山形でTRPGやっちゃうよの会 第18回
【夜牙塔の心臓−1−】
 

アイエール 「あそこが、復活したゼロン王の前線基地になりそうだという話がありまして。」
DM 「『そんな話があるの?』と、驚いていますよ。」
ウィンシー 「本当に驚いている風なら、この人は敵側の人じゃないってことで。」
DM 「本当に驚いている様子ですね。 ゼロン王の王国が近くに出来たという話は噂になっていますが、前線基地云々は初耳ですからね。」
バーン 「まぁ、そんなことになったら、大変だからな。」
ウィンシー 「それで、あなたは塔の研究をされているという事ですので、お互い協力できる部分もあるんじゃないかと。」
DM 「『あなた方の事情にも興味が無いわけじゃないけど…うーん、そうね…。
(少し考えて)では、あなた方に一つ、依頼をしましょう。
私はこの知識であなた方をサポートしますので、あなた方は私を夜牙塔に連れて行って、探索に協力してください。』」
アイエール 「ええっ、かなりの危険が予想されますが?」
アルベルト 「それは危ない。」
ウィンシー 「”知識(地域)”でレベルを調べてみましょう。」
DM 「彼女はローア・マスターです。 10レベル。」
ウィンシー 「あ、それなりに強いんだ。」
アルベルト 「ローア・マスターなら、クラスの特徴で健康になってるだろうし。」
DM 「でも、なんで10レベルなのにHPが16しかないんだろう。(笑)
耐久力がマイナス1だからかな。」
アルベルト 「来ちゃいけない!(笑)」
DM 「でも、ウィザード7、ローア・マスター3、知力はブースト分も入れて26です。」
アルベルト 「お、凄い!」
DM 「他の能力値は壊滅的。(笑) でも、まぁシステム的には戦闘に参加しないって事で、画面の外扱いでOKですよ。
但し、その場合彼女の知識は戦闘中には使用できません。」
バーン 「でも、16しかHPがないんじゃ、ちょっとなでられただけで死んじまう。(笑)」
アイエール 「一応、聞いておきましょうか。 『お連れするのはかまいませんが、あなたのような地位のある方が、何故自ら行こうとされるのですか?』」
DM 「『夜牙塔に、いえ、アシャーダロンに興味があるからよ。』」
アイエール 「アシャーダロンについては聞いてもいいの?」
DM 「教えてもいいですけど、聞いたら連れて行くことになりますよ。 『私だって、タダでこの知識を手に入れたわけではないのだから。』」
アイエール 「うーん、どうでしょう。 いいんじゃないかと思いますが。」
ウィンシー 「うん、戦闘に巻き込まないで済むなら。 『あなたの、危険を冒してでも夜牙塔を探索したいという熱意に負けました』とか。」
バーン 「よし、彼女には、グラムを護衛につけよう。」
アイエール 「あ、それいい。(笑) 『彼なら、護衛にうってつけです。』」
バーン 「後ろでグラムに守られているという事で。 『それでよろしいですか? 決して戦場に突入しないで下さい。』」
DM 「『分かりました。 よろしくお願いします。』といって、使用人にお茶を持ってこさせる。
そして、ゆっくりと話し始めます。
そもそも、このシモーヌさんはアシャーダロンの伝説を追い求めて旅をし、今はこの地へたどり着いています。

太古の巨大なドラゴンであるアシャーダロンを崇める教団の寺院であった夜牙塔を調査すれば、より多くの真実が明らかになるだろうと。」
アルベルト 「神にも匹敵するようなドラゴンってわけだ。」
DM 「アシャーダロンが降りた土地には、不幸と悲しみがもたらされた。
この、レッドドラゴンを崇拝するカルトがあった。
そのカルトは、このグレート・ワームの為に城塞を建設した。
彼はそれを住処にした。
だが、敵がこの城塞を地底に沈め、そのカルトを滅ぼし、アシャーダロンに致命傷を与えた。
カルトの一部は、この大災害を乗り切り、仕組んであるドラゴンの聖遺物を中心として、再結成した。
その聖遺物とは、アシャーダロンの心臓である。

