山形でTRPGやっちゃうよの会 第11回
【暗黒洞の尖塔−4−】

 

アレクセイ 「しかし、いくらドラウとは言え、はぐのは気が引けますね。」
ウィンシー 「冒険者的にはいいと思うんだけどね。」
DM 「『いいじゃないですか。 僕らが死んだ時に困りますよ。』とゼル。(笑)」
ウィンシー 「同感。 詳しい扱いの仕方は知らないけど、多分なんとかなるでしょうと、はがしてみました。
できれば”神秘学”とか”呪文学”しながらはがしたいんだけど?」
バーン 「ま、口は出さないが手も出さないよ。
やはり顔つきはあまり面白く思ってないようなものになってるから。(笑)」
DM 「やるのなら、”呪文学”判定してみましょうか。」
グラム 「ドワーフの文化としてはあまり…」
ウィンシー 「冒険者の文化ならOKなんだけどね。」
バーン 「ドラウならいいかとは思うんだ。」
ウィンシー 「私は人間だろうがエルフだろうが、ドラウだろうがいいと思うけどね。(笑)
それが、カオティック・ニュートラル。」
グラム 「ドゥエルガルなら、それもいいかと思う。」
ウィンシー 「トゥエルガル相手なら、ドワーフなら石棺を割ったり神殿を壊すこともあると思う。
じゃ、”呪文学”行きまーす。 5が出て25。」
アレクセイ 「5が出て25なんだ。(笑)」
DM 「ここはゼル君もやりますよ。 9が出て25。 …あれ?(笑)
まぁ、その埋葬布について、見当くらいはつくでしょう。
何か魔法的な力で、腐らないようにしているんじゃないかと。」
ウィンシー 「いつか、復活する事でも考えていたのかなー。」
アレクセイ 「かも知れないですね。」
DM 「要は”ジェントル・リポウズ”がずっとかかっているような感じです。
埋葬布をとると腐るんじゃないかな。 と。」
グラム 「女性だから、いつまでも美しい姿で留めておきたかったのかな。」
ウィンシー 「白金製の装飾品ももらっちゃおう。」
DM 「白金のネックレスが1000GP、指輪が250GPのものが2個。」
ウィンシー 「”シールド・アザー”の焦点具にもなりそうね。」
アレクセイ 「もっと安いものでもいいんですけどね。」
ウィンシー 「まぁ、高い分にはいいだろうから。 …売るけどね。(笑)」
アレクセイ 「焦点具用の指輪なら、もう持ってますから。」
ウィンシー 「でも、あれをアレクセイが使うのは嘘だよー。」
DM 「まぁ、アレクセイが使うのはちょっと。(笑)」
ウィンシー 「体力があるクレリックだったとしても、使うのはどうかなー。」
アレクセイ 「人のダメージを肩代わりするというイメージ的には綺麗なんですけどね。(笑)」
グラム 「貴重なクレリックにダメージが行くのは危険だ。」
アレクセイ 「…使わない方が、いいですか。(笑)」
   
棺の部屋を後にした一行は、部屋の岩棚に上る。
 
<墓地−フォーロンタスク−>
DM 「この岩棚は天然の大きな洞窟だったように見える。
上からは鍾乳石が垂れ、下からは石筍が突き出し、中にはそれがくっつきあって柱になったものもある。
そして砕けて瓦礫の山になったものもあります。
今いる岩棚からは、段差が浅い石の階段が、下の墓地へと続いている。
東の壁の北よりの方では、2本に分かれた通路がとなりあって進んでいます。
北の壁は一部が加工されて平らになっており、その部分の真ん中に石の扉がある。
空気はやはり土のにおいがするが、これに雨のにおいが混じり、そして東の通路からは流れる水の音がします。」
グラム 「ま、この塔で暮らすからには水がなければおかしいというか。」
バーン 「アンデットが暮らす分には、いらないでしょ。」
ウィンシー 「クレリックがいれば、1日に何ガロンも水が出てくるけどね。」
アレクセイ 「うん。」
ウィンシー 「あれは0レベル呪文だから。」
アレクセイ 「もう、ガロンガロン出しますよ。(笑)」
