ムーンエンド・キャンペーン第ニ部 第11章 【砂漠の門 −熱砂の世界1−】
DM | 「メニューは店のカウンターの上の方に薄い木の札にかかれて貼り付けてあるんだ。 一般的な食事とコーヒー、お茶なんかもある。 密かにコーヒーを扱っている店は珍しいんだけどね。」 |
エフェ | 「そうねー。 コーヒーって、今までの旅では見たことが無いかも。」 |
DM | 「旅の間はね。 君はランカスターの王都シャスターに1年間住んでいたし、城の内部とも交流があったから、そこで飲んだことはある。」 |
エフェ | 「なるほどね。 じゃあ、店員さんに『コーヒーって珍しいわねー。』とか話し掛けてみるわ。」 |
店員 | 「そうでしょう? このあたりは隣のジャコバン王国からも比較的近くて、向こうで作られているコーヒーも入ってくるんですよ。」 |
エフェ | 「へー、コーヒーって、ジャコバン王国で作ってるんだ。」 |
店員 | 「ええ、ジャコバンの内陸部に大規模な農場があるんだとか。 あの国は農産物が豊富ですからね。 でも…(表情が曇る)。」 |
エフェ | 「どうかしたの?」 |
店員 | 「いえ、最近ジャコバン王国には”魔獣”と呼ばれる恐ろしい魔物が出没していて、町や村を荒らし回っているんだそうです。 ですから、お茶やコーヒーの仕入もなかなか…。」 |
エフェ | 「前に、ジャコバンの遠征軍を全滅させたって魔物ね。 そんなのが暴れ回ってたら…そりゃ大変よね。」 |
店員 | 「ええ、軍隊が倒してくれればいいのですけれど。」 |
エフェ | 「ホントにね。 あ、そうそう、お茶をお願い。 できればこのあたりが原産のお茶がいいんだけど。」 |
店員 | 「かしこまりました。 今お持ちしますね。」 |
DM | 「暫くして運ばれてきたのは、紅茶にミルクと砂糖をたっぷりと入れた甘いお茶、”チャーイ”だ。」 |
エフェ | 「あ、このあたりのお茶って”チャーイ”なんだ! うわー、高級品の砂糖が沢山(笑)。」 |
店員 | 「旅をしているなら、今のうちに体力を貯えておかないといけませんからね。」 |
その夜、一行は再び上弦の月亭で夕食をとる。 | |
ルイ | 「うーん、高級食堂の後だと、一層マズく感じられますね、ここの(笑)。」 |
イーグル | 「砂漠の蟹ミソよりマシだ(笑)。」 |
エフェ | 「なぁに?それ。」 |
イーグル | 「一度食ってみろよ。 うまいぞ(笑)。」 |
エフェ | 「うそっぽーい。(笑)」 |
ジョン | 「んで、エフェの話だと、例の”魔獣”がまた現われてジャコバンを荒らし回ってるのか。」 |
イーグル | 「軍隊で倒せるもんなら、もうカタがついているんだろうけどな。」 |
フェイグランス | 「夜明けの剣が使えれば、倒せるのかもしれないけど。」 |
ジョン | 「夜明けの剣は、修復は無理だってさ。」 |
ルイ | 「簡単にはいきませんねぇ。」 |
マリュータ | 「俺は、今日ここで情報集めをしてたんだが、ウィングの方も大変な事になっているようだぞ。」 |
ルイ | 「と、いうと?」 |
マリュータ | 「反乱軍がついに王城を陥として、国王一家を全て処刑したって話だ。」 |
エフェ | 「うわー、これで太陽王国のウィングもおしまいってこと?」 |
マリュータ | 「ああ、これからは暗黒教徒の国になるな。 だが、外戚の中には王家の血をひく者もいるようで、各地のレジスタンス達が彼等を立てて戦っているらしい。」 |
フェイグランス | 「無事なのはランカスターとハーディアルか。 でも”魔獣”がこっちにまで来たら分からなくなるね。」 |
ルイ | 「ランカスターは、先の内乱から立ち直ったばかりで、まだ人心が安定していないかもしれませんがね。」 |
イーグル | 「ってことは、ジャコバンに援軍を派遣したりしたら、反対派が出てくるって事か?」 |