技能、信仰、絶望を等しく混ぜ合わせた魔法により、カルト員達はこの心臓に再点火した。
だが、命は宿らなかった。
その儀式によって、心臓には負のエネルギーが吹き込まれ、アンデットの闇の中でよみがえり、このカルトの教義と死霊術の力の中心となった。
カルト員達はアシャーダロンを呼び戻そうと頑張ったが、彼らの招来にドラゴンが応える事は遂に無かった。

アシャーダロンが受けた傷は、とても深いものだったため、彼の心臓は修復不能だった。
太古の儀式に関する全ての知識と技能を総動員したドラゴンは、魔法で拘束したデーモンを、心臓の代わりにすることに成功した。
そのデーモンとは他でもない、”バロール”で、名をアメットと言う。
だが、アシャーダロンの傷はあまりに深かった為、魔法をかけられたアメットが働いて尚、このドラゴンの身体は滅び始めた。
そのため、アシャーダロンは生命エネルギーの源を探し始めた。
それさえあれば、二度と死の恐怖におびえずに済むくらいの、純粋な生命エネルギーを。

と、そんな感じの、デーモンの心臓を持ったドラゴンということです。」
アイエール 「なるほど。」
DM 「デーモンの心臓とは別に心臓もある。」
バーン 「だから、このシナリオが夜牙塔の”心臓”というわけだ。」
アイエール 「ラスボスは夜で牙だから、ヴァンパイアだと思ったんですが、ドラゴンだったんですかねー。(笑)」
DM 「さて、この夜牙塔はアシャーダロンを崇める教団の寺院であった。
ただし、現在はドラゴンが出るだの、幽霊が出るだのという噂があります。」
アルベルト 「今でもカルトの教団がそこにいるとか、そういうのは?」
DM 「それは分からない。 塔に入って調査をするのはあまりにも危険で、これまでに一度も行った事がないそうです。」
アルベルト 「危険だという噂の根拠はなんだっけ?」
DM 「行って、帰ってきた人がいないんです。
『先日も、私の同僚の研究家であるイエシャ・ホーキンという賢者が夜牙塔に向かいましたが、そのまま帰ってきていないのです。』」
アルベルト 「ほぼ、絶望ってことだね。」
バーン 「まぁ、今までの話では、分からないという事が分かったというか…」
ウィンシー 「うん。」
アルベルト 「いわくは分かったけど、理由は分からないので…」
バーン 「行ってみなければ分からないという事がわかった。(笑)」
アイエール 「と、言う事ね。」
ユーヌ 「は、そういえば… 『で、護衛料はいくらかな?』といいますけど。(笑)」
DM 「ユーヌが報酬の話を出すとですね、『私は、知識を提供する。 あなた方は、私を守る。』といいます。」
ウィンシー 「ギブアンドテイクというわけね。」
バーン 「真珠は提供するから、”アイデンティファイ”だけやってくれればいいよ。」
DM 「それは、いいでしょう。」
ユーヌ 「しょうがないなぁ、それで納得しておくか。」
 
こうして夜牙塔行きが決定し、ウィンシーがテレポートのマークをする為に、3日間町に滞在することになる。
 
アイエール 「その間に、この町でショッピングとか。(笑)」
アルベルト 「その3日で、是非この手裏剣に”セイクリッド・アイテム”を。(笑)」
アイエール 「了解。(笑)
あと、お買い物でお香を1250GPを買って、皆に”ストールワート・パクト(不屈の契約)”をかけておきましょう。
HPが半分になった時に、自動でダメージ減少と、一時HP、セーヴへのボーナスなどが入ります。」
バーン 「じゃ、それはパーティ資金から出すから、よろしく。」
アイエール 「あ、はーい。」
 
