山形でTRPGやっちゃうよの会 第1回
【嵐の夜・闇の騎士】

 

DM 「『ああ、すみません。 ありがとうございます。』」
バーン 「それどころか、鍋を取り出してメシつくりはじめるぞ。(一同笑)」
ユーヌ 「どうやら、まぬけな人たちがいる…?(一同笑) ここは堂々と入っていくか。」
DM 「扉を開けるわけですね。」
ユーヌ 「開けるよ。 『やぁ、みなさん! 嵐は大変でしたねぇ!』(笑)」
DM 「中の人は一瞬身構えるものの、『どうやら、君にも敵意はなさそうですね。』とゼルギウス。」
ユーヌ 「そんな。 嵐の中で戦うなんてバカな事は、もちろんしませんよ!」
DM 「『そうでしょう、そうでしょう。 で…』」
ユーヌ 「(遮って)ええ、ええ。 お、いい匂いがしますねぇ。(笑)」
バーン 「ずいぶん軽いエルフだな。 と思いつつ、軽く会釈だけはしておく。」
ユーヌ 「供の者とはぐれてしまって、私も大変な思いをしたんですよ。 他の(NPCの)2人は先にこっちには来ていないですよね?」
バーン 「いや、ここにいる3人だけだ。」
ユーヌ 「彼らも、安全な所に避難していればいいのですが。 …もちろん、そんなことは思ってもいないけど。(笑)」
DM 「ゼルギウスは人がいいのか、言葉どおりに受け取ったようです。 『ああ、大変でしたね。 ひとまず暖まって下さい。』」
ユーヌ 「ちょっと、ギルドで使われているサインのようなものをやってみる。」
バーン 「そんなの、分かるわけないから反応しないぞ。」
ユーヌ 「…堅気か。」
バーン 「野うさぎのスープ食うか? 椀があったら貸せ。」
ユーヌ 「そんな、お椀なんて、彼らが持っていましたよ。 だから困ってるんですよ。(笑)」
バーン 「じゃあ、葉っぱの上に具だけのせてやる。(笑)」
DM 「と、そんな感じで。」
   
●遭遇 <アレクセイ><キルナ><スヴェン>
DM 「では、最後。 アレクセイ組。」
アレクセイ 「ああ、雷が鳴っている。 稲妻と雷鳴…ハイローニアスもご照覧ある。 きっといい事があるでしょう。(笑)」
ユーヌ 「そういうもんなの?」
バーン 「そういう神様だっけ?」
アレクセイ 「こう、聖印のマークとかが稲妻を握った拳の紋章なんですよ。 あれこそハイローニアスの証。 ねぇ、聖騎士どの。」
キルナ 「そうだったなぁ。(笑)」
スヴェン 「ともかく、雨宿りできる場所を探した方が良いのでは?」
アレクセイ 「あ、あんな所に岩山が! 奥にはアーチ状の入口が!(一同笑)」
キルナ 「いいのかっ?!」
DM 「問題ないです(笑)。」
アレクセイ 「ここで休ませてもらいましょう。 ああ、入口に丸い岩が砕けたようなかけらが。(一同笑)」
DM 「というわけで、扉の前です。(笑)」
バーン 「早っ!」
スヴェン 「ああ、あの岩のかけらは…知っていていいんでしょうか?」
DM 「さっき、バーンがやったのと同じロールに成功したら、いいですよ。」
スヴェン 「お、知っていました。 あの岩のかけらは、かつて入口を封印していた岩で…。 と、説明します。」
アレクセイ 「へーっ。」
スヴェン 「そうそう。 昔は墓地として使われていたとか。」
キルナ 「墓地?!」
スヴェン 「そんなわけで、この嵐で兄は死にそうなので、弟よ、先にいって危険がないか確かめてきてくれ。(一同笑)」
キルナ 「ひでー兄貴だな。(笑)」
スヴェン 「私は休みたいんだ。(笑)」
キルナ 「では、アレクセイ君、一緒に行こうか。」
アレクセイ 「自分が休みたいから、行きますよ。(笑)」
