山形でTRPGやっちゃうよの会 第15回
【蛇人間の城塞−4−】
バーン | 「セイクリッド・パワァ・リリース!!(ジャキーン)←セイクリッド・スキャパートの能力開放 マインドフレイヤー、死ぃねぇぇ! ロープから手を離して、フライの効果でマインドフレイヤーの脇まで移動。 ”トゥルー・ストライク”を2発目に入れて”ショッキング・グラスプ”も入れて攻撃。 外れ、当たり。 剣の攻撃が36点。 呪文抵抗は18まで。」 |
DM | 「それは、抵抗を抜けなかった。 バーンの攻撃に耐えたー。(笑) 次ウィンシー。」 |
ウィンシー | 「フライは使っていないので、6以上の”登攀”…失敗!(笑) 落ちそうになったところで、地面にテレポート! 熊を召喚します。」 |
アレクセイ | 「これは、マインドフレイヤーに回る前に、決着がつくかも。」 |
バーン | 「でも、熊の攻撃を耐えられると、あとはアレクセイしかいないぞ?」 |
アレクセイ | 「大丈夫。 今日は攻撃系の能力は、全っ然覚えていませんからね!(笑)」 |
アルベルト | 「なんて心強いお言葉。(笑)」 |
ウィンシー | 「でも、熊だと当たらない可能性もあるんだよねー。 やっぱり、<炎の爆発>。 反応19どうぞー。」 |
DM | 「あ、失敗した。」 |
ウィンシー | 「10点。」 |
DM | 「まだ死なないよ。 さぁ、アレクセイさん。」 |
アレクセイ | 「”フライ”がかかっているので、マインドフレイヤーの頭上を取って攻撃しますよ。 命中判定は外れ。 一応、”メダル・オブ・ギャラントリィ”で即行サンクチュアリ。」 |
DM | 「この状況、やばいなぁ。 でも、使うしかないよな。 マインドフレイヤーは、”マインド・ブラスト”。」 |
ウィンシー | 「”セレリティ”で割り込みます。 <炎の爆発>をもう1回!」 |
DM | 「うん、セーブ失敗。」 |
ウィンシー | 「これで、私は朦朧状態。 ダメージは9点。 …なんでダメージ低いんだろー!」 |
DM | 「改めて、”マインド・ブラストー!”バーンとウィンシーは意思セーブどうぞ。 機会攻撃を受けない為の<戦闘発動>は成功。」 |
ウィンシー | 「26!」 |
DM | 「それはさすがに通りますね。」 |
バーン | 「12だ。」 |
DM | 「それは、3D4ラウンドの間、朦朧状態になってください。 移動アクションは余っているので、ポーションを取り出して、5フィートステップ。 次、アルベルト。」 |
バーン | 「(ダイスを振って)7ラウンド朦朧だ。」 |
アルベルト | 「オーブで攻撃でーす。 接触の27。 呪文抵抗は抜けて、17点のダメージ。」 |
DM | 「ああ、1ラウンドで死んだ。(一同「おおー。」)」 |
ユーヌ | 「さて、移動アクションで、床に下りて終了。 ユアンティのバーバリアンを、ナイフブーツで攻撃して、ダメージは4点。 <体勢崩し>でACを5下げてください。」 |
DM | 「5点は大きいナァ。 バーバリアンは、フリーアクションで”レイジ”。」 |
バーン | 「さらにACが下がったか。」 |
DM | 「ACは紙だからなぁ。 とりあえず、目の前のエルフ(ユーヌ)を殴る。 全力攻撃で、<強打>を3つ入れて、両手持ちグレートアックス行きます!」 |
アレクセイ | 「当たったら、痛そう…。」 |
ユーヌ | 「うん。」 |
DM | 「さぁ、行け!(ダイスの目を見て一同笑。 出目は1。)」 |
ユーヌ | 「やったー!!」 |
アレクセイ | 「やさしいなぁ。(笑)」 |
DM | 「2撃目いきまーす…当たらない。 泣けるナァ。 泣けるナァ。(笑) はい、バーン。」 |
バーン | 「ピヨってる。」 |
DM | 「じゃあ、ウィンシー。」 |
ウィンシー | 「ピヨってる状態から回復。 終わり。」 |
アレクセイ | 「”リサージャンス”。 バーンは再セーブをして下さいっ。」 |
バーン | 「おう。 …15。 まだ回復しない。(笑)」 |
アレクセイ | 「で、バーバリアンとウィンシーさんの間に入ります。」 |
アルベルト | 「”軽業”で敵の目の前を通って、攻撃。」 |
