山形でTRPGやっちゃうよの会 第13回
【蛇人間の城塞−2−】
 

DM 「『殺せ、さっさと殺せ!』」
ウィンシー 「じゃあ、死ぬ前に話しをしてくれると嬉しいな。」
DM 「『何を話せというのだ。』」
アレクセイ 「それぞれの扉の奥に、何があるか教えてもらいましょうか。」
ウィンシー 「あと、敵の人数とか。」
アレクセイ 「話せば、ハイローニアス神殿に引き渡す時、一等、罪を免じてもらうよう、お願いしてもいいですよ?」
DM 「彼はですね、もう何も答えるつもりは無いぞ、という感じで、押し黙っています。」
アレクセイ 「さっきの言葉で、交渉の余地は無い?」
DM 「なさそうですね。」
ウィンシー 「じゃあ、相手の思考を直接読むしかないんじゃない?」
アレクセイ 「そうですね。 1日毎の能力ですが、使いどころでしょう。
”メルトゥーヴィアル”の”ディテクト・ソウツ”を使います。
意思セーブ15で抵抗をどうぞ。」
バーン 「そうだな。 ファディーラの手紙にあった、ガラゾンって奴がいるかどうかと、ガラゾンの上に立つ奴がいるかどうか。
これだけは絶対に知りたい。」
DM 「お、出目でセーヴ通った。」
アレクセイ 「ごめん、分からなかった。」
ウィンシー 「自分で確かめるしか、ないか。」
アレクセイ 「殺して欲しいのでは、威圧も効かないでしょうし、交渉の余地もないようだし。」
ウィンシー 「じゃあ、殉教ということで。 全ラウンドアクションでトドメさせるよ。」
バーン 「せめて、メルトゥーヴィアルでトドメさしてやろう。」
アレクセイ 「トドメをさす前に、この剣を知ってる? と聞いてみましょう。」
ウィンシー 「貴様らが持っていたのかー?! と、なるかな?」
DM 「いえ、彼は知らないようですね。」
アレクセイ 「では、せめて悔い改めてハイローニアスの下にいけますように。」
バーン 「サートラスの下に行くんじゃないか? といいつつ、剣を借りてばっさりと。」
DM 「『ぎゃぁぁぁ。』というわけで、このエリアは制圧です。 この広間には、扉が5枚と上への階段があります。」
アレクセイ 「ダメージ受けている人は回復しておきましょう。」
 
扉の1つ1つを”聞き耳”して行くと、1つの扉の中から話し声が聞こえる。
 
DM 「他の扉からは、何も聞こえない。」
バーン 「こういうところから、制圧したいよね。」
ウィンシー 「なんで今の騒ぎで出てこなかったんだろう?」
アレクセイ 「何か、準備でもしていたんじゃないですか?」
バーン 「個人プレーなんじゃないか? 『あいつら、勝ったかなー。』とか。」
ユーヌ 「骨を突破してくると思ってないとかな。 『また、奴隷が氾濫を起こしたんじゃないか?』とか。」
アルベルト 「確かに5レベルクレリックがいて、これだけの骨がいたら、普通は突破できないよね。」
バーン 「当たり加減によっては、あっさり全滅しかねないからな。」
アレクセイ 「バーンを完全に抜かれたら、私も死んでましたからね、多分。」
 
<リザードフォークの祈祷師>
ウィンシー 「じゃ、隊列整えて、扉あけますか。」
アルベルト 「うん、人がいるところから潰しちゃおう。 ”シールド”を唱えてからあけます。」
DM 「まぁ、いいでしょう。(笑) 扉を開けると、長方形の部屋になっており、壁には一面に浮き彫りが施してある。
彫ってある模様は、最初蛇の群れかと思いましたが、よくよく見ると一体の大層長い蛇で、体中から無数の蛇の頭が生えています。
西の壁際には、黒い大理石の一枚岩で出来た祭壇があって、祭壇を支える鉄の台座は、とぐろを巻いた大蛇の姿をしています。

