山形でTRPGやっちゃうよの会 第12回
【蛇人間の城塞−1−】
ウィンシー | 「しかし、前回は塔の前に見張りがいなくてよかったよね〜。 てっきり外で待ち構えられているものだと思ったんだけど。」 |
DM | 「この入口を通り抜けできる人がいるとは思ってませんからね。 ドラウは。 それにダスクローン家は母長エレッサルワを失って、大変な騒ぎなんですよ。」 |
アレクセイ | 「あと、エス・サーチから『ふはは、お前達はすでに用済みだ』という展開も期待してたんですが。(笑)」 |
DM | 「ありません。(笑)」 |
ウィンシー | 「そしてゼルギウスが『ここは俺に任せてお前達は行けー!』と。(笑)」 |
DM | 「そして終盤にリッチになって再登場するわけですね。」 |
ユーヌ | 「リッチになったのなら、3万ゴールド位貸してほしいな。」 |
アレクセイ | 「そのリッチじゃなーい。」 |
ウィンシー | 「こう、中ニ病的に『俺は善の心を持ったままリッチになったのだ!』とか。(笑)」 |
バーン | 「理性を持ったままリッチになった、リッチを超えるリッチ! リッチマンだ!(笑)」 |
アレクセイ | 「お金持ちなら、理性なくしそうですね、ええ。(笑)」 |
DM | 「さて、そろそろ始めましょうか。(笑) |
<過去> | |
DM | 「君達は暗黒洞の尖塔を攻略してファディーラを倒し、最上階のポータルである電気の門を見つけて、ひとまず雫石亭に戻った。 ここで戦いの疲れを癒し、ひとつの部屋で固まって寝てるんでしたっけ?」 |
バーン・ユーヌ | 「うん。」 |
アレクセイ | 「緊張しながら寝てますけどね。 『殿方と一緒の部屋なんて…どうしよう。』(笑)」 |
DM | 「では、皆さんマイナス5の”聞き耳”ロールを行ってください。」 |
ウィンシー | 「マイナス1!」 |
バーン | 「19−!」 |
グラム | 「1。」 |
アレクセイ | 「4。」 |
ユーヌ | 「エルフは瞑想している時間かな? 寝ている時間かな?」 |
DM | 「そうですね、ダイスで決めてください。」 |
ユーヌ | 「奇数なら瞑想でーす。 …16ですので寝ている時間ですね。 達成値は16。」 |
DM | 「うーむ、誰も起きないとは。 まぁいいや。 皆さんがぐっすり寝ていると、君達の部屋の中に忍び寄る影が。 その人物はウィンシーの枕元に立つと、手に持っていたサップを振り下ろした。」 |
ウィンシー | 「なんとー?!」 |
DM | 「サップなので、非致傷ダメージで。」 |
ウィンシー | 「寝ているのが、さらに寝るのね。」 |
DM | 「17点の非致傷ダメージ。 ヒットポイントいくらでしたっけ?」 |
ウィンシー | 「20です。」 |
DM | 「じゃあ、昏倒はしませんけれど、あなたは顔面を強く殴打されて起きました。(笑)」 |
ユーヌ | 「その音を起きていいですか?」 |
ウィンシー | 「普通、『きゃあー』とかいいますよ。(笑)」 |
DM | 「部屋の中にウィンシーの悲鳴が響き渡ります。」 |
バーン | 「じゃあ、跳び起きるぞー。」 |
アレクセイ | 「同じく。」 |
ユーヌ | 「アレクセイ、また寝相が悪いのー?(笑)」 |
アレクセイ | 「今日は僕じゃないよ!(笑)」 |
DM | 「そこにいたのは、皆さんお忘れかもしれませんが、ハーフ・ドラウのフィリスです。 『しまった』と言う表情でサップを握りつつ、身構えています。」 |
バーン | 「フィリスを押さえつけるぞ。」 |
ウィンシー | 「私はテレポートで逃げちゃう。(笑)」 |
DM | 「はい、フィリスは取り押さえられます。」 |
グラム | 「取り押さえられたか。」 |
DM | 「バーン相手に組みつきはマジ無理です。(笑)」 |
バーン | 「さすがに剣を抜くような真似はしないけどね。」 |
アレクセイ | 「紳士ですねー。」 |
バーン | 「『何してるんだー! 部屋が違うぞ!』(笑) とトンチンカンな事を言ってる。」 |
アレクセイ | 「じゃ、顔を照らして『あなたはフィリスですよね。なんでこんな事を?』と。」 |
DM | 「『やらせろ、あのウィンシーをやらせろ!』と、暴れています。」 |
