山形でTRPGやっちゃうよの会 第7回
【ザギグの試練】

 

<最後の試練>
DM 「『宝を確保するための最後の試練! ダンジョンにはつきものの素敵な生物を用意しておいた。』」
ウィンシー 「ドラゴン?!」
DM 「『それだよ、それ! 赤くてデカくて熱っちいのだ!』」
ウィンシー 「それってレッド・ドラゴン?! 無理無理!(笑)」
DM 「『準備はできたかい? まだなら、準備しておけよ。 準備ができたら言え。 すぐにドアを開けてやるからな。』」
ウィンシー 「先にかけるような魔法はあります?」
アレクセイ 「”ブレス”と、”シールド・オブ・フェイス”のスクロールがありますよ。 あとは”レッサー・ヴィゴー”のワンド。」
ウィンシー 「戦闘中にリジェネがかかるようなもんか。」
バーン 「あとは”ロングストライダー”のワンドだな。」
ウィンシー 「珍しいもの持ってますねぇ。(笑) あとは”レジスト・エナジー”のスクロールを”火”でかけときます?」
バーン 「かけておいた方が、いいだろうな。」
ウィンシー 「ここはクレリックだろうなー。 私はブレス食らってもテレポートで逃げられますし。 じゃあ、アレクセイに10ポイント分の”火”に対するダメージ減少がつきますよ。」
アレクセイ 「了解ー。 じゃあ、ありがたく。」
ウィンシー 「あとは、クロスボウにボルトをつがえるくらいか。」
バーン 「”ロングストライダー”はどうせだからウィンシー以外にかけちゃうか。 10フィート長く歩けるようになるから。」
アレクセイ 「こちらも、”レッサーヴィゴー”を5ダメージ食らっているユーヌと、バーン・グラムに。
それからスクロールを使って”ブレス”。
最後にバーンに”シールド・オブ・フェイス”ですね。
これだとユーヌが全快した頃に準備完了になって、さらにしばらくの間は自動回復がつきます。」
ウィンシー 「シールド・アザーは?」
アレクセイ 「さっき(休憩中に)ウィンシーさんから言われたとおり、範囲攻撃だと1.5倍ダメージを食らう可能性があるもんで。(笑)」
DM 「じゃあ、準備はよろしいですか?」
バーン 「はーい。」
ウィンシー 「硫黄の臭いがプンプンするよ。」
DM 「『それでは、さぁレッツ・ゴーだ!』という声とともに扉が開きます。
扉の正面にいたグラムとユーヌは、<反応>セーブ15をどうぞ。
勢いよく開くので、失敗すると扉に当たります。(笑)」
グラム 「あ、20がでた。」
DM 「ユーヌも成功です。 ダメージはありませんよ。」
ウィンシー 「(ラナに)急に開くなんて、ひどいじゃない!」
DM 「『扉を開けただけじゃないですか。』
さて、大きな自然の洞窟がひらけています。
中は硫黄の臭いで満たされ、所々に蒸気が噴き出しています。
中は薄明るく照らされ、部屋の奥にばらまかれたは金銀財宝がキラキラと光りを反射しています。
その上には馬ほどの大きさで赤い鱗を持ち、鼻から蒸気を出している竜がいます。」
バーン 「これは、成竜ではないが、本物だ。」
DM 「その竜が君たちに語りかけます。
『狂った神の試練をくぐりぬけてきた者よ。
あまり欲をかくのは良くないぞ。
お前らには2つの選択肢がある。
どちらもさほどの違いはない。
すなわち、戦って死ぬか、コソ泥のように1つだけアイテムを持って出るか。』」
ウィンシー 「倒して全部貰うって言う選択肢はないの?」
グラム 「とりあえず、強さは大体わからないんですか?」
DM 「<神秘学>チェックをどうぞ。」
ウィンシー 「35!」
DM 「それはもう、このままデータを見せてもいいような。(笑) とりあえず説明しますよ。
年齢段階:ベリーヤング・レッドドラゴン。 一番若いワームリングの次です。
大型のクリーチャーで、ヒットダイスは10。 
移動速度は地上40フィート、飛行は120フィートあります。
ACは20以下。 攻撃は噛みつきが基本で、全力攻撃では噛みつき/爪/爪/翼/翼/尻尾の6回攻撃です。