祭壇の傍らに立っているのは、背が高く、肩幅の広いリザードフォークで、緑色の革鎧を着ています。
ウロコの色は暗く、真っ黒と言ってもいいほど。

瞬きしない目で、あなた方をじっと見据え、鉤詰めのついた手で槍の柄をしっかりと握りしめていますが、攻撃を仕掛けてくる様子はありません。
彼の両脇には、人間の護衛らしき者が立っています。
また、部屋の角には一匹の蛇がとぐろを巻いています。」 
アルベルト 「入って交渉します?」
バーン 「交渉が成立するとは思わないが…」
ウィンシー 「一応、アレクセイが交渉してみたら?」
アレクセイ 「えっ? …ええと、『こんにちは、あなたはどなたでしょう?』
ちょっと間の抜けた話になりますが。(笑)」
DM 「では、”交渉”判定をどうぞ。」
アレクセイ 「はい、30でした。」
DM 「高いな(笑)。 こんにちは、と言われたのか。
『こんにちは。 私はチャバクスと言う。』と、共通語で。
『私はダーク・タロン族、すなわち”暗き鉤爪族”の祈祷師だ。
私は万物の主である、サートラス様にお仕えしている者だが、君達は何者だ?』」
アレクセイ 「『我々は、ハイローニアス神殿の使いです。』」
アルベルト 「言っちゃっていいのか。(笑)」
アレクセイ 「ウソは言わないんですよ、基本的に。(笑)
『あなた方が、サートラス復活の儀式の執行をしていると聞き、それをやめていただきたくて来ました。』」
DM 「そう聞くと、チャバクスはフンと鼻をならして、
『お前達に、サートラス様を打ち負かす事は出来ない。
サートラスの尖兵を打ち負かす事も出来ない。
定命の者に、そのような事が出来よう筈も無い。
だが、生きて逃げ出す事なら、お前達にも出来るかもしれない。
…なんなら、お前達が生き残る手助けをしてやってもいいぞ?』」
ウィンシー 「降服しろって事?」
バーン 「しっぽを巻いて逃げ出せってことじゃないか?」
DM 「『お前達も、私の頼みを聞いてくれるだろうな?』」
アレクセイ 「『まず、我々はこのまま帰るという選択はしない。
あくまでサートラスの復活を進めると言うなら、ここを突破させていただく。』」
バーン 「宣戦布告になっちゃったぞ。(笑)」
アレクセイ 「実は、あまり交渉する気がありません。 案外いい人で驚いたけど。(笑)」
DM 「アレクセイがそういうと『んー、では、貴様達は、ここで始末しておいた方が良さそうだな。』と。」
アレクセイ 「『そうですね。 我々をここで倒さなければ、今日はサートラスにとって悪い日となるでしょう。』」
DM 「というわけで、戦闘です。」
バーン 「まぁ、こうなるだろうとは思ってたよ。」
アレクセイ 「宗教関係者に、敵対宗教と交渉させるからです。(笑)」
アルベルト 「まぁ、僕も捕らえられていた恨みもあるから。(笑)」
DM 「人間の判定は”知識(地域)”で。」
バーン 「うん、9レベルまで分かるぞ。」
DM 「ファイター3レベルだ。 スパイクド・チェインを持っているぞ!
フルプレートも装備。」
バーン 「ウザイ武器持ってるなー!」
ウィンシー 「足払い専用武器ね。」
DM 「チャバクスも同じ判定でどうぞ。」
ウィンシー 「22。」
DM 「チャバクスは、ドルイド5レベルです。 リザードフォーク。」
バーン 「蛇は”知識(自然)”で14。」
DM 「ヴァイパースネークですね。 毒持ち。 てことで、まずは人間の護衛から。
まずはバーンに足払い。 近接接触攻撃。 14。」
バーン 「あたらないなぁ。」
DM 「次はユーヌに…ユーヌ?!」
ユーヌ 「ウウン、接触はつらいナァ。(棒読み)」
DM 「あたらねー。(笑)」
ウィンシー 「”炎の爆発”、チャバクスと蛇に反応18。 当たれば9点。」
DM 「両方ともセーブ失敗。 9点ずつね。」
アレクセイ 「”プレイヤー”かけます。 攻撃ロール、武器のダメージロール、セーブ、技能判定にプラス1。
敵には同様マイナス。 セーブ不可、呪文抵抗可です。
そして、剣を抜いておしまい。」
ユーヌ 「さて、チャバクスに”軽業”で隣接して、AC23。」
DM 「外れー。」
ユーヌ 「えー、堅いな。」
DM 「リザードフォークの外皮をなめるなよ!(笑)」
アレクセイ 「でも、”プレイヤー”があるから、24ですよ?」
DM 「またまたぁ、そういうACの読み方やめましょうよ。(笑) 24は命中!(笑)」