バーン | 「じゃ、えびぞりにしてと。 グラム、ロープ取ってくれ。」 |
グラム | 「ああ、ぐるぐる巻きにしてやろう。」 |
バーン | 「じたばたするなー。」 |
DM | 「ウィンシーは、そうですねぇ…<知力>判定をどうぞ。」 |
ウィンシー | 「<知力>判定? あ、1出した!(笑)」 |
DM | 「うーん。(笑)」 |
グラム | 「これは、エス・サーチの命令か?」 |
DM | 「『あの方は関係ない! これは私の意志でやったことだ!』」 |
グラム | 「ああ、私怨ね。」 |
バーン | 「なんだよ、ウィンシーに恨みでもあんのか? そういえば、昔ウィンシーはアンダーダークで旅をしていたって言っていたよな?」 |
ウィンシー | 「そういえば、そんなネタあったねぇ。(笑)」 |
グラム | 「盗賊団なんだっけ?」 |
ウィンシー | 「それはキャラクターは知らないんだって!(笑)」 |
バーン | 「まぁ、二人とも、とりあえず落ち着け。(笑)」 |
DM | 「じゃあ、フィリスは滔々と語りだします。 かつて、ウィンシーがアンダーダークを荒らし回っていた頃の事。(笑) まぁ…ペデスタルでも色々とやらかした訳ですが、かつてフィリスはこのペデスタルの貴族の娘でした。」 |
ウィンシー | 「ほー。」 |
DM | 「でもたまたま、ウィンシー達盗賊団の被害に遭ったのがきっかけで没落してしまいまして。」 |
ウィンシー | 「あれー、家が傾くほどは取っていない筈なんだけどなぁ。(笑) もしかして、ちょっと力が弱ったところで周りから付け込まれたとか?」 |
バーン | 「額面と違う価値のあるものもあるからな。 価値は低いが、家の者をまとめるのに大事なものみたいな。」 |
ウィンシー | 「神君家康公から賜った、この小刀がぁ! みたいなノリね。」 |
バーン | 「そうそう、そのノリ。(笑)」 |
DM | 「その頃はペデスタルはまだドラウの支配下にあり、様々なドラウの貴族家があったんですが、そのうちの1つが没落したと。 その頃はまだフィリスは幼い少女だったんですが、それで路頭に迷ってエス・サーチに拾われた訳です。」 |
ウィンシー | 「10年経っても、顔を覚えていたのね。」 |
DM | 「10年で少し変わっていたせいか、最初のうちは確信が持てずにいたんですが、調べているうちに分かったそうです。」 |
グラム | 「しかし、サップでは死なないよなぁ。」 |
バーン | 「気絶させて、あとで謝罪させるなり、復讐するなりするつもりだったんじゃないか?」 |
DM | 「ええ。 あとでゆっくりとそうするつもりだったんですけどね。 で、ここで話を聞いている人は”真意看破”してみてください。」 |
ウィンシー | 「16だー。」 |
バーン | 「19。」 |
DM | 「じゃあ、バーンはフィリスは恨み事を言っていますが、完全に恨んでいないような、恨みきっていないような、そんな印象を受けます。」 |
バーン | 「そうか。 お前、恨んでいると言う割には、こんなサップなんて使いやがって。 本当は何か言いたい事があるんじゃないのか?」 |
ウィンシー | 「殺すつもりだったら、毒を塗ったダガーでよかったんだよね。」 |
アレクセイ | 「うん。」 |
DM | 「『それは…』と、目をそらしてですね、『そのおかげで、今の私があるのだからな。』と。」 |
ウィンシー | 「ポジティブな人なのね。」 |
DM | 「『没落しなければ、エス・サーチ様にも会えなかったかもしれない。』」 |
アレクセイ | 「そんなに好きなんだ。」 |
グラム | 「アンデットなのに。」 |
バーン | 「実は家も好きじゃなかったのかもしれないな。 冷たい父と母とか。」 |
ウィンシー | 「ハーフだもんね。」 |
DM | 「ハーフだから、家庭内でも色々とあったのかもしれませんね。」 |
ウィンシー | 「しかし、ばれちゃったのね。 こうなったらこれまでのことを話しておかないとダメでしょうね。 皆には黙っていたことだけれど、確かに昔アンダーダークを旅していた事があるのよ。 私は”蜘蛛糸のウィンシー”の名を持つ盗賊をやっていたんだけど…。 人に言う事でもないので黙ってたのよ。 と。(笑)」 |