DM 「事前に聞き耳はしてみますか?」
アレクセイ 「いえ、むしろノックして入る方向で。(笑)」
DM 「石の扉なので、ノックは聞こえないかもですね。」
バーン 「聞こえるほどノックしたら、手の方が痛いだろ。(笑)」
アレクセイ 「むー、転がっている石でノックしちゃおうかな。」
スヴェン 「アレクセイ君、大人になりなさい。(一同笑)」
アレクセイ 「すみません、先生。(笑)」
キルナ 「では、開けるぞ。」
バーン 「扉が動き出したので、武器に手をかける。」
DM 「まぁ、そうなりますね。 扉が開いて3人組が姿を現します。」
アレクセイ 「あっ、先客が。 『怪しい者ではありません』。」
バーン 「(疑わしそうに見つめて)じーっ。」
アレクセイ 「ハイローニアスの神官と、聖騎士と、あと、もう一人…。」
スヴェン 「迷わないように、アレクセイ君。(笑)」
アレクセイ 「え、えーと。 ともかく『嵐の停戦を!』」
バーン 「ああ、そういうことなら。」
DM 「そうですね。 ゼルギウスも構えをといた上で、スヴェンさんを見て実に羨ましそうな顔をしています。 彼は魔法とかウィザード好きですからね。」
スヴェン 「では、ちょっと胸をふんぞり返らせて。(笑)」
DM 「スヴェンの格好を見て『(早口で、まくしたてるように)あなたも魔法を使うのですか? 実は私も使うのですよ! そうそう、私はソーサラーでしてね、ウィザードの…云々。』(笑)」
キルナ 「悪い人間ではなさそうだ。(笑)」
DM 「では、適当に自己紹介などをしつつ、夜がふけていくわけです。」
バーン 「いかにも善人そうな連中が入って来たぞ。」
ユーヌ 「なーに、いずれブラックガード(聖騎士の堕落した姿)になるさ。」
バーン 「何言ってんだ。(笑) まぁ、極端な善のハイローニアスだから、ある意味危ないかもしれないけどな。(笑)」
アレクセイ 「危なくないですよ。(笑)」
DM 「そんな風に、自己紹介をしていく中で、アンディさんの身の上話も聞けるわけです。 アンディは、この近くの”塚ふもと”という町の住人です。 その塚ふもとですが、最近ゴブリンの一団に脅かされているそうです。」
バーン 「どんな風に?」
DM 「町はずれの農場を荒らしたり、旅人を襲ったり、ですね。 襲撃は次第に頻繁になり、塚ふもとの人達の力では、どうにもならなくなった。 そこでアンディが、トーチ・ポートに救援を求めて出発したというわけです。」
バーン 「ゼルギウスとは、ここで会ったわけ?」
DM 「いえ、ゼルギウスも塚ふもとに滞在しており、アンディの話を聞いて同行してきたんですね。」
アレクセイ 「なるほど。」
DM 「アンディさんは、かつてトーチ・ポートで自警団をしていましたが、体力的に限界を感じて田舎に帰っていたのだそうです。」
バーン 「ゴブリンと聞いて、ちょっと目を輝かせたぞ。 『そのゴブリンどもは、どこかに根城を作っているのかい?』」
DM 「アンディは首をかしげて、『うーん、村の近くから来ているのは間違いないのだろうが、場所がわからない。』」
バーン 「ふーむ。 なら燃えさしになっている木の切れと、まだ使っていない木をだして地面に丸を書く。 『ここが今いる岩山だよな。 あんたの町はどのあたりにあるんだい?』」
DM 「『ああ、この辺だよ。』とその丸の近くを指さします。 ここから歩いて2,3日といった距離ですね。」
ユーヌ 「ふーん。」
DM 「と、言っても今すぐどうこうしようというのではなくて、トーチ・ポートに行ってからの話ですけどね。」