バーン 「バフ呪文ワスレテタ、当たる?ってやつね。(笑)」
ユーヌ 「失礼。(笑)」
アルベルト 「忘れるよね、バフ呪文って。(笑)」
アレクセイ 「なぜか、”プレイヤー”は特によく忘れられるんですよ。(笑)」
DM 「しかも、立ちすくみなの忘れてた。 余裕で当たるじゃん。」
ウィンシー 「話してた状態からだったから、立ちすくみは無くてもいいんじゃない?」
DM 「いやー、いきなり飛び込んできましたからね。」
ユーヌ 「17点でした。」
バーン 「5フィートステップで、チャバクスに攻撃。 AC29まで命中で、18点。
全力攻撃の2回目は外れ。」
DM 「バーンにしては、常識的な…。」
バーン 「普通の攻撃だからなー。」
アルベルト 「”アシッド・スプラッシュ”のワンドで攻撃、接触13。 命中で14点。」
DM 「いてぇ。 やっとチャクバスに回ってきたか。 移動して、機会攻撃を1回もらいます。」
ユーヌ 「ん、あたらねぇ。」
DM 「安全なところまで移動して、呪文発動。 呪文の完成と同時に、この人の顔がウルフみたいになりました。」
アレクセイ 「そのままでも噛みつけそうでしたけどね。」
DM 「まぁ、色々とメリットがね。 ちなみに”呪文共有”で、相棒のヴァイパースネークもウルフになったので、よろしく。
相棒はこのまま、ウルフのような顔になった蛇がユーヌに攻撃しますが、外れ。」
アルベルト 「さっきよりも楽勝ムード。(笑)」
DM 「イニシアチブが戻って、人間ズはバーンに外れ。 アルベルトに接触AC…命中。
筋力の対抗判定を。」
アルベルト 「筋力か、それは無いんだよな。 あ、でも抵抗した。」
DM 「ううむ、終了。」
ウィンシー 「”炎の爆発” 反応18どうぞ。」
DM 「人間、当たり、チャバクス、当たった、相棒、よけた。」
バーン 「密集していると、ウィンシーのカモだな。(笑)」
ウィンシー 「ダメージは14。 相棒は7点。」
DM 「人間は死んだ。」
ウィンシー 「こんな狭いところにいたらね。」
DM 「次アレクセイ。」
ウィンシー 「いっそ、剣で攻撃しちゃってもいいよ?」
アレクセイ 「じゃ、剣を抜いてと…」
DM 「お、スパイクト・チェインの機会攻撃範囲。」
アルベルト 「僕がカバーになっているから、出来ないよ。(笑)」
DM 「くそー。(笑)」
アレクセイ 「人間ファイターにAC27まで。 クリティカルロールは失敗で、普通に7ポイント。」
ユーヌ 「ファイターつぶしておくか。 ”軽業”で飛び込んで、アクションポイントを使ってAC21まで。
ダメージは14点。」
DM 「ん、死んだよ。 まだ3レベルだからねぇ。」
バーン 「攻撃どうするか…」
ウィンシー 「さっきのドルイド呪文で、多分ACがプラス6されてるよ。 元々が23だったら、今29とか。」
バーン 「祭壇に飛び乗って、蛇に攻撃。 AC18を上から振り下ろして、AC19。」
DM 「それは、外れ。 次アルベルト。」
アルベルト 「移動して機動戦闘を乗せて、”スコーチング・レイ”撃ちます。 
チャバクスに、2本まとめて。 接触AC17と13。」
DM 「あ、両方とも当たりだ。」
アルベルト 「34ポイント。」
DM 「それは、死にますよ。 HPマイナスの値が見たくないくらい。」
アルベルト 「やはり、接触は効くみたいだね。」
ウィンシー 「じゃ、残った蛇に”炎の爆発”で14ポイント。」
DM 「あ、死んだ。 もしかして、ダメージ1ポイントも与えてない?」
ユーヌ 「まぁ、アクションポイントは消費したけどね。」
バーン 「ダメージは食らってないな。」
アルベルト 「そうだね。」
DM 「うーん。 さて、この部屋は制圧しましたが、さっき説明したもの以外は、何もないですね。」
ウィンシー 「城の見取り図でもあればいいんだけどねー。」
DM 「さっぱりありません。」
アルベルト 「もう、チャバクスに息はないんですよね?」
DM 「黒焦げになってますよ。 ”スコーチング・レイ”で。」
バーン 「こいつは尖兵のメンバーというよりも、協力者っぽかったよな。」
ユーヌ 「利害関係で協力してたんだろうケド、ユアンティではないから、詳しい事情までは知らないんじゃないかな。」
DM 「てことで、ここでプレイヤーの昼食と休憩にしましょうか。」
 