バーン 「冒険者は、無駄にクレリック1レベルあってもいいんじゃないかと思うもんな。 水の為だけに。」
ウィンシー 「軍隊にクレリックがいると、水の問題だけはなくなるのよね。(笑)」
アレクセイ 「もう、食料も出せるようになりましたよ。(笑)」
DM 「さて、皆さんがこの岩棚に上ってくると、東の壁の岩棚の壁から飛び出してくる者があります。
意味の通らぬうわごとをつぶやく、痩せこけた人型の者です。
その肉は乾いて縮み、カサカサした白い物を体中にまぶしたように見える。
眼は緑色に燃え、頭は4本脚のタコを日干しにしたように見える。
タコと違うのは、足のつき方。
くわっと開いた大きな口の周りに4本の触手がだらりと垂れており、口には大層大きな鋭い歯が並んでいて、ギリギリと歯ぎしりをしています。
細長い腕の先には4本指の手があり、指の先には恐ろしげな爪がついています。」
バーン 「頭がタコと言えば、マインドフレイヤーしかいない気がするんだが。」
ウィンシー 「マインドフレイヤーのアンデットって事かな。
食べ物も水もないこんなところでは、アンデットくらいしかいられないもんね。
干からびて、脅威度がが上がっているのかな。」
DM 「(マインドフレイヤーの図を見せて)これが、干からびたものだと思ってください。」
一同 「あー。」
バーン 「ま、タコもイカも干からびると名前が変わるからな。
マインドフレイヤーじゃないよ、きっと。」
アレクセイ 「スルメとか?」
ウィンシー 「アタリーメ。(笑)」
バーン 「タコは干すと何になるんだっけ?」
ウィンシー 「さぁ。」
アレクセイ 「酢ダコ。(笑)」
バーン 「酢ダコは、違うだろ、酢ダコはー!(笑)」
DM 「さぁ、説明いきますよ。(笑)
熱の波と恐怖の波がどっと押し寄せてきたかと思うと、東の壁の南側の穴を無理やり通り抜けて大きな人影が出てくる。それは痩せこけて毛と言う毛が抜けた、体から塩を吹いた巨人のようで、身の丈は8フィートあまり(約2m40cm)。
落ちくぼんだ目は、ギラギラと輝いている。
口は乾ききってゼイゼイと音を漏らし、唇は縮んでいるので、黄色い歯がむき出しになっている。」
グラム 「こいつも、干からびたアンデットか。」
DM 「というわけで、知識判定をどうぞ。 ”知識(宗教)”。」
ウィンシー 「じゃあ、大きい方からやろうか!」
アレクセイ 「はい、では大きい方。 例によって1ケタしか出ませんが(笑)。」
ウィンシー 「なんとー。」
アレクセイ 「合計19です。」
ウィンシー 「もっと頑張ってー。(笑) こっちは20!」
バーン 「お、21。」
DM 「21だと分かりませんね。 名前は仮に”D”としておきましょう。」
バーン 「なにー?!」
ウィンシー 「分からなかったかー。 じゃあ、次マインドフレイヤーの方ね。
ここで”説話蒐集家”を使います。 ムダに高いかもしれないけど、32。」
アレクセイ 「こっちもいい目がでましたよ(笑)。 26。」
ウィンシー 「偏るなー。(笑)」
DM 「それは分かります。 ”エヴォールド・イリシッド・フォーロン・タスク”。
フォーロンタスクというクリーチャーの、イリシッド(マインドフレイヤー等)バージョンのエヴォールドというテンプレートがついているクリーチャーです。」
ウィンシー 「エヴォールドって、進化とかそういう意味?」
DM 「そんな感じですね。 フォーロンタスクは、『捨てられた殻』程の意味で、砂漠などで渇き死にしたクリーチャーがアンデットになったもの。
それにエヴォールド…進化したという意味のテンプレートを身につけている。
アンデットになって久しいため、体内により多くの負のエネルギーを蓄えて力を増した者。
能力としては、<高速治癒3><ダメージ減少5/魔法>。
攻撃は爪/爪/噛みつき。
疑似呪文能力として”ヘイスト”…対象は自分のみですけどね。
さらに”スパイダークライム”を常に受けていて、<掴み強化>、それに<WIS吸収>という特殊能力があります。