間合いは5フィートですが、噛みつきだけ10フィート。
また、40フィートの円錐形に火のブレスを吐きます。
睡眠と麻痺と火に対する完全耐性。 冷気に対する脆弱性。 
さらに非視覚的感知、超視覚。 こんなところですかね。」
ウィンシー 「ヒットダイスが10D12+耐久力修正分だから、期待値でもヒットポイント100はあると思う。(笑)」
アレクセイ 「バーンのクリティカルが2回当たれば、行ける気もする。」
バーン 「うーむ。」
DM 「ちなみに、”イグナシオス”という名前です。」
バーン 「よし、やるか!」
グラム 「やるのか。」
バーン 「だって、”悪”属性のドラゴンだろ? やるしかないんじゃない?」
アレクセイ 「え? ”悪”なの? それならやらねば、ぜひ討たねば!(一同笑)」
ウィンシー 「やっぱり、そうなるよねー。(笑)」
DM 「では、イニシアチブ順にどうぞ!」
ウィンシー 「ブレスが来るから、バラけて。」
DM 「はい、ではユーヌが移動して弓を撃ちます。 命中! <機動戦闘>が乗って9点ダメージ。」
アレクセイ 「1割削ったと。(笑) さて、ブレスぎりぎりの距離と思われる場所まで移動して、”スピチュアル・ウェポン”で攻撃します。 AC19。(DM「命中!」)3点です。」
グラム 「移動。 ここで敵が近寄ってきたら攻撃の為の待機。」
バーン 「近寄って、”レイ・オブ・エンフィールドメント”。 接触AC15まで。(DM「どうぞ。」) 敵の筋力を7点ダウン!」
ウィンシー 「これは、大きいなぁ。(笑)」
DM 「これ痛いぞ。(笑)」
ウィンシー 「”グリッター・ダスト”で眼つぶし行きます。 効果範囲を操作して、敵がいるマスすべてを。 <意思>17セーブをどうぞ。」
DM 「よし、耐えた。」
ウィンシー 「じゃあ、粉が付いただけ。」
グラム 「粉?」
ウィンシー 「そうそう、透明になろうとしても、粉が見えるから意味がなくなる。 成功すれば目をつぶせたんだけどね。」
DM 「前進して、ブレス。 あれ、ぎりぎりアレクセイに当たらないな。」
アレクセイ 「ふふん♪」
ウィンシー 「いや、範囲を傾ければ入りますよ。」
アレクセイ 「あれー?(笑)」
DM 「あ、本当だ。 届いた。(笑) バーン、グラム、アレクセイが対象。 では特技<ブレス粘着化>を使います。」
グラム 「粘つく炎?」
DM 「効果は後で言いますので、<反応>セーブをどうぞー。」
グラム 「その前に、攻撃範囲に来たので、こちらの待機攻撃1回ですね。 あ、でも当たらないな。」
アレクセイ 「じゃあ、<反応>セーブ行きますかー。」
DM 「えーと、(出目を見て)グラムだけが20を出したので、自動成功で半減ですね。」
ウィンシー 「ブレスのダメージは4D10!」
アレクセイ 「期待値で22? でもDMの事だし。 低い目を期待してます。(笑)」
DM 「そうなんだよなー、DMやってるといい目が出ないんだよなー。(笑) 11点です。 半減で5点。(笑)」
アレクセイ 「やっぱり。(笑)」
DM 「えー、こんな目が出るかなぁ。(笑) なお、<ブレス粘着化>の説明ですけど、次のラウンドにも自動で半分の”火”ダメージを与えます。 セーブに成功したグラムは次のラウンド2点、他の人たちは5点ずつですね。」
アレクセイ 「あちち! と、思ったけど、”レジスト・エナジー”が効いているから、今回は1点だけ通って、次のは全然効かない?」
ウィンシー 「そういうこと。(笑)」
バーン 「まともに食らったのは、俺だけか。」
DM 「あれー、これで終わり?!(データを見返して)…終わりです。(笑)」
バーン 「大した被害ではなかったな。」
DM 「ユーヌは<軽業>を使い、ロングボウを捨てて、レイピアを抜きつつ挟撃。 命中。 15点。」
グラム 「今日のユーヌは輝いている。(笑)」
バーン 「ユーヌはいつも結構輝いてるけどな。(笑)」
