ムーンエンド・キャンペーン第一部 第10章 【銀の民】

 

DM 「さて、ケンタウロスをきりぬけてティナの誘導で森の奥へと進む。 やがて、ティナの『あった、あった』と言う声が聞こえるよ。」
マリュータ 「一応、あたりに誰かいないか注意をしておくだぜ。」
DM 「特に気配はないだぜ。(笑)」
マリュータ 「いくぜ。」
DM 「行くと銀の民の門があるぜ。」
ジョン 「入るぜ!」
ファルス 「おうだぜ。」
エフェ 「何よみんな(笑)。 まぁ、入るけどね。」
DM 「入ると、既に何回か経験したように光が周りと包み込み、やがて気がつくと荒涼とした岩場に立っている。 背後に扉。頭上に雲。近くには、自然に出来たらしい岩の切れ目。 空気はつめたく、吐く息も白い。」
ファルス 「これは、この切れ目に入る事になりそうですね。 幅はどのくらいです?」
DM 「人1人がやっと通れるくらい。」
ファルス 「む、1列ですか。隊列を決めましょう。」
エフェ 「まぁ、4人しかいないから、ジョン、私、マリュータ、ファルスの順番で。」
ジョン 「おっけーだ。」
DM 「洞窟の中は暗いよ。」
エフェ 「では、コンティニアルライトの呪文。」
ファルス 「便利なものですね。さ、行きましょう。」
DM 「洞窟の幅は徐々に広がっていき、やがて人が2人通れるくらいの広さになり、鉄で出来た扉につきあたった。」
マリュータ 「鉄か。 鍵はかかってる?」
DM 「鍵はかかっていないけど、扉はかなり大きく、さび付いている。」
マリュータ 「罠はないかな?」
DM 「(ダイスを振って)ないみたいだね。」
マリュータ 「あとは、ジョンに任せた。」
ジョン 「任せられた。片手に盾をもって、剣は鞘にしまった状態であけるぞ。」
DM 「筋力チェック。」
ジョン 「…うりゃ、うぁ、1足りない。」
DM 「1なら、もう一回。」
ジョン 「2! 完璧に成功だな。」
DM 「うん、開いたね。 それから、この扉には見たことの無い文字が刻まれている。」
エフェ 「私も知らない文字?」
DM 「うん。魔法使いとして修行を積んだエフェでもこれは分からない。」
エフェ 「仕方ないナ。」
DM 「扉の向こう側には、人工的な通路が伸びているよ。」
 
通路に進入した一行は、探索を進める。 通路を進み、曲がって…
 
DM 「この部屋に踏み込むと青い光が周囲を満たして、老齢の銀の民の姿が浮かび上がり、ゆっくりと口を開く。『魔獣ガリュバナが、この神殿を襲おうとしている。 我々の力ではそれを食い止めることは不可能であり、無念ながらここを引き払うことにする。 後から来る者達よ、お前達にこのメッセージを残す。 泉は封印の魔法をかけ、隠されておる。 平和な時代がやってきた時、封印を解き、神殿を解放せよ。』と言うと、銀の民の姿は消える。」
エフェ 「封印されているんだ。 簡単にはいかないかもね。」
ファルス 「簡単に行ってもつまらないですからね。」
ジョン 「自分の危機にいい根性してるな、アンタ(笑)。」
 
部屋をでた一行はやがてT字路に。
 
ファルス 「似たような道が続きますね…。」
エフェ 「撹乱されないようにね。」
ファルス 「大丈夫。ちゃんとマッピングしていますとも。」
エフェ 「エライ!」
DM 「このT字路には、東の壁に先ほどの扉と同じような言葉が書かれているよ。」
エフェ 「で、読めないと(笑)。」
DM 「そのとおり(笑)。」
 