バーン 「いや、トーチ・ポートまで行かなくても、俺が一緒に行ってやってもいいぞ。 ゴブリン退治なら実に面白そうだ。 やってみたいものよ。」
DM 「『しかし、あなた1人だけでは…いかにも戦力不足なので』。」
バーン 「まぁなー。 と言って、チラッとパラディンを見る。 『村が困ってるんだってさ。』」
キルナ 「そう、困っているのは分かるが、任務が優先されるだろうからな…。 まずは新米神官をトーチ・ポートに送らないと。」
ユーヌ 「そうだよなぁ。」
キルナ 「そうでなければ、行くところだけどね。」
DM 「アンディさんも、ひとまずはトーチ・ポートに行ってから、と考えているようです。」
バーン 「そうか。 まぁいいか。 どうせ俺も行こうと思っていたんだ。 しかし、トーチ・ポートでは助けてくれるのか?」
DM 「『昔の仲間に頼めば…』」
ユーヌ 「まぁ、自警団のOBだからな。」
DM 「トーチ・ポートには貴族軍と、民兵、つまり自警団がありますね。 貴族軍はまず動いてくれないので、自警団の人にお願いするつもりのようです。」
バーン 「ここから、トーチ・ポートまでは何日くらい?」
DM 「かなり近いです。 半日くらいですね。」
アレクセイ 「ずいぶん歩いたんだ。 食料も減って、ようやく<軽荷重>になった。(笑)」
ユーヌ 「普段は、馬に乗せてるでしょう。(笑)」
DM 「と、そんな感じで親睦を深めていると。」
アレクセイ 「本当は私も行きたいけど、まずは神殿に赴任しないと。」
バーン 「あとは、自警団が動いてくれればいいわけだけどな。 どうなるか。」
DM 「外では叩きつける雹、大粒の雨、そして時折轟く雷鳴。 しかし、この洞窟の中は概ね安全なようですね。 ここでなら、無事に一夜を明かせそうな雰囲気です。」
バーン 「雷の音を聞きながら、のんびりウサギのシチューなんかを作ってるわけだ。(アレクセイに)いるか?」
アレクセイ 「御馳走になります。 みんな雷にも動じないんですねぇ。」
DM 「大地を揺るがすかと思うような、すさまじい雷なんですけどね。」
バーン 「でも、ここは安全なんだろ?」
DM 「ええ、せいぜいチリが落ちてくる程度ですね。
しかしこの部屋から奥に続くと思われる扉は、なにやら脆そうで、雷鳴が響くたびに震えているようにも見える。
突然、激しい雷鳴と同時に、3枚の扉が一度に外れ、ひどい不協和音をたてながら、部屋の中に倒れこんできた。」
 
<ラット>
アレクセイ 「さすがに、それは驚くかも。」
バーン 「扉が外れただけだろ。」
DM 「数瞬の後、キィキィという声がそこらじゅうでしたかと思うと、一番大きな入口から、ラットの一群がなだれ込んできた。」
バーン 「なにー?」
ユーヌ 「ほら、天井語で!(一同笑)」
アレクセイ 「ない、ない! あれは”天上語”を変換し間違えただけ!(笑)」
DM 「そんなわけで、スクェア・マップにキャラの配置をお願いします。」
スヴェン 「戦闘ですか。」
ユーヌ 「ラット・スゥオーム(小型クリーチャーの集合体)だったら嫌だな。」
DM 「スゥオームと言うほどではないですね。 ということで、イニシアチブをお願いします。」
キルナ 「ユーヌが15、バーンが17、アレクセイ11、キルナ7、スヴェン10か。」
アレクセイ 「善人ズは遅いなぁ(笑)。」
スヴェン 「イニシアチブは+6なんですがねぇ。」
キルナ 「6?!」
スヴェン 「<イニシアチブ強化>があるんですよ。」
DM 「<知識(自然)>を振ってみてください。」