DM | 「本当に目の前をチョロチョロ、チョロチョロうるさい奴らだな。(笑)」 |
アルベルト | 「ここで問題が(笑)。 遠隔接触は機会攻撃が来る。 いや、ここはモンクキックで! あれ、外れ。(笑)」 |
ユーヌ | 「今は体勢崩しをしても、ダメージを出す人が居ない。(笑) 自分で攻撃するか。 <急所攻撃><機動戦闘>を入れて、オーガン・リッパーでダメージ19点しか行きません。」 |
アレクセイ | 「多いんだけど、常識的なダメージに見える。(笑)」 |
アルベルト | 「これが常識というか、普通なんだ。(笑)」 |
バーン | 「それは、遠まわしにバーンが非常識だと言ってるのか。(笑)」 |
DM | 「よし、アレクセイにチャージ。 その分、強打4つくらい突っ込むか。 ユーヌには<回避>指定。 ユーヌとアルベルトは機会攻撃をどうぞ。」 |
ユーヌ | 「AC21。」 |
アルベルト | 「同じく。」 |
DM | 「それは、外れ。」 |
ウィンシー | 「AC高いなぁ。 何着てるの?」 |
DM | 「ミスラル製シャツ。」 |
ウィンシー | 「あれ、何でそんなに誤魔化しているんだろう。」 |
バーン | 「敏捷が多い?」 |
ユーヌ | 「特技の<強行突破>じゃないか?」 |
DM | 「そう。 それがなければ、2発とも当たっているところだった。(一同笑) じゃあ、行きますよー。 グレート・アックス。」 |
アレクセイ | 「”サンクチュアリ”の意思セーブをどうぞ。」 |
DM | 「あ、そうか。 セーブ成功。 グレート・アックスで突撃して、AC32。」 |
ウィンシー | 「割り込んで、テレポートさせる?」 |
アレクセイ | 「いえ、1撃や2撃は大丈夫でしょう。」 |
DM | 「19点のダメージ。 やべ、ACが紙になった。(笑)」 |
アレクセイ | 「まだ大丈夫。 次はウィンシーさん。」 |
ウィンシー | 「”グリース”いこか。」 |
DM | 「あ、転んだ。」 |
ウィンシー | 「突撃されても、ウザイからね。 あと、走って遠くに逃げちゃう。(笑)」 |
アレクセイ | 「全力攻撃行きます。 AC20まで。 1回目だけ命中。 7点。 ユーヌと挟撃したいので、5フィートステップ。 あと、一応、即行”サンクチュアリ”。」 |
アルベルト | 「”スコーチング・レイ”行きます。 呪文抵抗抜いた。 接触AC21。 機動戦闘が乗って、10点。」 |
ユーヌ | 「機動戦闘乗せて、AC23。 13ダメージ。」 |
DM | 「重傷だ。 バーンが居ないと、こんなにまったり。(笑)」 |
バーン | 「ごめんね。(笑)」 |
DM | 「じゃあ、起き上がるので機会攻撃をどうぞ。 …って、3発か。 やーん、4版なら食らわないのに。(笑)」 |
アレクセイ | 「当たった。 5点。」 |
アルベルト | 「15点。」 |
ユーヌ | 「俺も15点。」 |
DM | 「耐えた!(笑) もう、次死にそうだから…『クレリックさえ倒してしまえば!』と、<強打>5つ入れちゃう!」 |
ウィンシー | 「今度こそ逃げる?」 |
アルベルト | 「いいえ、耐えて見せます。(笑)」 |
ウィンシー | 「ちょっと、大丈夫なの?(笑)」 |
DM | 「ダメージは25点!」 |
ウィンシー | 「残りは?」 |
アレクセイ | 「9点です。」 |
ウィンシー | 「耐えたんだ。 次は逃げてよね。(笑)」 |
バーン | 「HPの量は、腐ってもクレリックだよね。(笑)」 |
DM | 「で、バーンは朦朧だから、次ウィンシー。」 |
ウィンシー | 「<炎の爆発>! 10点。」 |
DM | 「お、セーブ成功した。 5点食らった。 で、転んだ。」 |
アレクセイ | 「攻撃は1回あたって、5点。 あとはバックしてもいいかなぁ。(笑)」 |
アルベルト | 「早く離脱して。(笑) 次は<朦朧化打撃>で攻撃。 一度やってみたかったんだ。(笑)」 |
DM | 「朦朧化する前に死にそうだけどな。」 |
アルベルト | 「16点」 |
DM | 「死んだ。(笑)」 |
アレクセイ | 「朦朧化した直後に死んだ。(笑)」 |
DM | 「そして、バーンが正常に戻った。」 |