アレクセイ 「さて、ここはバーンを回復ですね。 <信仰の後見人>技能で、遠隔から治癒します。 ”キュア・モデレット・ウーンズ”で…あれ? 8点しか回復しない。 で、5フィート後退して、スピチュアルウェポンの自動攻撃…外れ。」
バーン 「グラムの後ろから飛び出して、斬りかかる。」
ウィンシー 「それだと、グラムが遮蔽になるから、敵は機会攻撃できないもんね。」
バーン 「”ショッキング・グラスプ”を乗せて撃ってみるか。 AC25。 当たりだね。 25ダメージ。」
DM 「バーンにダメージを与えたのが失敗だったか。(笑)」
バーン 「ダメージを食らうと、出目が良くなるんでね。(笑)」
DM 「おかしいな、まだ2ラウンド目なのに、ヒットポイントが…。(笑)」
ウィンシー 「さて、相手を転ばせるのと、サモン・ワンワン(サモン・モンスター・セレスチャル・ドック)を呼ぶのと、どっちがいいですかー?」
バーン 「どっちも助かるけど、ワンワン呼んで挟撃してくれた方がいいかな。」
アレクセイ 「あ、バーンは自動回復で1点回復ですから。」
バーン 「ああ、そうか。(笑)」
ウィンシー 「うーん、悪のクリーチャーを呼んだら怒られるだろうなぁ。」
アレクセイ 「ダメです。(笑)」
バーン 「”グリース”でコケてくれれば、その方がいいんだけど、コケないだろ?」
ウィンシー 「いや、結構コケますよ。 むしろそれが弱点。 とりあえず、移動の後、即時化した呪文で、ワンワンを隣に呼びます。
そしてバーンさんと挟撃するように突撃だワン! しかも<悪を討つ一撃>だワン!(笑) AC19!」
DM 「当たった…(笑)。」
ウィンシー 「ダメージ6点!」
アレクセイ 「結構いいかも。(笑)」
バーン 「やるな、セレスチャル・ドック。(笑)」
ウィンシー 「特技のおかげで、すぐに攻撃できるのもいいところ。(笑)」
グラム 「では、挟撃できる位置に移動して、命中。 ダメージが12点。 特技の<回避>も指定しておきますね。」
DM 「もう70点食らってるよ。 じゃあ、全力攻撃やるかー。 (ダイスをふって)グラムに攻撃!」
バーン 「一番いいところ狙ってくれたな。(笑)」
DM 「ドラゴンをなめるなー!(笑) 噛みつき、AC28まで!これが9点。 爪はどっちも外れ。 羽根も外れ。 尻尾も外れ…。 やっぱり、筋力が低くなりすぎてるよ。(汗)」
バーン 「やっぱり、この硬さは戦士だなぁ。」
グラム 「よしよし。」
DM 「さて、ユーヌは<機動戦闘>の為に移動してと。」
バーン 「ラウンドが変わったから、火ダメージを食らうのか。」
DM 「ユーヌは…あ、クリティカルかな…いや、2回目が外れたから、普通に攻撃。 合計19点。 せんせー、ユーヌを使うとやけに出目がいいです。(笑)」
バーン 「いやー、いいですねー。(笑)」
ウィンシー 「合計100点も見えてきましたねー。」
アレクセイ 「さて、グラムに”キュア・ライト・ウーンズ”で8点回復。 さらに”スピチュアル・ウェポン”の攻撃。 命中で3ポイント。 ダメージが小さいなぁ。」
グラム 「無いよりいいでしょう。」
バーン 「また”ショッキング・グラスプ”を乗せて攻撃。 さすがに当たらないな。」
アレクセイ 「で、また1点回復と。(笑)」
ウィンシー 「さて、ワンコ5フィートステップ! 挟撃だワン! さすがに当たらないか。 本体はドラゴンのいるマスへ、”グリース”。 目標値16!」
DM 「(ダイスを振って)…うっそだぁ!」
グラム 「ドラゴンが、コケた。(笑)」
バーン 「グラム、大チャンス!」
グラム 「5フィートステップでユーヌと挟撃して、AC18だから、ここはアクションポイントを使って、AC22!」
DM 「命中でーす。」
グラム 「11点!」
DM 「そのグラムのアックスの一撃によって、イグナシオスは…力尽きた。」
ウィンシー 「どうやら、3つ目の選択になったようですねぇ。」
DM 「ぇー。(不満げ)」