街中では特に事件が起こることもなく、夜牙塔へと出立する。
 
<ノース・ロード>
ウィンシー 「塔に行く前日になったら、ポーション作るね。」
アイエール 「同じく、2日前になったら、物質要素の天使の羽を使って効果時間を2倍にした”スペリアー・レジスタンス”をかけ始めますね。」
DM 「さて、ノースロードは先ほども説明したとおり、道というよりは、むしろ乾燥した砂ばかりの川底という感じです。
その昔の水路は両側に険しい渓谷を作り出している。
まばらに生えた植物や、トゲの多い茂みが、山地の頂を被っている。
時々石がまばらに、もしくは似たような石が集団を形成して、高く聳え立っているのも、道から見る事が出来る。
時々ある植物を除けば、この地域一帯には、事実上生命というものは存在しないように見える。
ここで〈生存〉 判定をどうぞ。」
バーン 「29だ。」
DM 「バーンはこの地域を見て、一つの解釈を得る事が出来ました。
この地域は狩猟があまりにも徹底的に行われすぎた為に、動物が全くいなくなってしまったのだ。
足跡や動物の痕跡と思われるものは極めて少なく、たとえ見つかったとしてもそれは数年前のものだ。」
バーン 「元々いなくなったんじゃなくて、狩りつくされた証拠ってワケだ。」
DM 「そういうことです。
塔の近くに行くにつれて、道は深くへ落ち込んでいる為、真昼の時間を除いては両側の絶壁が直射日光をさえぎってしまっている。
高さ1600フィートまで突き出ている絶壁は、くぼ地深くに守られているもの、つまり塔の姿を隠してしまっている。

塔は峡谷の両脇の絶壁から、等距離のところ(それぞれ500フィート)離れた場所に建っている。
塔の高さは幅の広い底部からギザギザの頂上まで300フィートあるが、それでも両側の巨大な絶壁によって、隠れてしまっている。
塔の直径は底部で100フィートを少し超える程度。」
ウィンシー 「高さは90メートル、直径は底部で30メートルってことね。」
DM 「イラストは、こんな感じです(イラストをプレイヤーに見せる)」
アイエール 「穴だらけのように見えるんですが…」
DM 「でも、穴は一切ないです。(笑)」
ウィンシー 「入り口も?」
DM 「こちらからは見当たりませんね。
その形は石の牙が峡谷の地面から突き出ているかのよう。
壁面には石のガーゴイルやデーモンと思しき彫刻など、不吉な模様がほられている。
そして、小さな石の建物がこの建物に隣接している。」
バーン 「これが入り口か?」
DM 「そうかもしれませんね。 なお、彫刻があるおかげで、塔の壁面の〈登攀〉 は楽そうです。
難易度で言えば10くらい。」
アイエール 「10か。 自信ないナァ。」
バーン 「300フィートは、よう登らんな。 まずは小屋に行ってみるか。」
ウィンシー 「昨日アイエールと一緒に作ったポーションを飲んだらね。」
バーン 「何があるんだ?」
ウィンシー 「バーンには”エクトプラズミック・アーマー”。 非実体からの接触に対してAC+7。」
バーン 「おお、それは凄い。」
ウィンシー 「あと、”ベネディクション”。 
セーヴに+2の幸運ボーナスがついて、チャージ消費でロールを1回振りなおせる。
さらに”クラウン・オヴ・スマイティング”。」
バーン 「なるほどな。」
DM 「そうそう、小屋については、低い乾いたモルタル造りの小屋が、塔の西側にちょこんとうずくまっている。
この建物は明らかに古いものだが、石造物の質と言う点では、塔と同じものにはなっていない。
西側に一つあいている入り口から、この建物に入れるようだ。」
ユーヌ 「なら、まずそこをのぞいてみるかー。 22。」
アルベルト 「こっちは34。」
DM 「中には、いくつか人型生物の形をしたものが、やわらかい地面の上にうつぶせに倒れており、2体のコヨーテ、3体のヴァルチャー、そしてたくさんの小さな虫も同様に倒れています。
かすかなメロディーが小屋の内部で絶えず流れ続けています。」
アルベルト 「なんか、変な音が聞こえる…。」
DM 「どうやらこの音楽は、地面や壁沿いに成長している、ツタのような植物から流れてきているようです。」
バーン 「人型生物って、人間?」
DM 「人間やエルフ、色々です。」
アイエール 「近寄る前に、”マジック・サークル・アゲンスト・イーヴル”は、かけておいた方が良さそうね。 はい、かけた。」
バーン 「見た感じ、死後何日たってるかは分かる? 腐ってる、腐ってない、白骨化、くらいでいいから。」
DM 「バラバラです。」
バーン 「バラバラかー。」
アルベルト 「まだ、生っぽいのもいそう?」
DM 「ありますね。」
ウィンシー 「これは、30フィートまで近寄って、<炎の爆発>でツタを燃やした方がいいわね。」
DM 「近寄るなら、一応知識判定してもらいましょうか。 〈自然〉で。」
ウィンシー 「27。」
バーン 「31。」
DM 「これは、”ブライト・バインド”という植物です。
言葉のない音楽を発しており、それを聞いて意思セーヴに失敗したクリーチャーは、深い眠りに落ちます。
そうして眠らせた生物は、1時間ごとに合計HPの10%を失います。」
ウィンシー 「と、言う事は、まだ生きているのがいるかも。」
アルベルト 「でも、10時間だと、ちょっと厳しいかもね。」
DM 「ただ、地上に出ている分だけを焼いても、根が生きていて、また生えてきます。
完全に破壊するには、1D4ラウンドの間地面を掘り起こす必要があります。」
ウィンシー 「あ、それならやってもいいかなぁ。」
アルベルト 「そうだね。」
ウィンシー 「ところで、その歌って精神効果なの?」
DM 「精神効果とは、書いてありません。(笑)」
ウィンシー 「うわー、マジックサークルで防げないのね。」
アイエール 「残念です。(笑)」
アルベルト 「でも、やるよ。 セーヴに成功しながら、掘ればいいんだ。
えーと、1D4して…4だ。(笑)」
DM 「では、1ラウンド目。」
アルベルト 「2が出て20!」
DM 「あ、とおる。 てことは、1を出さなければOKってわけですね。」
アルベルト 「なら、残りも成功だ。」
DM 「はい、ではそうして掘り起こすのに成功した。」
アルベルト 「では、死体を確認しようか。 例のイエシャさんだったりするといけないし、あとどれくらい時間が経過しているのかも知りたいしね。」
DM 「もっとも古いもので、7から9ヶ月ってところですね。
イエシャさんはいないようだ。」
アルベルト 「まずは、よかったのかな。」
ウィンシー 「シモーヌさんは、イエシャさんを心配している風?」
DM 「いえ、あまり興味がなさそうですよ。」
ウィンシー 「そんな、つれない。」
DM 「だって、行くなといっているのに、勝手に行ったんだもん。」
アルベルト 「まぁ、依頼の中には、その人の探索は入ってなかったしね。」
アイエール 「生存者はいないんですよね?」
DM 「いませんね。」
アイエール 「では、ハイローニアスの御許に行ける様、祈りを捧げておきましょう。」
 