バーン | 「『皆が戦ってる、行かなきゃー!』と思ってたんだけど、動けなかった。(笑)」 |
ウィンシー | 「”マインド・ブラスト”にいっぺんにかかったら、まずかったわね。」 |
DM | 「マインドフレイヤーの名前は、トゥルヴァルといいました。 マインドフレイヤーの、異端審問官。 ユアンティのバーバーリアンは、名をランプといいました。」 |
ウィンシー | 「名前は優しそうね。(笑)」 |
倒した敵の装備をはいで、室内を調査する。 | |
<製作所> | |
DM | 「まず、テーブルの上の切開された死体は、”スペル・ウィーバー”です。 MM2に所蔵のクリーチャー。 それが生体解剖されていたよ、と。 あと、冠は魔法のものです。 変成術。 ”+2ヘッドバンド・オブ・インテレクト”だと分かっていいです。」 |
ウィンシー | 「あ、それ欲しいな。 頭にも何も装備していないし。」 |
アレクセイ | 「ウィザードのウィンシーさんが持つのが、やっぱり普通じゃないですか?」 |
DM | 「ヘッドバンドをよく見ると、さっきの短剣と同じ王の印が彫り込まれています。 仮に、”王の冠”とでもして置いてください。 あとは錬金術実験用具(500GP)、パール(250GP)1個。」 |
この部屋の探索を終えた一行は、同じ階の、他の部屋も調査する。 | |
DM | 「ここは作成室。 嵐の前の空気のように、奇妙な力のようなものがこもっている。 内装はごく簡単なもので、機能的な仕事机と、工具を収めた棚がある。 ここは魔法のアイテム作成をするのに、もってこいの場所ですよ。 なんと、それぞれの部屋が、対応するアイテム作成の特技がなくても、アイテムの作成を出来るようになっている。」 |
アレクセイ | 「すごい。 ここに少しこもりたいよね。」 |
DM | 「但し、作成時間は通常の2倍。」 |
アレクセイ | 「あー、時間がないとダメなのね。」 |
DM | 「なお、この部屋は巻物作成の部屋で、羊皮紙とインクがあります。 特技がなくても<巻物作成>できますが、作成できるのは4レベルまで。」 |
アルベルト | 「ここをクリアしたあとは、力がなくなってそうだよね。」 |
DM | 「この力自体は、別に邪悪なものではありませんよ?」 |
バーン | 「じゃあ、ここを制圧したあと、俺たちのものにしてしまえばいいんじゃね?」 |
DM | 「まぁ、セラティス城は立地条件が最悪ですからね。 自給できるようになってるんです。」 |
次の部屋は、ポーション作成用の部屋だった。 | |
DM | 「ビーカー、大釜、水差しがあります。 ここはレベル制限なしで作れます。 ここの痕跡から、無数の”ポーション・オブ・レビテート”が作られていた事が分かる。」 |
ウィンシー | 「さっきの穴の上下用の魔法? なんてコストのかかる事を。(笑)」 |
バーン | 「経験点は奴隷からとったんじゃね?」 |
DM | 「足りなくなったら、奴隷から脳みそ食うんだよ。」 |
次の部屋は、ワンド作成の部屋。 | |
DM | 「木工用具がそろっています。」 |
アレクセイ | 「作りおきのワンドはないんですか?」 |
DM | 「ないです。」 |
アレクセイ | 「ちぇ。」 |
DM | 「さらに、最後の部屋は多種多様な道具があります。」 |
ユーヌ | 「その他の道具作成か。」 |
バーン | 「武器はないのかー! あると思ったのに。」 |
DM | 「ここには、中途半端な作成中のアイテムがあります。 ”マスク・オブ・ディスガイズ”。 目のスロットに装着して変装できます。」 |
ウィンシー | 「マインドフレイヤーとかユアンティが、人間の世界に紛れ込むのに使ったのかもね。 もしかして、既に沢山人間の世界に入り込んでいるぞ、という、シナリオ側のアピール?!」 |
DM | 「ぶっちゃけ、フレーバーです。(笑) で、この階はおしまい。」 |
降りてきた穴の、さらに奥へと降りてゆくと、底の部分は八角形の部屋になっていた。 | |
<言葉の塔の長> | |