ユーヌ | 「まぁ、それは…。」 |
ウィンシー | 「脛に傷をもつ身と言う奴です。」 |
ユーヌ | 「皆持ってるから、大丈夫サ!(笑)」 |
バーン | 「そんなの、あるか?(笑)」 |
アレクセイ | 「え、僕?!(笑)」 |
ユーヌ | 「誰でも知られたくない秘密は持っているものサ! はははは。(笑)」 |
ウィンシー | 「じゃあ、ユーヌを頼もしげに見つめて…『なんていい人なんでしょう』みたいに。(笑)」 |
バーン | 「だからと言って、盗みを働いていいというものでもないけどな。」 |
アレクセイ | 「いや、ウィンシーさんはちゃんと心を入れ替えてるので。(笑)」 |
ウィンシー | 「あしを洗って以来、10年以上盗みはしていません。 と。」 |
バーン | 「でも、こうなったら何かで償ってやらなければならないんじゃないか? ウィンシー。」 |
ウィンシー | 「では、今さら何か言えた義理ではないけれど…。」 |
グラム | 「命以外のもので、欲しい物を。」 |
DM | 「欲しいものと言われても、困るようですけど。(笑)」 |
ユーヌ | 「そりゃぁ、ね。 体はいらないだろうし。(笑)」 |
バーン | 「女同士じゃな。(笑) でも、そういう趣味の人も…」 |
DM | 「フィリスは違いますよ!(笑)」 |
ウィンシー | 「じゃあ、私達は生活に困る人はつくらないつもりだったけど、迷惑を掛けた人もいたのねぇ。 と、反省。」 |
DM | 「そう、ウィンシーは思い出します。 確かあれは、3500GPくらいのものを盗んでいたはずだ。(笑)」 |
ウィンシー | 「それで貴族家が傾くのー?!(笑)」 |
DM | 「額面だけの話ですよ。(笑)」 |
ユーヌ | 「きっと、その差で不渡りを出したんだよ。(笑)」 |
バーン | 「(ユーヌをちらりと見て)まぁ、悪事とはそういったものだ、って奴だよね。」 |
ユーヌ | 「まぁ、ボクも悪い事はシナイヨ?」 |
バーン | 「してるじゃねーか。(笑)」 |
ユーヌ | 「人並みのことしかやってないさ。」 |
バーン | 「盗人には3分の理があると言うが、7分は悪と言う事だよ。 といいつつ、フィルスの縄をほどいてるよ。」 |
グラム | 「これ、エス・サーチに報告すべきか?」 |
バーン | 「余計な事は言わなくてもいいんじゃないか?」 |
ウィンシー | 「『殺さず、犯さず、貧しい者から盗まず』を守っていたつもりだったけど、こうやって被害者がいたんだなーと、ちょっと暗い気持ちになっています。」 |
ユーヌ | 「所詮はね。 ちゃんと考えてやらないとダメなんだ。 素人の盗人はね。」 |
バーン | 「せめて『猿も木から落ちる』くらいにしておいてやったらいいんじゃないか?」 |
アレクセイ | 「少なくとも、フォローにはなってませんけどね。(笑)」 |
DM | 「というわけで、これは予定していた”バンリアローグ”契約イベントなので、『罪を犯した相手であるNPCの居場所を突き止め、その者に対して自分のアイテムを差し出すか、奉仕を申し出て、保障を行わなければならない。』と。」 |
グラム | 「ほー。 探し出す手間が省けたな。」 |
ウィンシー | 「えーと、お金ないんだよね。 みんなお金持ってる?」 |
バーン | 「少しずつ貸してやればいいか。」 |
ウィンシー | 「借金して保障してもいいんだよね?(DM「ええ」)じゃあ、保障を申し出ます。」 |
しかし、金銭だけで集めきれなかったため、現物も交えることになる。 | |
ウィンシー | 「高品質クロスボウとかはともかく、保存食とか混じってるけどいいのかなぁ。(笑)」 |
DM | 「気持ちが大事ですよ、気持ちが。(笑) ではフィリスはその保障を受け取って『これで、水に流すこととする。 私も今の生活が嫌ではないからな。』 それに、1発殴れたしー!(笑)」 |
ウィンシー | 「死にかけたわ!(笑)」 |
DM | 「さて、こうした一連のイベントがあったところで、ウィンシーの心の中に”バンリアローグ”が話しかけてきます。 『あなたは過去の過ちを償いました。』 君は特技<初級レガシィ・バンリアローグ>を得、これにより、”バンリアローグ”と正式に契約することとなりました。」 |