生きている相手の体に開いた傷があったなら、組みつきに成功する事によって敵(この場合プレイヤーキャラクター達)から水分を吸収する事ができる。
2D6ポイントのダメージ、かつ疲労状態。」
ウィンシー 「ダメージを受けている状態だとまずいってことかー。」
DM 「あともう1個、これは特性と言うものですが、”水への執着”があります。
目に見える水に気づいた場合、フォーロンタスクは難易度15の<意志>セーヴを行わなければならない。
セーブに失敗した場合、手に掴んでいる犠牲者がいたならばそれを手放し、代わりにその水を手に入れようとしなければならない。」
ウィンシー 「”クリエイト・ウォーター”なんてないよねぇ?」
アレクセイ 「いつもは覚えてるんですが、今日に限って無いんですよ(笑)。 まぁ、水袋がありますから。」
バーン 「(マップを見て)あれ、この岩棚の隅っこに水が流れてないか?」
DM 「ここからは奥まっていて見えないし、登場する時には<意志>セーヴに成功したんです! そういう事にしておいてください。(笑)
この性質を利用してフォーロンタスクを騙し、聖水を飲ませることも可能。」
バーン 「聖水持ってないぞ。」
アレクセイ 「聖水? 何それ、美味しい?」
ウィンシー 「クレリックが持ってなくていいの?(笑)」
アレクセイ 「だって、高いんですよ、あれ。(笑)」
DM 「まぁ、<判断力>判定で聖水だと気づくかもしれませんけどね。」
ウィンシー 「とりあえず、怪我には気をつけてね。」
バーン 「要するにこいつの前で”ブレード・オブ・ブラッド”しちゃいけないという事か。」
ウィンシー 「そうだね、傷が開いたところで吸いつかれそう。」
DM 「あ、ちなみに3ヒットダイスです。」
アレクセイ 「ヒットダイスはそんなに多くないんだね。」
ウィンシー 「じゃあ、32も出さなくても(笑)。 挙句大きい方分からなかったし。」
DM 「そういう事ですね。(笑) じゃあ、イニシアチブ順に行きましょうか。」
アレクセイ 「あれれ、ずいぶん低い…スルメよりも遅くて最後だ。」
グラム 「ターンの前にアンデットの番か。」
アレクセイ 「きっと、もう疲れちゃってるんですよ。(笑)」
バーン 「皆に完全にスルメ扱いだな。(笑)」
ユーヌ 「さて、弓で大きい方を撃ちますよ。 AC11。」
DM 「ん、当たらない。」
バーン 「(マップを見て)この、敵の手前にある瓦礫みたいなのは何?」
DM 「ああ、説明を忘れてましたね。 これは重度の瓦礫で、移動困難地形。 通常の4倍移動を消費します。」
ウィンシー 「すると、突撃は無理かー。」
バーン 「いや、<跳躍攻撃>があるからできるよ。 ただ機会攻撃を食らうけど。」
ウィンシー 「立ちすくみ状態だから、<迎え撃ち>を持っていなければ大丈夫じゃない?
少なくともスルメは持っていなかったみたいだし。」
DM 「そうですね。 大きい方は分かりませんでしたが。」
バーン 「しかし、ここは男として飛びこまねば!(笑)」
ウィンシー 「助走がつけられないのはつらそうね。 立ちジャンプ。」
バーン 「そうなのよ、難易度20なんだよ。 (ダイスを振って、出目は2)…あれ?
飛ばないで普通に歩いちゃったみたいだ。(笑)」
DM 「でも、機会攻撃は喰らいませんでしたよ。」
バーン 「よしよし、普通に近づいて斬りました。」
アレクセイ 「バーン、足がもつれたみたい。(笑)」
バーン 「きっと、跳ぼうとして『いや、これは対空迎撃が怖そうだ』と歩くことにしたんだよ。(笑)
大きい方にAC28までは当たる?」
DM 「超当たります。」
バーン 「18点。 クリティカルする目だったんだけど、アンデットだからしないんだよなー。」
DM 「ダメージが減少された様子はないですね。 いてー。(笑)」
ウィンシー 「さて、効果範囲操作のロッドを取り出して、”インセンディアル・スライム”!