アレクセイ 「あまり、ピンチになりませんでしたねぇ。」
バーン 「こっちは、出入りが激しかったぞ。(笑)」
DM 「毎回こんな感じなんですよね。」
ウィンシー 「ドラゴンは反応セーブ弱いですからね。」
アレクセイ 「DMの出目にも助けられたけど。(笑)」
 
<帰還>
DM 「さて、お待ちかねのお宝です。 500pp、4000gp、700sp、10000cp、ワンド、魔法のロングソード、魔法のクローク、魔法のペリアプト(護符)、魔法の指輪、魔法のコンポジット・ロングボウ(強弓)、魔法のミスラル製シャツ、魔法の小きたない袋。」
グラム 「魔法なのに、汚いのか。(笑)」
DM 「表面に、ザギグの紋章が書いてあります。 あと、スクロールが2枚。」
ウィンシー 「それは、早速”リード・マジック”を使いまーす。」
DM 「1個は”レイズデット”。 もう1個は”ファイヤーボール”」
ウィンシー 「使用チェックが入るけど、もっててもいいかもね。」
バーン 「”ファイアーボール”は、持っていて、そのレベルになった時に別のを覚えればいいし、”レイズデット”は普通に要るだろ。」
ウィンシー 「保険みたいなものね。 しかし、ドラゴンは金持ちですねー。」
DM 「そんな感じで、漁り倒したと。」
バーン 「これくらいだったら、持ち帰れそうな気がするな。」
ウィンシー 「貨幣で300ポンドか。 みんなでなら持って帰れる。 帰ったら鑑定しよう♪」
バーン 「ゼルが”アイデンティファイ”を使えるんだよな。」
ウィンシー 「1個鑑定するのに、100gpのパールか。 cpだけで1個買える。」
DM 「店で迷惑するかもなぁ。(笑)」
バーン 「とりあえず、町に帰ったらだな。 あとはどうやって帰るかだが。 ひとまずこの洞窟は硫黄臭いから出るか。」
DM 「君たちがその住処を出ると、轟音と煙がもうもうと立ち込め、咳払いをしながらラナが現れます。
『ゲホゲホ、煙出しすぎた。(笑)
とりあえず、僕の仕掛けた偉業は大いなる失敗に終わったというわけだ。
不幸にして、ここにいる全員がとてつもなく重大な病に冒されていることが分かり、治療を試みたが全て失敗に終わってしまった。』」
バーン 「なにを。 訳がわからん。」
DM 「『ここで会話をしていることが、すでに治療の失敗の確たる証拠であるから。』」
ウィンシー 「”冒険病”とかね。(笑)」
アレクセイ 「なるほど。(笑)」
DM 「『まったく、手のつけようのない。
一般大衆にはある意味迷惑な、この病を治す方法はほとんど知られていないし、私の知識を持ってしても、この治療方法を得ることは、ついぞかなわなかった。
実際のところ”ウィッシュ”の呪文でも治療する事は出来ぬ。
死んだとしても蘇り、永遠に新しいものを求める。
感染力が比較的低いのが不幸中の幸いと言ったところだが、我々のような感染者が、また新たな感染者を生み出すことになる。
というわけで、我々は色々な意味で、その病を成長させてしまったというわけだ。
唯一の鎮静剤である酒も、所詮は一時的なものでしかない。
酒で財布の中が軽くなるより先に、次の鎮静剤を買う金を求めて彷徨うことになるだろう。
始末の悪いことに、新たな実力を携えて。
もう、分かっておるな? そう、好奇心こそが全ての源というわけだ☆』
というわけで、ラナはウィンクをして煙の中に消えていくわけです。」
バーン 「…おい、こっから出せよ。(笑)」
ウィンシー 「おーい、ラナさん、お風呂場に帰りたいんですけどー!(笑)」
グラム 「戻すことを忘れた?」
バーン 「仕方ない、最初に出た部屋に行ってみるか。」
DM 「では、もう一度描写をしましょうか。
大理石でできたその部屋には、もう東側の壁はありません。
北側には両開きの扉があり、ハイヒールをかたどった、銀のノッカーがあり、なにやら大きな文字も書かれています。 『治療院』と。」
グラム 「なるほど。」
ウィンシー 「『治療院』はそういう意味だったのね。 でも、なぜに地獄語。(笑)」