ウィンシー | 「えーと、セーヴが1下がって、術者レベルが1下がって(笑)…。」 |
DM | 「あと、1レベルの呪文スロットが減少します。 ただし能力として、 ”解読の秘術”、”アーケイン・マーク”、”ディテクト・マジック”、”リード・マジック”を無制限で使えます。 あと、”小回りの効く秘術”。 これは呪文準備が1時間のところ、20分で済みます。 あとは呪文効果時間延長(レッサー・メタマジック・エクステンド・ロッド・オブ・スペル)としても機能します。」 |
ウィンシー | 「うん、それ重要。」 |
DM | 「というわけで、”バンリアローグ”契約イベントは終了です。」 |
ウィンシー | 「こぶができたけどね。(笑) それにしても、昔のことを思い出しちゃったなぁ。 オヤブンは今でも生きてるんだろうかとか。」 |
アレクセイ | 「心の傷は癒せませんが、非致傷ダメージだけは治療しておきましょうね。」 |
DM | 「そんな感じで一夜が明けるわけですが、翌朝皆さんはどうしますか?」 |
ウィンシー | 「とりあえず、報告に戻るという意見で一致してたんだよね。」 |
グラム | 「雫石亭で朝食でもとりながら相談しよう。」 |
アレクセイ | 「この箱(前回手に入れた、食糧が出てくる箱)をあければ、まともな食糧が出ますけど。」 |
ウィンシー | 「味はどうなのかな?」 |
DM | 「説明文には書いてないですね。」 |
ウィンシー | 「魔法で作った食べ物って、ダンボールを水でふやかした様な味だって言うよね。」 |
アレクセイ | 「”クリエイト・フード”の呪文で作る食糧は、美味しくないけど栄養はあるんですよねー。」 |
DM | 「まぁ、まずくはないけど栄養価はあります。」 |
ユーヌ | 「いくらでもあるみたいな事が書いてあったけど、もう御馳走様だよな。」 |
ウィンシー | 「魔法の食べ物よりも、温かいものがいいな。」 |
<依頼> | |
DM | 「皆さんがそうやって朝食をとっているとですね、雫石亭の扉が大きく、バタンと開きます。」 |
バーン | 「なんだ?」 |
DM | 「開いた扉の所には、君達が見覚えのある人物が。 ハーフエルフの女のバードです。」 |
グラム | 「あれか。」 |
バーン | 「またか。」 |
アレクセイ | 「リーラですか。 なぜ、こんなところに。」 |
DM | 「ええ、そのリーラです。 ”大帝王の墳墓”で登場して、第7回のザギグの試練のシナリオにも登場した人。」 |
ウィンシー | 「財布をスろうとした人ね。」 |
DM | 「ええ。 見つかっちゃいましたが。 そのリーラは雫石亭の中を見回し、君達を発見すると驚いたような顔で、『丁度いい所に!』」 |
ユーヌ | 「へ?」 |
バーン | 「なんだ?」 |
グラム | 「また、何か問題が?」 |
DM | 「そう、問題が。 『仲間が捕まったのよ! 助けて!』」 |
グラム | 「仲間って、また新しい仲間?」 |
ウィンシー | 「早いなぁ。(笑)」 |
バーン | 「(ジト目で)なぁ〜かぁ〜まぁー?」 |
ユーヌ | 「いーく〜ら〜?」 |
ウィンシー | 「まぁまぁ、落ち着いて座りなさい。 水でも。」 |
DM | 「例によって、リーラはお金持ってませんけどね。」 |
ウィンシー | 「もう無いんだ。 早いな〜。」 |
バーン | 「で、仲間ってのは、どういう人たちなんだ?」 |
DM | 「最初から事情を話すとですね、リーラはトーチ・ポートで下水道掃除の依頼を受けていました。」 |
ウィンシー | 「それって、トーチ・ポートの下水道に出るって言うモンスター退治のこと?」 |
DM | 「ええ、そうなんです。 その仲間はニンジャとサムライとウィザード。」 |
グラム | 「ニンジャなんてクラスがあるんだ。」 |
ウィンシー | 「確か、戦士大全に載ってる。」 |
DM | 「で、その4人で下水道にもぐってモンスターを退治していたんですが、たまたま変な場所を見つけて、それをいじってみたら転移してしまったと。」 |
グラム | 「ほう。」 |
ウィンシー | 「テレポートしてきたの? ってことは…あなた、ここが何処か分かってる?」 |