マリュータ | 「ああ、ランカスターは先の戦いでもホバート側(反乱軍)についた貴族が、エルム王に対して批判的らしい。」 |
フェイグランス | 「援軍をだせば、国内が不安になるんだ。 これは大変だね。」 |
ジョン | 「リリア王女とか、エルモアさんが旨くやってくれるさ。」 |
エフェ | 「そうならないと、愛しのロミナさんが危ないもんね〜(笑)。」 |
ジョン | 「茶化すなよぅ!(笑) それより明日は出発なんだろ? もう、早目に寝るからなっ。」 |
ルイ | 「あー、逃げましたね。」 |
イーグル | 「でも、今日は早めに寝ておくか。 昼間はどうせ暑くて進めないんだろうから、早朝出て距離を稼ごうぜ。」 |
マリュータ | 「そういうこったな。」 |
ルイ | 「寝坊したらおいていきますからね。」 |
フェイグランス | 「気をつけるよ。」 |
翌、早朝(11月8日) | |
フェイグランス | 「ホラ、ルイ早く起きないとおいてくぞ!」 |
ルイ | 「うーん、あと5分。 いや、4分55秒。 もとい、5時間。」 |
イーグル | 「おいていこう。」 |
エフェ | 「そうね。」 |
ジョン | 「賛成(笑)。」 |
DM | 「では、ルイ以外は宿を引き払ってキャメルを引き、砂漠への入り口に向かって歩いていく。」 |
ルイ | 「はっ! 目が覚めたら誰もいません。 うわーん、薄情者っ!」 |
イーグル | 「自分だって、寝坊したら置いていくとかいってたじゃないか(笑)。」 |
ルイ | 「後ろからダッシュで追いかけますよ。 はーはー、早速体力を消耗しちゃったじゃないですか。」 |
エフェ | 「自業自得よ(笑)。」 |
DM | 「そんな風なやり取りがありつつも(笑)、君達は町の西にある、砂漠への門まで辿り着く。 この門は一つの岩を削って作られたもので、所々が崩れ去り、汚れにまみれつつも長年の風や砂による侵食にも耐え、威風堂々たるたたずまいと、年月による重みを感じさせ、思わず君達を立ち止まらせる。」 |
ジョン | 「砂漠の門ってわけか。」 |
DM | 「さて、門の前で立ち止まったところで、『<4つの大門、ナルーシャの都にあり…>』と、突然君達の後ろから、よく通る聞きやすい声が発せられ、詩が朗読された。」 |
エフェ | 「えっ?」 |
DM | 「『<運命の抜け道、砂漠の門。 災厄の洞窟、恐れの砦。 我はヴァーンへの正門、ディアナへの門口。>』」 |
ルイ | 「おもわず、門を見上げてしまいそうですね…。」 |
DM | 「『<その下を通るなかれ。 おお隊商よ、歌いつつ通るなかれ。 聞きしか、かの静寂を。 鳥どもの死せるかの所なれど、鳥の如く歌うもののあるを?> |
<その下をば通り抜けよ。 おお隊商よ、死の隊商よ!>』と。」 | |
ジョン | 「後ろを振り向く。」 |
DM | 「子供のような背丈の人物が、ハープを携えて立っている。」 |
フェイグランス | 「今のは君が?」 |
DM | 「『そう。 おいらの名前はメロディー。 ハーフリングの吟遊詩人さ!』と、言っている。」 |
イーグル | 「ハーフリングって、なんだ?」 |
フェイグランス | 「人間が言うところの、”亜人”の一種だよ。 大人でも身長が90cm前後にしかならない小人の一種で、戦士と盗賊を合わせたような特徴を持っている種族なんだ。 うん。」 |
イーグル | 「ほー。 すると子供くらいの背丈だとかいっていたけど、実は大人なのか。」 |
DM | 「そうだね。 実際、メロディーと名乗ったハーフリングは身長が90cmくらい、ちぢれた茶色の髪の毛をしているね。」 |
エフェ | 「私はエフェ。 よろしく、メロディーちゃん。」 |
メロディー | 「よろしく。 でも”ちゃん”は止めて欲しいな。 女の子じゃないんだからさ。(笑)」 |