さらに進むと…
 
DM 「ここは1ブロック四方の小さな部屋だね。 レバーが1本だけ壁に取り付けられている。」
マリュータ 「引いていい?」
ファルス 「むやみに引くのは危険でしょ。 …って、こういうのはシーフであるアナタが言うセリフなんですよ(笑)。」
マリュータ 「そ、そうか。(汗)」
エフェ 「じゃあ、一旦西に。」
DM 「西か。 ここは2ブロック四方の部屋。 武器屋防具がずらりと並んでいる。 他に道はないね。」
ジョン 「剣とか、防具か。 使えそうな物は?」
DM 「全部錆びてるよ。」
ファルス 「ああー、じゃあ魔法の物は無しですか。」
マリュータ 「魔法の物は錆びないもんねぇ。」
ファルス 「です。」
ジョン 「うーん、錆びててもなにかにつかえそうだから。剣を一つもらっていこう。」
エフェ 「じゃ、錆びたダガー。」
マリュータ 「錆びたレザー(革)アーマー。」
ジョン 「あるか、そんなん(笑)。」
ファルス 「あー、いける通路がもうありません。」
エフェ 「さっきのレバーかな?」
ファルス 「だと思います。」
マリュータ 「よーし、引くぞ〜。」
エフェ 「さっきから、引きたくてたまらないのね(笑)。」
マリュータ 「引いた!」
DM 「一瞬周囲が光って、場所を移された。」
エフェ 「どこに?」
DM 「どこでしょうねー。 レバーを引いた部屋と同じような、1ブロック四方の部屋にいる。
ただし、扉の位置が違うね。 それから、ここにもレバー。」
ファルス 「まずは、外に出てみますか。」
 
通路をいって、クランクして…
 
DM 「通路は行き止まり。 北と東に扉。」
ファルス 「東を。」
DM 「あけると、最初に入った部屋と同じように青い光が部屋を満たして、戦士姿の銀の民の姿が浮かび上がり、やはり口を開く。
『ムーンエンドの3大魔剣、”ダークスレイヤー”、”ムーンファイア”、”夜明けの剣”を封印する。 これを使いこなすことができるのは、勇者ムーンガードのみなり。 ムーンガードを探せ。魔獣ガリュバナ、マルドールを倒せるかどうかは、彼の手にかかっているのだ。』
そういって、姿を消す。」
エフェ 「(ジョンに)あんたが、ムーンガード?」
ジョン 「俺、あまり使いこなしてないんだが…。」
エフェ 「あたしもそう思う。」
ファルス 「これから、使いこなしていけばいいですよ。」
ジョン 「うーむ。」
DM 「部屋は3ブロック四方で、東に扉。」
 
やがて、探索を進める一行は、床に槍の絵が描かれている部屋にやってきた。
 
マリュータ 「ファインド・トラップ。(罠感知)」
DM 「みつからない。」
マリュータ 「うーむ、見つからないけど、怪しい。」
DM 「『これ何ー?』とティナが飛んできて…」
ジョン 「ヤメロー!」
DM 「槍の絵を踏むと、東壁から3本のスピアが飛んでくる。 …隊列だとエフェ以外は敏捷のチェック。」
エフェ 「あーよかった。(笑)」
ジョン 「うわ、失敗したよ。」
ファルス 「okですよー。」
マリュータ 「盗賊だけあって、余裕だね。」
DM 「ジョンに当たって、7ポイントのダメージね。」
ジョン 「いってー。」
ファルス 「さて、西に進んでみますか。」
 
やがて一行は、扉につきあたる。
 
DM 「この扉には文字が刻まれており、さらに声も聞こえてくる。『警告。東へ戻らぬこと。』」
ジョン 「なんだろうね。」
マリュータ 「さぁ。一応従うけどね。 扉に鍵は?」
DM 「かかっているんだな。これが。」
マリュータ 「よーし、出番だべさ。 オープンロック(かぎ開け)45%だ。」
DM 「(ダイスを振って)む、開いた。 また声が聞こえてくる。『警告。南へ進まぬこと。』」
マリュータ 「シークレットドア(隠し扉)を探る。方向は西。」
DM 「(ダイスをふって)何も見つからない。 しかし、また声が聞こえてくる。『警告。東へ進むこと。』」
エフェ 「天井とかは?」
DM 「北の方をさす矢印が書いてある。」
マリュータ 「しかたない、その扉を開けよう。」
DM 「あけようとすると、またまた声。『戻り給え。命の紋章を持たぬ者は、中に入り込むなかれ。』」
ファルス 「…戻って、別の所にいきますか。」
ジョン 「だな。」
エフェ 「そこは扉ねー。」
ジョン 「あけるぞ。」
DM 「1ブロック四方でレバーがあるね。」
ファルス 「きましたね。」
マリュータ 「ひくぞひくぞー!」
エフェ 「いいわよ(笑)。」
マリュータ 「よっしゃ。」


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