DM | 「『分かるわけ無いじゃない! 天井はあるし!』」 |
ウィンシー | 「変なポータルでも触っちゃったのかなぁ。」 |
バーン | 「トーチ・ポートの下水道がアンダーダークにつながってるって噂は本当だったのか。」 |
アレクセイ | 「第7回セッションあたりでしたね。 その話。」 |
DM | 「『でも、ここに来たとたん変な連中に襲われて、私だけ命からがら逃げ出してきたの!(涙目)』」 |
バーン | 「変な連中って?」 |
ウィンシー | 「そうは言っても、ここにいる普通の人間って、私達くらいじゃないの?」 |
バーン | 「まぁ、人間なんて奴隷かならず者くらいだからな。」 |
ウィンシー | 「じゃ、基本的なことを説明してあげましょうか。 ここはアンダーダークの一丁目。(笑)」 |
DM | 「『な、なんですってー?!』」 |
ウィンシー | 「地上では、御伽噺の中の世界だものね。」 |
バーン | 「モンスター図鑑をペラペラとめくって今まで戦った敵を見せて、『この中に、その変な連中はいるか?』」 |
DM | 「『あ、いた。 そのカエルみたいな奴。 そういうわけで、助けて。』」 |
バーン | 「クオトアかー。 タコみたいな頭の奴はいないだろうな?」 |
ユーヌ | 「それだったらヤバイだろ。」 |
アレクセイ | 「マインドフレイヤーのこと? そんなに強敵なんだ…」 |
ユーヌ | 「一応、”真意看破”しておくか。 13だが。」 |
アレクセイ | 「20です。」 |
DM | 「ウソはついていないと思うよ!」 |
アレクセイ | 「じゃあ、困ってるみたいですし、力を貸してあげましょうよ。」 |
DM | 「一応、無理だとは思いますけど、もう一度”真意看破”してみてください。 知り合いということで、+2してもいいですよ。」 |
グラム | 「やっぱり何かあるのか。 今度は20。」 |
アレクセイ | 「あとは軒並み、さっきより低いんですよね。」 |
DM | 「それでは、そういうのに弱いパーティということで。(笑)」 |
アレクセイ | 「疑うことを知らないんだ。(笑)」 |
DM | 「場所は”ナゾナゾ区”の、とある小屋。 噂によると、”跡を継ぐ者”の根拠地があるとか無いとか。」 |
ウィンシー | 「それで、クオトアなのね。」 |
ユーヌ | 「で、話戻るけど、なんぼ?」 |
DM | 「『だから、お金ないんだってば…っ! お金があれば下水道掃除なんてしないわよ!』(一同笑)」 |
バーン | 「じゃ、チラチラとリーラの装備を見てみる。」 |
DM | 「彼女は6レベルバード。」 |
アレクセイ | 「前回よりレベルが上がってる〜。」 |
グラム | 「前回は3レベルくらいだったよな。」 |
DM | 「装備は、見事な造りのレイピア、見事な造りのショートボゥ、見事な造りのミスラル製チェインシャツ、見事な造りの楽器。」 |
バーン | 「それ売ったら、結構なお金になるんじゃないか?」 |
ウィンシー | 「ひどい。(笑)」 |
アレクセイ | 「リーラが更正できなくなっちゃう。(笑)」 |
ユーヌ | 「ま、報酬は助けた3人からもらうとするか。」 |
DM | 「あの3人なら、それなりに持ってるんじゃない?」 |
バーン | 「信用できないけどな。(笑)」 |
グラム | 「で、助かったらどうするんだ?」 |
DM | 「『とっとと、帰るわよ!』」 |
ユーヌ | 「そうだ、じゃあ歌ってもらおうか。」 |
グラム | 「歌う?」 |
ユーヌ | 「ユアンティ達の集まっている場所とかを、<バードの知識>で。」 |
バーン | 「ああー。 それか。」 |
アレクセイ | 「サートラスの事も聞いて欲しいですね。」 |
DM | 「リーラは凄く急いでいるようですが(笑)。」 |
ウィンシー | 「じゃあ、成功報酬ね。」 |
バーン | 「歌わなかったら、楽器以外全部このバック(ザギグズ・エクスチェンジ・バック)に放り込むからな。」 |
アレクセイ | 「それは酷いよ。」 |
バーン | 「念を押しただけだ。 本当にはやらないさ。」 |
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