ルイ | 「その”自称”詩人のメロディーさんは、こんな所で何をしているんです?」 |
メロディー | 「吟遊詩人だよっ。(少し口を尖らせた後、気を取りなおして)おいらは砂漠にある”オルシャン”って町に行くつもりだったんだけど、あんた達も砂漠に乗り出すんだろ? だったら、一緒についていっちゃ駄目かな?」 |
エフェ | 「駄目じゃないけど、私たちは冒険者なのよ? いろいろ危険なこともあるかも。」 |
メロディー | 「1人で砂漠を歩く方がもっと危険だと思うな。 それに見たところ、あんた達は砂漠の初心者だろ? おいらと一緒にいた方がなにかと便利だと思うけど。」 |
ルイ | 「断わる理由もなさそうですね。」 |
ジョン | 「危険になったら、どこかに隠れているっていうのなら、ついてきてもいいか。」 |
メロディー | 「うん。 その時は隠れさせてもらうよ。」 |
フェイグランス | 「そのつもりがあるのなら、大丈夫かな。」 |
ルイ | 「ハーフリングはかくれんぼの天才ですからね(笑)。」 |
ジョン | 「武器とか、鎧は持ってないの?」 |
DM | 「鎧はレザーアーマー(革の鎧)を着ているけれど、武器は持っていないね。 ハープと笛だけだ。」 |
エフェ | 「音楽をつかって呪歌はつかえないんだっけ?」 |
ルイ | 「この世界には”吟遊詩人”という冒険者のクラスはありませんからね。 呪歌もありませんよ。」 |
フェイグランス | 「ハーフリングなら、いざとなればショートソードでも持たせれば、結構戦える筈だ。」 |
ジョン | 「ダガーでも貸そうか?」 |
メロディー | 「いや、おいらは戦うのは苦手だからね。 遠慮しておくよ。 それよりも早く出発しようよ。 朝の涼しいうちに進んでおかないと、昼は暑すぎるし、夜は寒すぎるからね。」 |
ジョン | 「おし、いよいよ砂漠にのりだすぞー!」 |
エフェ | 「おー!」 |
DM | 「君達の旅は、いよいよ目的地”デマヴァント山”のある、ハーディアル西部の砂漠地帯にその場所を移す。 目の前には濃い青をたたえた空と、どこまでも続く黄色い砂丘が美しいコントラストを見せている。 しかし、砂漠の恐ろしさを知るものにとっては、それらは目の前に迫ってくるような圧倒感がある。」 |
ルイ | 「案の定、砂砂漠(すなさばく)ですか。 本来ならば水の補給に頭を悩ませるところですが…ふふふ、この私がいるからには心配御無用です。 水など、いくらでも作って差し上げますからね。」 |
フェイグランス | 「おー、便利だねぇ。」 |
ルイ | 「もっとも、一緒にできる食料はマズイですがね!」 |
フェイグランス | 「まだ覚えていたのかっ(笑)。」 |
ジョン | 「それじゃ、ラクダでモッコモッコと。」 |
エフェ | 「(歩きながらメロディーに)さっきの詩は、どういう意味だったの?」 |
メロディー | 「うん、大昔、デマヴァント山の麓には都が栄えていてね、その都に向かう隊商は、あの砂漠の門を出発点として、長い道のりを旅していたんだけど、砂漠の道は厳しくて、途中で脱落する人や、消息を絶つ隊商も少なくなかったんだって。 そんな時代に作られた詩なんだよね。」 |
イーグル | 「デマヴァント山の麓の都の話は聞いたことがあるな。 確か、噴火で滅びたんじゃなかったっけか?」 |
メロディー | 「そうそう。 あっという間にね。 それ以来、あの山に近づく人はいなくなってしまったんだ。」 |
エフェ | 「今噴火したりしないことを祈りたいわね。」 |
ジョン | 「火山相手じゃあ、いくらレベルを上げても勝てないからな(笑)。」 |
フェイグランス | 「今のうちに、虫除けを塗っておこう。 効き目があるかどうかは怪しいけど(笑)。」 |
イーグル | 「ラクダのハナミズでもつけておけば、虫もよってこないんじゃないか?(笑)」 |
