山形でTRPGやっちゃうよの会 第10回
【暗黒洞の尖塔−3−】
DM | 「達成値15…じゅうご?!」 |
ユーヌ | 「1が出たからね!」 |
DM | 「ああ、なるほど。 特にめぼしいものは見つからないんですが、沢山の羊皮紙、インク、木炭、それに3冊の白紙の本。 それらが手つかずで机の上にあります。 本棚には古い日記。」 |
ウィンシー | 「きた!」 |
DM | 「それに数冊の娯楽読物。 ドラウのジョーク本など。 …これ、俺凄く読んでみたいな(笑)。 さらに魔法のものと思われる巻物が3巻。」 |
ウィンシー | 「せんせい、一応”リード・マジック”お願いします。」 |
バーン | 「なに? ”リードマ”する?」 |
アレクセイ | 「”リード・マッスル?”」 |
バーン | 「『”リード・マジック”する?』 な。(笑)」 |
DM | 「1本目は信仰呪文の”クリエイト・アンデット”。」 |
ウィンシー | 「それ、悪の呪文なんだけど。 ザギグバック行きね。」 |
アレクセイ | 「うん、使いません、使えません。(笑)」 |
グラム | 「善のクレリックだからな。」 |
DM | 「2本目は秘術呪文”バンペリック・タッチ”。」 |
ウィンシー | 「相手が疲労するやつね。」 |
DM | 「ええ、これも死霊術ですね。 あとは”ヘイスト”があります。」 |
ウィンシー | 「あ、それいい!」 |
グラム | 「どんな呪文だっけ?」 |
ユーヌ | 「全力攻撃時に、もう1回追加で攻撃できる。」 |
DM | 「あとは移動が増えたり、ACが1増えたり…。 さて、あと机の上には絹のように滑らかな、黒い手袋があります。」 |
バーン | 「もらっておくか。」 |
ウィンシー | 「一応、それは触る前に”ディテクト・マジック”しよう。」 |
DM | 「むっちゃ魔法。」 |
ウィンシー | 「むっちゃ魔法かー。」 |
DM | 「オーラ中程度。」 |
ウィンシー | 「4〜6レベルの魔法かぁ。 凄いお宝が多いなぁ。 呪文学は26。」 |
DM | 「変成術のようですね。 つけてみます?(笑)」 |
ウィンシー | 「いや、つけない。(笑)」 |
バーン | 「ゼルがパーティ扱いでなければ、つけてくれるんだけどな。(笑)」 |
DM | 「『つけていいんですか?』(笑)」 |
バーン | 「いやいや、つけない、つけない!(笑)」 |
DM | 「『(残念そうに)えー、だめなんですか…。』」 |
ウィンシー | 「”アイデンティファイ”したらね。(笑)」 |
ユーヌ | 「さて、日記を見ようか。」 |
DM | 「はい、日記はあるんですが、冊数がやたら多いので、ユーヌが頑張れば1時間で何か意味のあるものを見つけられるかもしれません。」 |
グラム | 「1時間か。」 |
ウィンシー | 「これ、野営の時に読んだ方がいいかもね。」 |
アレクセイ | 「バフ呪文で切れるものも出てきますからね。 1時間だと。」 |
バーン | 「どこで野営をするかだよなー。」 |
ウィンシー | 「そうだよねー。」 |
バーン | 「もう、そろそろ野営を考えておかないと。」 |
ウィンシー | 「そろそろ? でも実は呪文が残ってるのよねー、結構。 今日は選択を外したなぁ。 アンデットがもっと出てくると思ったんだけど。」 |
アレクセイ | 「アンデットだらけになると思ったんですけどね。」 |
ウィンシー | 「ねー。 日記はホールディング・バックにポンポンと入れて、あとで見ましょう。」 |
バーン | 「じゃあ、もう少し進んでみるか。 こっち(マップを指して)へ。」 |
DM | 「ここも部屋ですね。 部屋の南の壁には壁と一体化した大きな本棚があり、北側の壁にはこれも壁と一体化した、少し小さな本棚がある。 北の壁には石の机も複数造りつけられており、その前には石の椅子もあります。 部屋の中ほどにも、同じような椅子が2つ、互いに向き合ってつくられています。 南東の隅には、細い台の上に乗った石の水盤があります。 南の壁には扉が2つ、東の壁には扉が1つ。 東の扉のすぐ北には鉄の螺旋階段があって、上に続いています。」 |
ユーヌ | 「さて、ここも”捜索”。」 |
ウィンシー | 「さっき見たいな目なら、私たちも振ってみたいよね。」 |
バーン | 「そうだな。」 |
ユーヌ | 「いやいや、さすがに30と言うよ。」 |
ウィンシー | 「それは届かない。」 |
バーン | 「俺は25だよ。」 |
DM | 「あ、それだとバーンも見つけたなぁ。 呪文書を発見した。」 |
バーン | 「おお。 さっきの”リードマジック”で見られるな。」 |
DM | 「”コーズ・フィアー”や”アンシーン・サーヴァント”など、いろいろな呪文が書かれていますよ。 (書いてある呪文のリストを見せて)こんな感じ。」(リストの内容は後述) |
ウィンシー | 「でも、これ殆ど私が使えないものばかりじゃない。(高度専門化のため、使えない系統がある)」 |
DM | 「死霊術師の呪文書ですからね。 ウィンシーが使えない死霊術が多いのは仕方ないです。(笑) 売るなら、2600GPの価値がありますよ。」 |
バーン | 「ほー。 使えないなら売るのもいいかもな。」 |
DM | 「そして、2人は隠し扉も発見しました。 横にずらすタイプのものですね。」 |
バーン | 「おー、これうごかねぇ。」 |