チャバクス達の装備を漁り、ユーヌのプレイヤー宅のネコと遊んだ一同が昼食を終えて、再び卓を囲む。
 
<探索>
ユーヌ 「じゃ、次の部屋行ってみるか。 ここ。 もちろん、”聞き耳”と”捜索”は出目10でやっておくよ。」
DM 「特に何も無いようですね。 扉を開けると、中は大きな部屋になっている。
どうやら、謁見の間のようですね。
東の壁際には、一段高くなった台座があり、その上にさらに蛇の浮き彫りが施された演壇のようなものがあります。
で、ユーヌの”捜索”によって、その演壇の付近に罠がある事が分かった。」
バーン 「誰もいないのか。」
DM 「ある程度捜索してみたところで、誰か1D10を振ってみてください。」
ユーヌ 「ん、じゃあ5。」
バーン 「非常に真ん中だ。」
DM 「特に何も起きなかったようだ。 というわけで、演壇の付近には落とし穴があったよ。
落とし穴は、台の隠しスイッチを押すと、パカッと開くようになっている。」
ウィンシー 「ああー。(笑)」
アルベルト 「お前はもう用済みだ、って時に使うのか。(笑)」
ユーヌ 「落とし穴の下は、見える?」
DM 「1階分、下になっているようですね。」
ユーヌ 「死体とかはない?」
DM 「無いですね。 そこは牢屋になっているようです。」
ユーヌ 「ちょっと、探ってみよう。」
バーン 「ロープをたらしてみるか。」
アルベルト 「じゃ、僕が行ってみるよ。」
DM 「降りると、幅10フィート、奥行き10フィートの殺風景な部屋です。
中には汚れた藁と、便器があるだけ。
部屋の三方が壁で、残りが檻になっていると。」
アルベルト 「するすると、檻の向こうが見えるところまで降りていくと?」
DM 「降りの向こうには通路があって、その向こうにも牢屋がある。
どうやら、この地下には沢山の牢屋があるみたいですね。
斜め向かいの牢には、人間の男性が囚われている。」
アルベルト 「とりあえず、それが敵か味方か分からないし、一度戻って状況を説明するよ。
下の階は結構広そうだったよ。」
ウィンシー 「どっちからにする?」
バーン 「下の階から攻めるのもありか。」
ユーヌ 「上の階をある程度潰してからでいいんじゃないか?」
 
相談の結果、アルベルトが単独で降りて、もう一度様子を見てくることになった。
 
アルベルト 「割り込みの10フィートステップもあるし、モンクの《身かわし》もあるし、”フライ”のスクロールも持ってるからね。」
バーン 「色々凄いな。(笑)」
アルベルト 「てことで、下に下りて”聞き耳”してみます。」
DM 「ゼイゼイと荒い息が聞こえ、時々すすり泣きが聞こえるところからして、牢屋の中には囚人のいる部屋が複数ありそうだ。」
アルベルト 「ここで、『助けに来た!』と言って、助けきれる数じゃなさそうだ。」
バーン 「上の階を制圧してからだな。」
アルベルト 「じゃあ、上に戻って、『旦那旦那、捕まっている人がいっぱいいますぜ!』(笑)」
ウィンシー 「一人だったら、引き上げても良かったけど、いっぱいいるとなると…。」
バーン 「その時間をかけている間に、敵がきたりするかもしれない。」
ウィンシー 「正規の降り口を探したほうが早いかもね。」
 