小屋の中からは、+2ロングボウと、効果不明のクローク、23PP、10GPを発見する。
 
DM 「あとポーチがあって、中に入っていた羊皮紙に、こうかかれています。
『逃げろ。 出し抜け。 クックーに捕まらないように。』」
アルベルト 「クックーとは何か、聞き覚えはない?」
DM 「ないです。」
ウィンシー 「多分、塔の中で引っかかってから気付くのよ。 『ああ、これだった』って。(笑)」
アルベルト 「でも、そうだとすると、塔に入ってから、ここまで出てこれた人がいるって事になるね。」
ウィンシー 「あ、そっか。」
DM 「実はこれ、8連作シナリオの5番目なので、そこら辺の謎解きに関係しているんですけどね。(笑)」
アルベルト 「じゃあ、ここだけやっている我々にはあまり関係ない?(笑)」
DM 「まぁ、そういう謎メモがあったということで。(笑)」
ユーヌ 「さて、ここから塔に入れそうな扉とか、穴はない?」
DM 「ないですね。 隠し扉も見つかりません。」
ユーヌ 「ここから塔に入れないのか。」
DM 「そのようですね。」
 
<夜牙塔の番人>
アルベルト 「入り口を探してみよう。 塔のまわりをぐるっとまわって。」
 
しかし、塔の周囲を見て回っても、近くの崖に上っても入り口は見つからず、また番人などの姿も見えない。
 
バーン 「おかしいな。」
ウィンシー 「頂上まで飛べって事?」
DM 「〈登攀〉 も可能ですよ。 難易度10。」
ウィンシー 「”バンリアローグ”の”ディテクト・マジック”に反応は?」
DM 「無いです。 そうしているうちに、だんだんと天気が崩れ始め、やがて雷雨になりました。」
アルベルト 「ここは、雨宿り?」
バーン 「どれくらいするかにもよるよな。 あまり待ってると、バフ呪文がきれちまうし。
そんなわけで、どのくらいでやむか天候予測を。」
DM 「では、〈生存〉 を振ってみてください。」
バーン 「29。」
DM 「ん、ではバーンはこの天気が不自然なことに気付いた。
この天気で、こんな雨が降るはずが無い。」
バーン 「(一同に)この天気はおかしいな。 こんなに雨が降るわけがないんだが…。
これでは、いつ雨がやむかなんて分からないぞ。」
ウィンシー 「シモーヌさんは、この塔に入る方法なんて、ご存じない?」
DM 「『分からない。 来た事無いから。 でも、この天気だったら、もしかしたら”コントロール・ウェザー”の呪文かも知れない。』」
ウィンシー 「そうよねー。」
DM 「そうだとしたら、最短で4時間、最長で48時間続きます。」
ウィンシー 「ゆっくり待つわけには行かないようね。
早速買ったばかりの”マス・フライ”のスクロールの出番ね。」
アルベルト 「僕が買った奴を使おう。 9人まで飛びマース。」
バーン 「なら、グラムやシモーヌさんも行けるな。」
 