DM | 「そんな話をしながら、君達はどこまでも続く砂丘の中を旅しているわけだ。」 |
エフェ | 「最初は珍しくて楽しんでいたけど、どこまでも同じだと退屈よね〜。」 |
フェイグランス | 「やー、ホント、道に迷いそう。」 |
メロディー | 「常に時間帯と太陽の位置は気にしていた方がいいよ。」 |
ルイ | 「よく、こんな所に住む気になれますよ。」 |
エフェ | 「住めば都って言うんじゃない?」 |
ルイ | 「そうですねぇ。」 |
メロディー | 「(一行の話が跡切れたところで、自分でつけたメロディーにのせて、歌を歌い始める) |
『冒険者よ | |
お前は自分の剣の強さを誇るな。 | |
お前は自分の盾の強さを恥じよ。 | |
お前も冒険者をなのるなら | |
どんなに剣が悪くとも | |
どんなに盾が弱くとも | |
どんなに危険な場所に行っても帰ってこい。 | |
愚か者と呼ばれぬ程度に無鉄砲になれ。 | |
それでこそ | |
お前は冒険をする者と呼ばれるのだから。』」 | |
エフェ | 「拍手拍手♪」 |
DM | 「そろそろ太陽が高く昇ってきて、かなり暑くなってきたよ。」 |
エフェ | 「ここは日よけを作って一旦休みましょう。」 |
フェイグランス | 「へーい。」 |
イーグル | 「さてと、盾を砂漠の上においてと。 しばらく経ったら、上に生卵をおとす。」 |
DM | 「ジューッっという音と共に、卵が目玉焼きになっていくよ。」 |
イーグル | 「よっしゃ、いっただきー♪」 |
DM | 「もっとも、風で飛ばされてきた砂も混じって、ジャリジャリするけどね。」 |
イーグル | 「がーん! 風のある砂浜でヤキソバを作った時みたいなもんか。」 |
DM | 「そうそう(笑)。」 |
イーグル | 「食えたもんじゃねーぞ(笑)。」 |
ルイ | 「残念でしたねぇ(笑)。 でも、卵はさっさと食べないと悪くなりますよっ。」 |
イーグル | 「仕方が無い、生でくおう。」 |
フェイグランス | 「俺にも一つおくれ♪」 |
ジョン | 「食ったら寝よう。」 |
エフェ | 「少しでも体力を温存しておかないとね。」 |
夕方、一行はキャンプをたたんで、再び砂漠の中をすすんでゆく。 | |
DM | 「この日は何事もなく、日没を迎える。 日が落ちると、気温が急激に下がっていくのがわかるよ。」 |
エフェ | 「まだ進めるうちに進みましょ。」 |
DM | 「ほい、やがて夜になった。 気温が氷点下まで下がり、これからもまだまだ下がっていきそうだ。」 |
ルイ | 「今度は、毛布に包まって寝なければなりませんねー。」 |
フェイグランス | 「朝露で濡れないのが救い。 みたいな。」 |
イーグル | 「氷点下か…アイスをつくれないかな?(笑)」 |
フェイグランス | 「やってみよう(笑)。 果汁をしぼって、容器にいれてと。」 |
イーグル | 「砂が入らないように、蓋をしてと。 明日の朝が楽しみだよな〜。」 |
ジョン | 「あとは、見張りを立てて寝よう。」 |
DM | 「空気が乾燥しているので、星は綺麗だよ。」 |
エフェ | 「星がまたたいてなーい。 星座が綺麗にみえるかもね。」 |
ジョン | 「あっちがギョー座で…」 |
イーグル | 「向こうがベン座っと。(笑)」 |
エフェ | 「風情のない男は嫌われるわよ(笑)。」 |
DM | 「さて、(ダイスをふって)ジョンが見張りの時。 遠くの方から狼の遠吠えが聞こえてくる。」 |
ジョン | 「こっちも吠えかえしてやろうかな。」 |
DM | 「視界に3匹ほど狼が入ってくるけど、そんな事していていいのかな?(笑)」 |
ジョン | 「やっぱりよくない(笑)。 近くにいるエフェとフェイグランスを起こすぞ。」 |