DM | 「ここは居心地が良さそうな部屋で、あちらこちらにクッションが置いてあり、壁には大きな本棚が並んでいる。 南の壁には狭いバルコニーがありますが、これに通じる階段や梯子は見当たりません。 そこに立っているのは、1体の大きなユアンティ・アボミネーション。 その大きさのせいで、寄りかかっている手すりが小さく見えます。 目に禍々しい光をぎらつかせて、そいつはあなた方を見つめています。 『よもや、ここまでたどり着く者がいようとはな。 どれ、ひとつ話し合おうではないか。』」 |
アレクセイ | 「襲ってくるわけではないんですか。」 |
DM | 「いきなり襲い掛かってくる事はなさそうですね。」 |
アレクセイ | 「話し合いというなら、まず、むこうの提案があるのでしょうから、聞きましょう。」 |
ウィンシー | 「善のパーティだからね。(笑)」 |
DM | 「『私は”言葉の塔”の長、ゾルダスラである。 この組織、サートラスの尖兵に属して、既に数十年になる。 つい最近まで、わしはこの組織の一大秘密に通じているものと思っていた。 …だが、それは間違いだったのだ。 そう、いつの日かサートラス様は立ち上がり、サートラスの尖兵がサートラスの御名において、貴様らを支配する事だろう。 それは定まった事であって、貴様らには、どうしようもないのだ。 だが、いまのところ、わしは力を合わせて働く事が出来る。 尖兵団の、今の長どもが企てている、とんでもない過ちを止める為にな。』」 |
バーン | 「ほぅ。」 |
DM | 「『最近になって、ようやくわしは気付いた。 奴らが<奈落現出の秘儀>をもって作り出そうとしているのは、世界を支配しようとする存在ではなく、世界の破壊に手を貸す存在であるという事にな。 わしは、長どもに直接刃を向けるわけには行かぬ。 だが、わしにできぬ事も、貴様らには出来るだろう。 わしが貴様らに手助けしてやればな。』」 |
ウィンシー | 「サートラスを復活させるといって、実はタリズダンでも呼び寄せようとしているとか?」 |
DM | 「『そういうわけではない。 奴らが復活させようとしているのは、確かにサートラス様の一部ではある。 だが、その復活のさせ方が問題なのだ。』 つまり、ゾルダスラは世界を支配する為にサートラスの助けを借りたいと思っていたのに、 今の長、サルヴァウグレンはその世界そのものを破滅させる為に、サートラスを呼び出そうとしていると。 だから、ゾルダスラは彼を止めたいようですね。」 |
アレクセイ | 「一応、”真意看破”してみましょう。 本当の事かどうか。 23。」 |
DM | 「ウソはついていないと思うよ。」 |
ユーヌ | 「26。」 |
DM | 「同じく。」 |
ユーヌ | 「まぁ、全部は行っていないという事か。」 |
DM | 「全部言うのは、君たちの協力を取り付けてからですよ、もちろん。」 |
アレクセイ | 「ここは、協力してもいいと思います。」 |
ユーヌ | 「短期的な協力関係にはなれるだろうね。 その後には敵対するかもしれないけど。」 |
アレクセイ | 「『では、当面の目的のために、一時的に協力しましょう。』」 |
DM | 「『それでは、まず、いくつかの役に立つ情報を教えよう。』 と言って、城内の見回りのローテーションを教えてくれます。(笑) これで、今まで1D10で1がでればランダムエンカウントだったところが、1D20で1になります。」 |
ウィンシー | 「確率的には、半分になるんだ。」 |
アルベルト | 「でも、僕は1D10より、1D20の方が1を振りそうな気がする。(一同笑)」 |
DM | 「僕もそう思います。(笑) それと、情報のもう1つ、尖兵の上層部だけが知っている、<奈落現出の秘儀>の何たるかについての情報。 儀式の概要については、アーザネズラから聞いていたとおりですが、サートラスの復活については、『夢の中のサートラスの欠片を、復活した王の身体に納めることで、サートラスはまどろみに落ちて以来、初めてこの世界の在りようを直接経験し、この世界に直接影響を及ぼせるようになる。 ”忘れられた王”は、確かに予言を利用して王国を治めるが、それは近隣の国々を、サートラス信仰に導く為ではない。 サートラスの影響が強まるにつれ、サートラスを納める器たちや、手下達は、十分な力を持った遺骸を、もっと多く探し出し、<奈落現出の秘儀>を繰り返す。 やがて夢の中のサートラスのうち、十分な部分が活動し始める事で、サートラス本体が数千年の眠りから覚める事が可能になる。 力を取り戻したサートラスは、世界の万物を破壊せずには置かぬ純粋な憎悪と、神のごとき力を持つ、阻止不可能な恐るべき存在となるであろう。』」 |