グリースの燃えるバージョンだと思ってください。
難易度17の反応セーヴをどうぞ。」
DM 「大きい方、Dは失敗、スルメは成功。」
バーン 「おーっ。 スルメの分際で。」
ウィンシー 「スルメの分際で…。」
DM 「スルメって言うな!(笑)」
グラム 「転ぶと攻撃が当たりやすくなる?」
ウィンシー 「相手のアーマークラスにマイナス4。」
アレクセイ 「しかも、起きあがる時に機会攻撃ができるとか。」
グラム 「ほーぅ、素晴らしい。 では5フィートステップで移動して全力攻撃。
命中で、ダメージ10点。 2回目は外れ。」
DM 「次はDですか。 起き上がりますよ、それは。」
ウィンシー 「みんな、機会攻撃だ!」
バーン 「機会攻撃を食らえ!」
DM 「バーンとグラムは機会攻撃をどうぞ。」
バーン 「命中で、16点。」
グラム 「20が出て命中。 でも、アンデットだからクリティカルはしないのか。残念。 ダメージは10点。」
DM 「何もする前に殺されそうだ(笑)。 俺に能力を使わせてくれ!
そういえば、ラウンドの最初に高速治癒で3点治ってます。」
バーン 「まだ生きてるのか。」
ウィンシー 「だって、ヒットダイス11以上だもん。」
バーン 「そうか。 元気だなー。」
DM 「(ダイスで判定して)バーンに攻撃。 <強打>5点入れちゃおう。」
バーン 「そいつは悪?」
DM 「悪です。」
バーン 「じゃあ、AC22です。」
DM 「攻撃、あたるだろう…当たった! <薙ぎ払い>まで頑張っちゃうぞ!」
アレクセイ 「そんな無茶な。(笑)」
バーン 「いや、俺相手ならあり得る。」
DM 「30点!」
バーン 「うわ。 でも生きてる。」
DM 「さらに<頑健>セーブをどうぞ。」
バーン 「悪だから+2されて、17!」
DM 「疲労状態になります。 さらに一時的にあなたのヒットポイントを吸い取って5点の一時的ヒットポイント。
モリモリモリっと。」
ウィンシー 「2人ともそういうの持ってたんだ。」
DM 「ええ。 で、Dは終わり。 次はスルメ。
”インセンディアル・スライム”のセーヴにも成功して、5フィートステップ。
怪我をしているバーンに爪行くよ〜。」
バーン 「来るな〜!」
DM 「攻撃外れ。 ”ヘイスト”使っておけばよかった。」
アレクセイ 「バーンに接触して”キュア・シリアス・ウーンズ”使いますよ。」
バーン 「アリガトウ。」
アレクセイ 「でも、出目が低い。 14点回復。 バーンのピンチでちょっと焦っちゃったかも(笑)。」
DM 「さて、先頭に戻ってユーヌ。」
ユーヌ 「レイピアを抜いて、機動戦闘でACを上げつつDに攻撃。 命中!
てか、クリティカルじゃん、この目…って、アンデットにはクリティカルしないんだった。(笑)」
バーン 「皆言ってるな。(一同笑)」
ユーヌ 「大きい方に8点!」
DM 「ああ、高速治癒分が。」
アレクセイ 「こうして削って行くのが効くんですよね。」
ユーヌ 「そうそう。」
バーン 「じゃあ、全力攻撃! HPは相変わらずヤバいが、死ぬまで剣を振り続けてやる!
デカイのに命中! 17ポイント。(DM「まだ…まだ死にません!」)
2回目攻撃も命中! 15点。」
DM 「ああ、やられた。」
グラム 「よし。」
バーン 「よし、スルメに<薙ぎ払い>! AC7まで。(笑)」
DM 「当たらない。(笑)」
アレクセイ 「さすがに疲労状態ではきついみたい。」
ウィンシー 「では、”インセンディアル・スライム”の効果で転ぶかどうかどうぞ。」
DM 「転んだ。」
ウィンシー 「じゃあ<炎の爆発>で燃やしちゃうね。 ”インセンディアル・スライム”にも引火してダメージ!