ユーヌ | 「こらこら、罠があるかもしれないじゃないか。(笑)」 |
DM | 「発動するような罠はありませんでしたけどね。(笑)」 |
ウィンシー | 「さて、部屋の探索も終わったようですし、普通の扉と隠し扉、どっちに行きます?」 |
バーン | 「隠し扉だろう。 宝物があるとすればこっちだ。」 |
ユーヌ | 「だねぇ。」 |
DM | 「扉を開けたところは、通路になっているようですね。 先は行き止まりのようですが。」 |
ユーヌ | 「当然、隠し扉を疑うよな。 ”捜索”28。」 |
DM | 「うん、見つけた。」 |
バーン | 「隠し扉だらけだな。」 |
扉の先は、冷たく湿った部屋となっていた。 | |
● | <塔3階〜奈落への穴〜> |
DM | 「中央に幅20フィートの大穴があり、その周りを狭い張り出しがぐるっと取り巻いていて、他は何もないようです。 穴の中は真っ暗で、下からは塩水のにおいが漂ってきます。」 |
ウィンシー | 「塩水?」 |
DM | 「ええ。 そして穴には金網が張ってありますよ。」 |
ウィンシー | 「何かが落ちるのを防いでいたのか、塩水の匂いって事は、何かを濾過していたのかな。」 |
バーン | 「なんだろうな。 少なくとも、この網には乗ってみたくないな。(笑)」 |
ウィンシー | 「乗ってみたくはないよね。(笑)」 |
バーン | 「多分、崩れはしないと思うが。(笑)」 |
ウィンシー | 「素直にもどろっか。」 |
ユーヌ | 「一応”捜索”しておく?」 |
ウィンシー | 「あぶないから、いいよ。」 |
バーン | 「試しにその辺の石か何かを金網から落としてみよう。」 |
DM | 「ひゅーーーーーーーーーーぅぅぅぅ、ぽちゃん。」 |
ウィンシー | 「水か。」 |
バーン | 「すっごい遠い。(笑)」 |
ウィンシー | 「推定何フィート? 投光式ランタンで、120フィートまで見えるよ。」 |
DM | 「何も見えない。」 |
ウィンシー | 「240フィートまでは薄暗い。」 |
DM | 「まだ、何も見えない。」 |
アレクセイ | 「深いな〜。」 |
ウィンシー | 「エルフのユーヌは、夜目があるから480フィートまで。」 |
DM | 「それだったら、ようやく水面が見えるくらいかな。」 |
ウィンシー | 「じゃあ、先に行きましょうか。」 |
DM | 「いや、今日はこのあたりで区切っておきましょう。 次回には多分終わりますね。」 |
ウィンシー | 「はーい。 もしかして休憩なしでクリアできるかなー。」 |
バーン | 「それは、1回は休んだ方がいいだろ。」 |
アレクセイ | 「呪文と退散回数は、少なくなってますねー。」 |
ウィンシー | 「今日はセーブで1を出しまくってしまった。(笑) 蜘蛛もユーヌも。(笑)」 |
ユーヌ | 「え?」 |
ウィンシー | 「いやー、結構やられたんですよ。(笑) そういえば、フレッシュゴーレムどうするー?」 |
DM | 「脅威度8の敵ですよ。」 |
ウィンシー | 「あとで経験点稼ぎに行きたいよね。 サモン・モンスターで抑えて、魔法撃てばいいんじゃないの?」 |
DM | 「魔法には完全耐性がありますね。 しかもダメージ減少/アダマンティン。」 |
グラム | 「アダマンティンじゃないと、ダメージ減少か。」 |
バーン | 「だから、アダマンティンの武器が欲しいんだよなー。」 |
ウィンシー | 「そういえば、次回はリード・マジックを覚えて、この呪文書からも覚えてみようかな。 死霊術は使えないけど、使えるものもあるみたいだから。」 |
DM | 「ゼルにも見せて下さーい。」 |
ウィンシー | 「ええ、2人で見られますね。これ。 ゼルは死霊術使えます?」 |
DM | 「いえ、切ってるんですよ(笑)。 真っ先に切っちゃうんですよね。 これ。」 |
ウィンシー | 「接触とか、面倒なものが多いからねー。 悪なのも多いから、アンデットとか呼ぶとアレクセイに怒られそうだし。(笑)」 |
アレクセイ | 「呼んだ先からターンしちゃいますよ。(笑)」 |
バーン | 「悪なのはいけないと思います!(笑)」 |
ウィンシー | 「エッチなのはいけないと思います!(笑)」 |
アレクセイ | 「いけないと思います!(笑)」 |
DM | 「というわけで、次回に続きまーす。」 |
一同 | 「おつかれさまでしたー!」 |
山形でTRPGやっちゃうよの会 | |
第10回 D&D3.5Eセッション・完 | |
(備考) | マローの呪文書に書かれていた呪文一覧 |
0レベル | 幻術と心術を除く全て |
1レベル | アイデンティファイ アラーム アンシーン・サーヴァント エクスペディシャス・リトリート コーズ・フィアー コンプリヘンド・ランゲージズ チル・タッチ ディテクト・アンデッド プロテクション・フロム・イーヴル メイジ・アーマー レイ・オヴ・エンフィーブルメント |
2レベル | コマンド・アンデッド シー・インヴィジビリティ スケアー スペクトラル・ハンド ヒプノティック・パターン フォールス・ライフ、ブラインドネス/デフネス |
3レベル | ヴァンピリック・タッチ ジェントル・リポウズ ディスペル・マジック ホールト・アンデッド レイ・オヴ・イグゾースチョン |
4レベル | アニメイト・デッド ビストゥ・カース フィアー |