マス・フライをかけて、100フィートほど上昇した頃、DMが〈視認〉 判定を命じる。
 
ウィンシー 「5。(笑)」
アルベルト 「28。」
バーン 「あれ、11だ。(笑)」
ユーヌ 「34。」
DM 「ユーヌは塔の頂上、影になっている部分に、翼ある魔物の姿を見つけました。 その頭部には、触手がうごめいている。」
バーン 「なにー?!」
ウィンシー 「これって、シナリオの本の表紙に描いてあるのだよね。(笑)」
アイエール 「あ、この場面なんだ。 いいのかなぁ、こんなネタバレの表紙で。(笑)」
DM 「えーと、ええ、コイツが出ました。(一同笑) ここからは、イニシアチブ順に解決しましょう。
なお、最初だけはこの敵、ムーンカーフ(仮称)とユーヌだけが行動できます。
ムーンカーフは300フィートの高さ。 君たちは100フィートの高さなので、200フィート離れた状態からスタート。」
ユーヌ 「それじゃ、距離170フィートのところまで上昇して、ロングボウで射撃。 ハズレ。」
DM 「ムーンカーフは、標準アクションでコレして、終わり。 では、次は普通のラウンドいきましょうか。」
ユーヌ 「はい、30フィート上昇して、残り140フィート。 弓でAC28まで。」
DM 「当たった。」
ユーヌ 「+1コンポジット・ロングボウで7ポイント。」
DM 「ダメージは、まともに通っているようですね。」
ウィンシー 「ここで、こっちも知識判定していいのよね? <説話収集家>を使って、<神秘学>で26。」
アイエール 「こっちも、26。」
DM 「分からない、こんなバケモノは見た事が無い!(笑)」
ウィンシー 「それ、ヤバイ。(笑) 少なくとも17HD以上。」
DM 「とりあえず、見た目としては翼のある身体に、長い触手2本、短い触手6本を持っている。
その長い触手は、30フィートも先の敵を捕らえる事が出来そうだ。 という事で。」
アイエール 「じゃあ、全員に”リサイテイション”。 ACと攻撃ロールと、セーヴに+2の幸運ボーナス。
そして、即行アクションでバーンの矢に触って、<力場の刃>をかけておきます。
これで、次のダメージロールは+3の[力場]ダメージ。 あと敵が非実体なら、その失敗確率を無視できます。」
バーン 「ほほー。」
アイエール 「そして、最後に30フィート上昇っと。」
ウィンシー 「さて、と。 あ、”マジック・ミサイル”が届かない。(笑)
ここはユーヌだけは入らないけど、”ヘイスト”でいいかな。
攻撃ロール、AC、反応セーヴに+1のボーナス。 あと、全力攻撃時に1回多く攻撃できる。」
アルベルト 「45フィート上昇して、”ミラー・イメージ”。 6体出現して、7人になりました。」
DM 「”ミラー・イメージ”は”ファイヤー・ボール”でまとめて消したりは出来ないか。」
ウィンシー 「うん。 それどころか、ミラーの方も汚れたり、傷ついて見えるから、判別しづらい。」
DM 「さて、こちらの攻撃。 近いのはユーヌか。 ユーヌに雷が落ちてきます。 反応セーヴをどうぞ。」
ユーヌ 「さっ、とかわせばいいんだね。 32。」
アルベルト 「さっ、とかわせそうだね。(笑)」
DM 「うん、かわした。 <身かわし>でダメージ0か。
皆さんは〈呪文学〉をどうぞ。 」
ウィンシー 「38。」
DM 「ドルイド3レベルの、”コール・ライトニング”だ。 しかも嵐なので、3D6のダメージでなく3D10になっています。」