謁見の部屋を後にした一行は、隣の部屋へと向かう。
 
DM 「1D10を振ってください。」
アレクセイ 「8。」
DM 「8?なんもない。」
ユーヌ 「なんなんだろう。」
DM 「さて、扉を開けると、そこには恐ろしい部屋の眺めが広がっている。
拷問台や、拷問器具の鉄の処女などがあり、その隣には縄や針や手錠を組み合わせたカラクリ仕掛けがあって、その使用法は、考えたくもなくなるほど。
床には血のシミがこびりつき、部屋の中央の、鉄格子がはまった穴の周りには、赤黒い水が溜まっています。」
ウィンシー 「ここでなら、相手が死ぬまで”威圧”できると。 拷問の効果って、そうだよね。」
アルベルト 「しかも、魔法で治せば死ぬこともないと。」
ウィンシー 「”不浄なる暗黒の書”に載ってた。(笑)」
DM 「部屋の奥には牢がありますね。 ちなみにここの照明は、壁のくぼみに”コンティニアル・フレイム”がかかっているので、明るいと思って下さい。」
ユーヌ 「よし、次行くか。」
 
入り口の吹き抜けを取り囲む、バルコニーの上を確認しに向かうが、途中で隠し扉を発見する。
 
ウィンシー 「部屋同士が、複雑に繋がりあう事に…。」
アルベルト 「うわ、選択肢が増えた(笑)。 知りたくなかったナァ。」
バーン 「ルートが多いな。」
ウィンシー 「蛇の巣だもんね。」
バーン 「やはり、1階ずつ潰していった方が良さそうだ。」
 
次に一行が入った部屋は、台所になっていた。
 
DM 「簡単な造りの台所で、石造りのテーブルが中央においてあります。
テーブルの表面には深い引っかき傷がつき、血のシミがついて、見栄えが悪くなっています。
南西の隅には牛の肉が積み上げてあり、強い臭いがする。 北東の隅には炉があって、置き火がしてあります。」
バーン 「かまどかな。」
DM 「炉の火の中には、人型生物の髑髏が1つ、黒ずんでボロボロになった状態で入っている。
で、1D10振ってください。」
アルベルト 「4。」
DM 「何も無い。(笑)
部屋には牛の厚切り肉があったり、包丁や大ぶりなナイフが6本ある。
それぞれ、ナイフはダガー、包丁はハンドアクスとして、代用武器に出来ます。」
ユーヌ 「次いくか。」
バーン 「包丁をザギグの袋に入れてみると、いくら出る?」
DM 「えー。 ダガーの半分の半分くらいだよ。」
バーン 「ダガーって1GPだっけ?」
ウィンシー 「飲み代くらいにはなるんじゃない?」
 
次の部屋は、食堂になっていた。
 
DM 「横長の部屋で、木で出来た食卓が2つ、それにイスが沢山並んでいます。
食卓には血のシミがこびりついていて、ここでどんな食事が行われていたか、おおよそ想像は出来ますよ。」
ウィンシー 「人間食べてるのか…」
DM 「1D10どうぞ。」
ウィンシー 「9!」
DM 「何も無い。(笑)」
バーン 「1とか10出すと、何かあるんだな?(笑)
さて、最初の吹き抜けの部屋の、バルコニーの上に誰かいないか、確認しに行こうぜ。」
DM 「バルコニーには誰もいないよ。 扉は沢山あるけど。」
バーン 「誰もいないなら、とりあえず下から潰そう。」
ウィンシー 「下に行く普通の通路もあるんだもんね。」
 
<牢獄>
DM 「では、降りましたー。 暗く細長い通路には、悪臭が立ち込めている。
通路の左右には牢屋の扉が幾つも並んでいる。」
バーン 「手近なところに囚人はいる?」
DM 「ええ、降りてすぐのところに、女性のエルフ。 それから別の牢に人間。
さらに別の牢には男のオーク。」
ウィンシー 「女性のエルフだって、ユーヌさん。」
ユーヌ 「でも、下々のエルフだろー?(笑)」
ウィンシー 「グレイ・エルフは気位が高いからなぁ。(笑)」


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