ウィッシュベル・キャンペーン 第1話 【病魔の坑道】

 

ルイ 「上手くフォローできなくて、残念です。」
イファ 「事が事だもの。 フォローするにも限界があったわよ。」
ウィル 「んだんだ。」
アイク 「だが、まずは、こちらの約束は果たせたわけだ。」
DM 「そうそう、長老は町長とも相談して、君達の成果に対して1人100GPを支払ってくれる。」
アイク 「意外と、金になったな。」
DM 「うん。 それに町の危機を救ったという噂が広まって、やがて”峠の英雄”と呼ばれるようになるよ。」
ウィル 「ちょっと、ローカルな英雄なんだね(笑)。」
ルイ 「これくらいが丁度いいです(笑)。」
アイク 「英雄だと、何かいい事があるのか?」
DM 「うん。 この町に限っては滞在費…つまり、宿泊費やら食費が無料になる。」
アイク 「そいつはいいな。」
イファ 「助かるわ。」
ルイ 「だったら、ここで暫く休んだ方がいいですねぇ。 病人が2人もいるし(笑)。」
リサ 「ルイとかな(笑)。」
ルイ 「いわないでよ(笑)。 それにリサだって、まだ帰りたくないでしょう?」
リサ 「おう。 折角ブラブラできるいいチャンスだからな。」
イファ 「ここは修行するのには向いていそうだもんねー。」
ウィル 「俺も、血を吸われて実はふらふらだから、ちょうどいい(笑)。」
DM 「あと、トーンクローが使っていたメイスは、町の人が鑑定してあげよう。」
リサ 「親切だなー。 酒もくんないかな(笑)。」
DM 「酒はあとで(笑)。 メイスの方はグルームシュの信徒が使うとプラス1の効果。 他の人が使うと、逆にマイナス1される。」
ウィル 「ろくなものじゃないな。」
リサ 「持って帰って、アウェインの教会で保管してもらおう。」
DM 「ほい。 食料庫で見つけた宝石は…」
アイク 「ウィルに取り上げられちまったんだよな〜。」
DM 「金のブローチが250GP、ムーンストーンが50GP、あとは各15GPのが3つだ。」
アイク 「多分、ダナッシュの持ち物だとは思うが、一応調査してみるか。」
イファ 「町の人の物だったりしたら返さなきゃいけないもんね。」
アイク 「いや、調べるだけだ(笑)。 記念品ということで、高く買い取らせる手もある。」
イファ 「あらー(笑)。」
DM 「では、アイクが調べ回ったところによると、どうやらその宝石やブローチは以前に盗賊のダナッシュがこっそりと隠しておいて、病気が流行り出したので逃げてしまった為に残されたものだったことが分かる。」
アイク 「予想通りと。」
ウィル 「宝石の類は換金して分けてしまおう。」
DM 「換金する時に目減りするけどね。 ”交渉”である程度上下するけど。」
イファ 「得意な人は?」
リサ 「俺が4ある。 …やってみるか。 15!」
DM 「それならば、1割目減りということで。」
ルイ 「上等、上等です。」
DM 「そいじゃ経験値をあげましょうかね…ええと、脅威度も計算してと。 1人1020点。」
リサ 「お、全員レベルアップじゃないか。」
ルイ 「2レベル、いいですねぇ。 ふふふ。 うふうふ。」
アイク 「ちっとは行動に幅がでるかもな。」
DM 「そうそう、レベルアップすると、HPだけではなくスキルや、職業によっては命中判定も変わって来るからね。 お楽しみに。」
ルイ 「いやはや、久し振りのD&Dはなかなか楽しかったデスネぇ〜。」
ウィル 「うん、この3rdのルールは気に入ったよ。」
DM 「それでは、また次回〜!」
一同 「お疲れさまでした〜!」
 
ウィッシュベル・キャンペーン
第1話・完


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