バーン | 「要するに、サートラスから力を借りるのはいいけど、サートラス本体が出てきて、暴れられるのはたまらん。 と言うわけね。」 |
DM | 「うん。 少なくとも、ゾルダスラにとってはね。」 |
ウィンシー | 「今の長のサルヴァウグレンは、それは知っていてやってるの?」 |
DM | 「知っています。」 |
バーン | 「サートラスの望みがそうだから、そうしてしまえ、という、所謂原理主義者ね。」 |
DM | 「ええ。 対してゾルダスラは、サートラスの名の下に、ユアンティが世界を治めたい。」 |
ウィンシー | 「ふむふむ。」 |
DM | 「<奈落現出の秘儀>は、既に1週間前から始まっていますが、尖兵の一味は、今なお儀式に使用する品々を集め続けています。 さて、ゾルダスラは<道の塔>の頂上のどのポータルが、どこに通じているかを教え、宝石をどの組み合わせで押せば、ポータルを作動させられるかを、教えてくれます。」 |
ウィンシー | 「それで、<諸世界の塔>にいけるわけね。」 |
DM | 「ええ。 但し、ポータルを許可無く移動すれば、サルヴァウグレンにもわかるようにアラームが発動します。」 |
バーン | 「要するに、突っ込んだら、向こうも既に臨戦態勢だと、覚悟しておいていいって事だね。」 |
DM | 「だろうね。 『<道の塔>から繋がっているポータルは、いずれも儀式に入用な品々がある土地に繋がっている。 その品が儀式に用いられるのを食い止めるには、尖兵団が放った部隊を打ち負かすか、先に入用な品を力づくで奪い去るしかないだろう。』」 |
ウィンシー | 「レガシィの他にもあるって事?」 |
DM | 「たとえば、君たちが持っているような王の王冠だったり、王の短剣だったり。」 |
バーン | 「要するに、そいつらの狩り倒して、<諸世界の塔>にいるサルヴァウグレンを倒さない限り、そいつらの野望は止められないということか。」 |
DM | 「そういうこと。」 |
ウィンシー | 「品々って、一体幾つあるんだろ。 具体的に。」 |
DM | 「具体的にはですね…『1つ、今は忘れられた王には多くの敵があったが、中でも強敵であったのが、1人のリッチだ。 そのリッチの経箱が必要だ。』」 |
アレクセイ | 「経箱?」 |
DM | 「リッチは、リッチになる時に自分の本体ともいうべきものを、経箱に入れておくんですよ。」 |
アレクセイ | 「実は、それってエス・サーチだったりしません?(笑)」 |
ウィンシー | 「記憶を失ってたよね、たしか。(笑)」 |
DM | 「正直、本当リッチじゃありませんよ、エス・サーチは。(笑) あれはエス・サーチって言う、オリジナルクリーチャーです。」 |
アレクセイ | 「それなら、その方が気が楽です。(笑)」 |
DM | 「『2つ、王の錫杖。 3つ、かつてフェイの一族が、王の家系を祝福したものであった。 この一族に属するフェイの血も、入用だ。 4つ。 サートラス様が直々にお触れになったものも、入用だ。』」 |
アレクセイ | 「それは、難しそうだね。」 |
ウィンシー | 「ゆかりの品みたいな感じね。」 |
DM | 「どこかには、聖遺物みたいな感じで、代々受け継がれているのでしょう。 『そして、おぬしらは既に知っているようだが、<諸世界の塔>について。 <諸世界の塔>は、崖の上にある。 だが、この世界とは、位相を異にしておる。』」 |
ウィンシー | 「異界にあるのね。」 |
アルベルト | 「ポータルを通って行けと。」 |
DM | 「そうです。 『わしらがここで話をしている間にも、儀式は進行しておるのだ。 貴様らは、心せねばならない。 儀式に入用な品々は、足りぬとはいっても、まがりなりにも儀式を済ませられるだけのものはあると、知るが良い。 そして、それゆえ貴様らにできるのは、奴らが儀式に入用な最後の品々を集めてくるのを邪魔した上で、尖兵団の長が計画を完了しようとするところを、殺すことだ。』」 |
