスファインダー含む)達によって異形の者達は駆逐され、門も破壊されます。
但し、アブサロムの蒙る被害は相当なものになったでしょう。
一行に今回の冒険を紹介した冒険斡旋者、アドリルや冒頭に登場したアレクサンドラも、ここで命を落としてもらう予定でした。

○もしも、ヨーグがイムリゼートを口説いてしまったら。(笑)
イムリゼートがヨーグにほれちゃう事だって、当然、無い事とはいえません。
しかし、ブラクロス家の娘を貰うのは大変な事で、まずは莫大な持参金を積まねばなりません。(嫁を貰う側が払う決まり、とシナリオに明記してあります)
その後、夫となった者は様々なルートから利益を得るわけですが、まずは大金を積むのが先です。
イムリゼートはヨーグに、持参金を造る為の仕事をどんどん斡旋してくれた事でしょう。(笑)

○PCのうち、誰かが本当に死んでしまっていたら?
そういうことは、もちろんありえるよね!
あるある。
あるよ。

ある。
一人くらい…くそっw

○クーブリウムがつぶやいていた「The ONE」って?
この設定は、プレイヤーの方から頂いたものを使わせていただいています。(答えになっておりませんw)



さてさて、長くなってしまいました。
平成23年3月11日の大震災で自宅待機が多くなった時期に、ヒマに任せて準備したセッションでしたが、プレイする機会に恵まれて嬉しく思います。

また次の機会がありましたら、どうぞよろしくお願いします!
プレイにお付き合いいただいた皆さん、有難うございました!



平成23年5月14日 そめいF



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