グラム 「趣味?(笑)」
DM 「趣味じゃないですか?(笑)」
ウィンシー 「東の壁は、さっきのドラゴンの部屋につながっているわけだから、北の扉を開くと、今度は戻れる?」
DM 「いえ、見覚えのある通路が続いているだけです。(笑)」
ウィンシー 「あれー? 隠し扉は?」
DM 「『ないようだぜ。』とユーヌ。」
バーン 「この、ノッカーが怪しいんじゃないか?」
グラム 「ノックしてみる?」
ウィンシー 「何回?」
バーン 「9回じゃね?」
グラム 「じゃあ、9回。」
DM 「はい。 では3回までノックしたところで、部屋の床面に”ゲート”が発生し、20フィート落下します。」
バーン 「おわー。」
ウィンシー 「うわぁぁぁ。 ざばーん。」
バーン 「温泉なの?」
DM 「温泉です。」
ウィンシー 「そうだろうと、思ったよ。(笑)」
DM 「その脱出する直前、ウィンシーの脳裏に言葉が閃きます。」
ウィンシー 「う、やばいのが憑いちゃった?」
アレクセイ 「憑きものが。(笑)」
DM 「『(ラナの声で)君には洗礼を受けてもらったわけだけど、気分はどうだい? 気に入らないなら戻すけど。』」
アレクセイ 「あ、親切。」
ウィンシー 「いや、気分は超最高!(笑)」
DM 「『一生そのままだよ?』」
ウィンシー 「いいよいいよ、一生このままでいいよー。」
DM 「『では、ザギグの教えを世に広めてくれたまえーぇーー、ぇー。(エコー)』」
ウィンシー 「いっそ、このままキャラの性格付けですよ。(笑)」
アレクセイ 「あーあ、ずぶぬれだ。」 
バーン 「今日は一旦帰って、明日になったら鑑定しようぜ。」
グラム 「そうだね。」
DM 「では、翌日。」
ウィンシー 「細かい方からお金をつかって、鑑定。」
DM 「お金の細かさにちょっと眉をひそめられるけど(笑)、いいでしょう。 じゃあ順に行きますよ。
+1ロングソード、+2クローク・オブ・レジスタンス、+2ペリアプト・オブ・ウィズダム、リング・オブ・サステナンス、ワンド・オブ・キュア・ライト・ウーンズ。レベル1。
ロングボウは+4筋力用の+1コンポジットロングボウ。 +1ミスラル製シャツ。」
ウィンシー 「とりあえず、ペリアプトは僧侶として、リング・オブ・サステナンスは魔法使い系かな?」
バーン 「2時間寝るだけで、一晩寝た効果がつく奴か。」
ウィンシー 「アレクセイ使う?」
アレクセイ 「いやー、クレリックは寝なくても、朝になると呪文を覚えなおせるので。」
バーン 「ダスクブレードも、特技だから、朝になると勝手に思い出すんだ。 だからウィンシーだろ。」
ウィンシー 「そっかー。 ロングボウはユーヌ使えるのかな?」
DM 「筋力が足りないから、使えませんね。」
バーン 「そこで、俺が使えるわけだよ。(一同「おおー!!」)」
ウィンシー 「道理で、大きいダメージを出すと思った。(笑) で、ミスラル製シャツはローグの人?」
アレクセイ 「前回帰ってきた後に、買っちゃってましたね。 私もだけど。」
ウィンシー 「マスターの陰謀だー!」
DM 「知りませんよ!(笑)」
ウィンシー 「パジャマにするには勿体ないし。」
アレクセイ 「鎧を着て寝たら疲れるんじゃないの?」
DM 「いえ、軽装だから大丈夫です。 だからパジャマって言われるんですよ。(笑)」
グラム 「もったいないパジャマだ。(笑)」
バーン 「で、汚い袋はなんだっけ?」
DM 「ゼルが目を輝かせて、『それについては、面白いことが分かりましたよ!』と言っています。 『例えばですね、この紙。 1枚4spです。』」
バーン 「うん。」
DM 「『これを、こう、何の仕掛けもないこの袋にいれたらば…』シャカシャカシャカ。 ザラザラーっと2sp出てきます。」
バーン 「半額か。」
DM 「『さらに、この印章指輪。 5gpのこれを入れると…』2gpと5sp出てきます。」