<反応>16で9点。」
DM 「はい。」
ウィンシー 「で、ここからが本命。 ”インセンディアル・スライム”の発火で難易度17の<反応>セーブをどうぞ。」
DM 「本命はこっちなのか(笑)。 セーブは成功!」
ウィンシー 「じゃあ、半分で7ポイント。」
DM 「死にそう。(笑)」
ウィンシー 「あとは、グラムさんに任せた!」
グラム 「ならば全力攻撃。 命中して8点。」
DM 「あ、死んだ。」
グラム 「よーし。」
DM 「ちなみに、でっかい方は”デシテイター”というクリーチャーでした。
”乾燥させる者”と言う意味ですね。」
ウィンシー 「あーそれでね。」
DM 「実験器具でもデシテイターってありますもんね。」
ウィンシー 「文系だからわからなーい。(笑)」
バーン 「あー、死ぬかと思った。 だらだらしてよう。(笑)」
アレクセイ 「そんなバーンは回復しておきましょう。」
DM 「”脱水ブレス”とかあったんですけどね。 使う暇がなかった。」
ウィンシー 「この部屋には何かないのかな?」
DM 「奥の方に水がわいているくらいですね。 神聖で清潔な水です。」
バーン 「あいつら、ここで飲めばよかったのに。」
グラム 「神聖だから飲めなかった?」
DM 「いえ、聖水ではないので、飲めますよ。」
グラム 「うーむ。」
DM 「皆さんが来る前はスルメが『ウマー』とか言いながらなめていたわけです。」
ウィンシー 「一応、水袋にもらって行こうかな。」
グラム 「クレリックは聖水を作る魔法は…?」
アレクセイ 「ありますよ。 でも完成品を買うのと同じだけ材料費がかかるんですよ。(笑)」
ウィンシー 「教会は原価で売ってくれてるんだよねー。(笑)」
 
この部屋には小さな隠し部屋があった。
 
<調査>
DM 「ここは周りの洞窟にあった天然の洞(うろ)を掘り広げたようなものです。
見たところ全く空っぽですが、東の壁にいくつか小さな穴があいていて、かつて鏡か何かでも取り付けてでもいたかのように見える。」
ウィンシー 「大きな鏡?」
DM 「いえ、小さなものをいくつかですね。」
バーン 「集光装置とか?」
DM 「というわけでもないみたいですね。」
グラム 「メデューサは鏡を嫌うから?」
DM 「そんな設定はあったかなぁ。」
アレクセイ 「嫌わなくても、持たれると不利にはなりますよね。」
ウィンシー 「自分たちの鏡を差し込んでみるとか?」
DM 「特に何もおこりませんよ。」
グラム 「さて、そろそろ呪文が切れたんじゃないか?」
アレクセイ 「いえ、まだ0レベル呪文が4つも残ってますよ! 他はないけど。(笑)」
ウィンシー 「こっちは残ってるんだけどねー。」
バーン 「バフ呪文も、そろそろ切れるだろ。 どこか休める場所を探そう。」
ウィンシー 「1階の台所かな?」
DM 「では、君達は1階にもどると。」
ウィンシー 「場所を確保したら、本を調べたり、アイテムを”アイデンティファイ”してもらおうよ。」
DM 「はい、調査するということで。」
ウィンシー 「まずは書斎の本からかな。」
DM 「はい。 日記の方の1冊にはですね、この塔の4階にある魔法の鏡について詳細に記されています。」
ウィンシー 「さっきのくぼみがあった部屋は3階だったよね?」
DM 「うん。 鏡はスクライング用の焦点具として使用していたこともあったが、現在鏡は特定の場所に同調させられていると。
要は防犯カメラです。」
グラム 「ほー。」
ウィンシー 「じゃあ、さっきのモニター室?」
DM 「だった場所ですね。 今は4階に移されている。
で、その防犯鏡を見るには合言葉が必要です。 それが君達がメモで持っていた…。」
ウィンシー 「ああ、あれか。 あれが1番カメラ、2番カメラ、3番カメラに連動しているのね。」
DM 「そんな感じです。(笑) というような事が分かり、その鏡を勝手に利用されないように番人も用意してあると。
人造の、鏡に関連づけられたクリーチャーのようです。」
ウィンシー 「鏡ミミックとか?」
DM 「”シャード・キャスター”と言う名前です。」
グラム 「”キャスター”は投射する者。」
DM 「まぁ、そんな事が分かりますね。
他の日記には『いつか必ず、ペデスタルの貴族どもに復讐してやるぞ。』とか、埒もない繰り言もあります。」
ウィンシー 「てことは、やっぱりマローはドラウだったのかな?
ドラウども、じゃなく貴族どもって言ってるし。」
DM 「1階で見た幻影、あれがマローのようでしたから、ドラウというのは当たっていますね。」
ウィンシー 「ちなみに、奥さんに関する事は書いてある?」


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