ウィンシー 「離れていると、雷の雨ね。 近づいたほうがいいかもしれない。」
バーン 「いや、ここは離れたまま弓を4本射掛けるよ。 《速射》 があるからな。
当たり、ハズレ、当たり、ハズレ。 2本命中。 1本目が当たったから、<力場の刃>の+3が入るのか。
ダメージは18点と、12点。 そして5フィートステップ。」
DM 「あれ、あまり痛くねーな。 では先頭に戻ってユーヌ。」
ユーヌ 「アーマークラスを得る為に動いて、110フィートまで移動して弓で攻撃。 命中。 9点。」
アイエール 「バーンの隣まで移動して、<力場の刃>をバーンの矢にかけて、”スピチュアル・ウェポン”。 攻撃はハズレ。」
ウィンシー 「移動して、”サモン・モンスター”でグリフィンを召喚して終わり。
グリフィンは次に突撃できる場所まで移動。」
アルベルト 「65フィートまで接近して、終わり。」
DM 「ムーンカーフは、このラウンド稲妻を落とさずに、呪文を使った。
自分を中心に円筒形の範囲で”コントロール・ウィンズ”。
風の強さは暴風。 時速51マイル以上。 遠隔攻撃が不可能、小型以下は頑健セーヴに成功しないと吹き飛ばされる。
中型は頑健セーヴで打ち倒された状態になる。
で、確認ですが、飛行中のクリーチャーは、実際の段階よりも1段階小さいものとして扱われますので、よろしく。」
バーン 「近づけねージャン。」
アルベルト 「皆小型以下じゃん。(笑)」
DM 「しかも、これは10分呪文なのです。」
アルベルト 「近寄りずらい、遠隔は効かないか。 大変だ。」
ウィンシー 「これは、”ディスペル・マジック”しかないかしら。」
アイエール 「でも、今日は覚えてきてないんですよ。」
ウィンシー 「私が1回あるけど、バンリアローグの呪いでレベルが1こ下がってるのよねー。
でも、やるしかないか。 次の自分の回に。」
バーン 「じゃ、今回は単純に2倍移動して、距離を詰めよう。」
ユーヌ 「次は先頭に戻ってと。 でもウィンシーの後まで遅らせよう。」
アイエール 「同じく。 ウィンシーさん、お願い!」
ウィンシー 「OK、いきまーす。 ”コントロール・ウィンズ”をディスペル。 20が出たから、31!」
DM 「それは、とけるわ。(笑)」
一同 「やったー!」
DM 「うん、ウィンシー光ってるよ!」
バーン 「ここで20を出すのはおいしいなぁ。」
ウィンシー 「よし、グリフォンは突撃させます。 機会攻撃があるならどうぞ。」
DM 「もちろん、長く伸びた触手が攻撃してきますよ。 AC37まで。」
ウィンシー 「それは、当たる。 HPは87なのよね。」
DM 「ダメージは10点。 そして組みつきいきまーす。 49。」
ウィンシー 「それは無理。(笑)」
バーン 「近づいていっただけでこれかよ。」
DM 「絞めつけて12点、さらに噛みつかれて15点。
機会攻撃でひっぱたいて、ぎゅっと締め付けて、パクッと噛み付いた。」
ウィンシー 「じゃあ、グリフィンの攻撃は肉体武器だから、締め付けられたまま攻撃するね。
<悪を討つ一撃>で…外したー。(笑)」
ユーヌ 「90フィートまで近寄って、弓で攻撃。 AC35まで。 9ポイント。」
アイエール 「移動して、またバーンの弓を触って<力場の刃>。 あとは”スピチュアル・ウェポン”の自動攻撃はハズレ。」


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