バーン 「要するに、いつでも買取バックか。 なんて呼んだらいい?」
DM 「”ザギグス・エクスチェンジ・バック”です。」
バーン 「両替バックか。(笑) 宝石関係は入れちゃいけないけど。」
DM 「『あとねー、この袋ね、すごい重いんですよ。』」
グラム 「え? 何ポンド?」
DM 「『僕にとっては、すごく重いんですけどね。 35ポンド。』」
ウィンシー 「ぇぇぇー!」
アレクセイ 「私も、それだけで中荷重になっちゃいますね。」
DM 「『しかも、この袋を”螺旋堂”のトロンさんに見せたら、こんなものは、とてもとても買い取れない。』と言われました。」
バーン 「価値がありすぎて。」
DM 「そういうことです。」
バーン 「なるほど、アーティファクトか。」
ウィンシー 「”ディテクト・マジック”した時に朦朧としてたかもしれない。(笑)」
バーン 「しかし、困ったな。 これ。」
グラム 「どこかに買い取ってもらえばいいのでは?」
バーン 「価値がありすぎて、買い取れるところがないんだ、これ。(笑)」
DM 「アーティファクトと言って、魔法のアイテムよりも、もっと強い魔力を持った、秘宝ですね。」
ウィンシー 「要は金に換算できない、貴重なアイテムだと。」
バーン 「ちなみに、出てくる金貨って何金貨? 今のやつか、昔のやつか。」
DM 「その時期、その場所に合わせます。」
バーン 「むしろ、昔の金貨で出てきた方がいいんだが。(笑)」
アレクセイ 「重いけど、価値がない物を入れればいいわけですねー。 敵のレザーアーマーとか。」
DM 「なお、出てくるのは金貨までで、プラチナ貨は出てきません。」
ウィンシー 「要は、1ポンド100gp以上のアイテムなら、入れない方がいいと。」
DM 「と、いうわけで、ダウンロードシナリオを改編しました<ダンジョン突撃隊>、終了です。」
一同 「お疲れ様でしたー。」
DM 「この、ザギグが大好きなんですよ。」
ウィンシー 「公式にいるの?」
DM 「いますよ。 グレイホークの元市長として。」
ウィンシー 「じゃあ、次回までに読んでおきますよ。 今度からご主人様ですからね。(笑)」
バーン 「アダマンティンの宝箱は、武器に加工しなおせないの?」
DM 「レベル5のエキスパートを雇ったとして、1週間40gp」
ウィンシー 「77.5週間かかりますね。 その間給料も払い続けますから…。」
バーン 「買った方が安いな。(笑)」
 
一行はアイテムの分配や、不要なアイテムの処分などを行った後、分配を計算する。
 
バーン 「1300gpと102ppだね。」
DM 「今回のシナリオって、単発用のシナリオだから、突然『死ぬ』とか『レベルが下がる/上がる』とか、『能力が上がる/下がる』とか書いてあったんですよね。」
ウィンシー 「えええ?!」
DM 「さすがにそれはまずいだろ!ってことで、そのあたりは編集しましたけどね。(笑)」
ウィンシー 「経験点は?」
DM 「それは後日計算しますけど、レベルが上がるのは確実ですね。」
ウィンシー 「じゃあ、HP振っちゃっていいかな?」
DM 「いいですよー。」
ウィンシー 「じゃ、1D4行きます!(振って)1だー!」
バーン 「今まで、4、4、3、3だったから、いいじゃないか。(笑)」
ウィンシー 「まだ貯金はある。(笑)」
アレクセイ 「じゃあ、こっちも振りまーす…8!」
ウィンシー 「おおー!」
アレクセイ 「これで次回、1を出しても大丈夫ですね。(笑)」
バーン 「素晴らしい。 ってか、バーンと並ぶじゃないか。(笑)」
DM 「じゃあ、今回はこんなところで。」
バーン 「お疲れでーす。」
アレクセイ 「お疲れ様でしたー。」
グラム 「お疲れ様です。」
ウィンシー 「お疲れ様でしたー!」
 
山形でTRPGやっちゃうよの会
第7回 D&D3.5Eセッション・完


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