ユーヌ | 「そうか? 最初から長を殺せばいいんじゃね?」 |
ウィンシー | 「後ろから挟撃される事を恐れてるのかな?」 |
アレクセイ | 「確かに、先に頭を潰しちゃうのは、いいと思うんですが。」 |
アルベルト | 「部隊が早く戻ってくれば、それは危ないとは思うけど、長は先にたたきたいよね。」 |
ユーヌ | 「そのへんのアイテムを俺らが集めて、『どれ、倒しにいくか』と行ったら、『ありがとう、持ってきてくれて』になるかもしれないしな。(一同笑)」 |
DM | 「ゾルダスラは『うむ、それは君たちの判断に任せる。 確かに、儀式の完成は刻一刻と迫りつつあるが、今すぐに完成するというものでもない。 より、確実な道を選ぶなら、先に部隊を撃破すること。 時間が惜しいのであれば、<諸世界の塔>へ行く事だ。』 ちなみに、<諸世界の塔>へのポータルは3つあり、1つは<道の塔>の最上部、1つは<言葉の塔>の最下部、1つは<信仰の塔>の最下部にあります。」 |
バーン | 「まぁ、根を絶っておくのは、方法ではあるな。 長を倒したとしても、その後散られてしまうと面倒だからな。」 |
アルベルト | 「その中の誰か1人が、跡をついでも困るわけか。」 |
ユーヌ | 「サルヴァウグレンを倒したら、散った部隊の隊長の夢枕にサートラスが現れて、『奴は失敗した、次はお前だ』と。(笑)」 |
ウィンシー | 「『はっ、俺にもチャンスが!』と、なるわけね。(笑)」 |
バーン | 「よし、納得できたぞ。 これでシナリオを楽しんで経験点がもらえる。(笑)」 |
ウィンシー | 「そうそう。(笑)」 |
アレクセイ | 「じゃ、さっきの理由で。(笑)」 |
ウィンシー | 「お宝は…おっと、悪は放っておけません!(笑)」 |
バーン | 「決まりだな。(笑)」 |
DM | 「『さて、他に質問はないか?』」 |
アレクセイ | 「あなたは、これからどうするんですか?」 |
DM | 「『私はここで裏工作を行う。』」 |
アルベルト | 「彼らが全滅した跡、ゾルダスラが導く為の。(笑)」 |
バーン | 「そうかもな。(笑)」 |
DM | 「さっき、君たちに見張りのローテーションを教えましたが、それを君たちから遠ざけておくといった事は、やります。」 |
バーン | 「じゃあ、最後に確認しておくけど、『いずれ俺達とあんたは、敵対して命のやり取りをする事になるとは思うが、少なくともサルヴァウグレンを打ち倒すまでは、俺たちとあんたは協力するという事で、いいんだな?』」 |
DM | 「『そういうことだ。』」 |
バーン | 「それなら、信用しよう。」 |
ユーヌ | 「ところで、上にいたマインドフレイヤーとは、協力関係にあったの?」 |
DM | 「『奴は、サルヴァウグレン派だ。 奴を倒した事も、<奈落現出の秘儀>を止める為に、重要な意味があった。』」 |
バーン | 「で、メタ的な質問になるかもしれないけど、『4つの品を取りに行くのに、お前から見て一番チョロそうなところはどこだ?』(一同笑)」 |
ウィンシー | 「だよねー。 リッチの経箱を取りに行った部隊なんて、精鋭中の精鋭じゃないの?(笑)」 |
DM | 「『一番簡単なのは、フェイの血だろう。』ぶっ殺して、血を採ってくればいいだけですからね。」 |
バーン | 「俺たちは、フェイを助ければいいわけだね。」 |
DM | 「あとは、同率でリッチの経箱と、錫杖だね。 最後にサートラスの聖遺物。」 |
ウィンシー | 「リッチより、遺物なんだ。」 |
ユーヌ | 「まぁ、フェイが殺されるのを守るってのは、このパーティには一番向いた選択肢かな。」 |
アレクセイ | 「そうですね。」 |
ウィンシー | 「冷たい鉄の武器(フェイの弱点)の、用意はOK?」 |
DM | 「フェイを倒してどうするんですか?!(一同笑) まぁ、この辺で今日は終わりますか。」 |
ウィンシー | 「呪文は随分残しているから、経戦能力には自信があるし。 フェイ救出は急ごう。」 |
アレクセイ | 「うんうん。 遅れると、殺されちゃうかもしれませんからね。」 |
山形でTRPGやっちゃうよの会 第15回 D&D3.5Eセッション・完 |