エフェ | 「んー、なに?」 |
ジョン | 「狼だってさ。 3匹。」 |
エフェ | 「あ、そ。 おやすみー。」 |
ジョン | 「……。」 |
エフェ | 「ええっ!(がばっと跳ね起きる)」 |
ジョン | 「おそい、反応がおそいぞ(笑)!」 |
エフェ | 「ほら、ルイも寝てる場合じゃないわよ!」 |
ルイ | 「盗賊でも出ましたか?」 |
ジョン | 「狼だよ。」 |
イーグル | 「そういえば、砂漠狼がどーのとかいっていたっけな。」 |
フェイグランス | 「でも、たった3匹? 狼だったら集団戦法で襲ってきそうな。」 |
DM | 「そのフェイグランスと、ルイ、イーグルは不意打ちチェック!」 |
フェイグランス | 「せ、成功ずらよ。」 |
イーグル | 「俺達もだ。」 |
DM | 「ルイとイーグルの背後に3匹、フェイグランスの背後に1匹の狼が、いつの間かこっそりと忍び寄ってきており、いまにも襲い掛かろうとしている。」 |
フェイグランス | 「やっぱり、来てたか。」 |
ルイ | 「これは、すっかり囲まれてますね〜。」 |
DM | 「砂漠狼は、森林狼などと比べて全体的にほっそりとしているものの、体格は大きい。 身体は灰色の毛に包まれており、獲物に飢えたその口からは黄色い牙がのぞき、唾液が滴っている。」 |
ジョン | 「おそってくる気満々かよ。 しかたない、やるぞ!」 |
DM | 「では、イニシアチブ! ジョン、エフェ、マリュータの前に3匹、ルイ、イーグルの前に3匹、フェイグランスの前に1匹だ。」 |
エフェ | 「(ダイスをふって)そっちが先攻よ。」 |
DM | 「狼達はその牙でそれぞれ攻撃して、ジョンに5ポイント、エフェに7ポイント、フェイグランスに3ポイント、イーグルに6ポイント、ルイには2匹いって11ポイントだ。 マリュータは攻撃をかわしている。」 |
ルイ | 「あいたたた、結構痛いですね。」 |
フェイグランス | 「イーグル達の方に、スリープ(睡眠)の呪文だ。」 |
DM | 「2匹が寝てしまっているね。」 |
エフェ | 「こっちも、目の前のにスリープ!」 |
DM | 「それは、効かなかった。」 |
エフェ | 「ぇー?」 |
DM | 「ダイスの目が悪かったんだよ(笑)。」 |
ジョン | 「目の前の奴に、7ポイント!」 |
イーグル | 「目の前で動いている奴は1匹か。 ならそいつをハンマーで攻撃して、6ポイント!」 |
ルイ | 「私はハズレです。 意外に当たりにくいようで。」 |
DM | 「マリュータも攻撃を外している。」 |
イーグル | 「局地戦用の奴に、ナワバリで戦われると意外と厄介みたいだな。」 |
フェイグランス | 「メロディーは?」 |
DM | 「君達の影になる場所に移動して、巧みに狼の注意を引かないように行動しているので、戦闘に巻き込まれていないよ。」 |
フェイグランス | 「さすが、ハーフリング。」 |
エフェ | 「次のラウンドも、狼からよ。」 |
DM | 「士気チェック(仲間が倒れたことにより、逃走するかどうか)。 んー、それじゃあ、攻撃しようかね。 ジョンに3匹がいって15、フェイグランスに2、イーグルに4ポイントだ。」 |
フェイグランス | 「好かれてるねぇ、ジョン。」 |
エフェ | 「犬の仲間だもんね(笑)。」 |
ジョン | 「俺は、犬じゃナーイ!(笑) あ、でも可哀相だからミネうちにしようっと。」 |
エフェ | 「仲間意識ってやつね(笑)。」 |
ジョン | 「違う! …いや、違わないかも(笑)。」 |
一行はダメージを受けつつも、2匹を倒し、残る5匹を捕獲する。 | |
ルイ | 「で、捕獲した狼達はどうするんです?」 |
ジョン | 「脅かして逃がそう。」 |
フェイグランス | 「やさしいねぇ。」 |