スヴェン 「23ですよ。」
DM 「ただのネズミですね。 病気を持っていたりはしないです。」
キルナ 「兄貴、あれはなんだ?」
スヴェン 「見て分からないのか? 弟よ!(笑)」
DM 「ネズミ達は、雷でパニックをおこして飛び出してきたのだろうと思われます。 パニックを起こしているので、襲いかかってきそうな雰囲気ですよ。」
バーン 「じゃあ、やるか。 あまり言うことを聞かせられそうな状況ではないからな。 ゼルギウスをかばうように移動して、目の前のヤツを攻撃。 命中して5ポイントだ。」
DM 「(モンスターの駒を取り除く。)」
バーン 「そうだよな。 ネズミが、そんなに体力があるわけがない。」
ユーヌ 「剣を抜いて、5フィートステップをして、防御的戦闘をしておきます。」
DM 「はい。 次はアレクセイ。」
アレクセイ 「はい。 剣を抜いて、『先生は下がっていて下さい。』と言いつつ前に出ます。」
スヴェン 「じゃあ、『ありがとう、アレクセイ君』と言いつつ、後ろに下がります。(笑) あとは防御専念ですね。」
DM 「次はネズミ達ですね。 恐慌状態で前進しますので、そばにいるバーンは機会攻撃できます。」
バーン 「おおっと、通さねぇぜ! と言って…いけね、外した。」
DM 「そして、ラット達は移動して、移動して、移動して…。」
バーン 「なんか、囲まれてるな(笑)。」
DM 「AC21! 当たってますね。 ダメージマックス!」
バーン 「いでで、噛むな噛むな!(笑)」
DM 「ダメージ1点です。 1D3マイナス4って、絶対2点以上ならないじゃないか。(笑) ユーヌには外れ、NPCのアンディには1点と。」
キルナ 「さて、俺か。 移動して、剣を抜くしかできないよなぁ。」
ユーヌ 「いや、BAB(基本攻撃ボーナス)1あるから、剣を抜きながら移動できるよ。」
キルナ 「そうなんだ。 じゃあ移動して攻撃。 外れたけど。」
DM 「ネズミに華麗によけられました(笑)。」
スヴェン 「弟よ・・・・。(笑)」
キルナ 「手が滑ったんだよ!(笑)」
DM 「NPCズ行きます。 ゼルギウスが5フィートステップで後退して、マジックミサイルで3点です。 これで1体死亡。
アンディはショートソードを抜いて攻撃しますが、外れです。 そして、バーン。」
バーン 「正面のネズミに攻撃。 あれ、当たらねぇ。(笑)」
ユーヌ 「小さいからな。 俺はネズミの背後にまわって<挟撃>して、ロングソードで攻撃。 2点。」
DM 「死にました。」
ユーヌ 「そんで、ネズミの逃げる道を作るために一歩さがる。 5フィート。」
アレクセイ 「さて、先生を守った方がよさそうだから、ちょっと移動して攻撃。 命中だけど、1点!」
バーン 「1点だけ? アレクセイの武器ってロングソードじゃなかったっけ?」
アレクセイ 「筋力が低いから、ダメージからマイナス1なんですよ。(笑)」
スヴェン 「さて、私は待機しますよ。」
DM 「ネズミは超小型なので、同じマスまで移動して…あバーンに攻撃して、当たり。 1点。」
バーン 「噛むな!(笑)」
キルナ 「目の前の斬ります。 当たって倒したか。」
DM 「ですね。 HPが1か2しかないので、当たれば倒れます。」
キルナ 「やったよ、兄貴。」
スヴェン 「やっとですか。(笑)」
 
その後、一行は意味のないクリティカル・ヒットを連発しつつ、ネズミの集団を退ける。
 
<メインホール>
DM 「ネズミは退けましたが、部屋の扉は全部開いてしまいました。」
ユーヌ 「(バーンを見て)ネズミに咬まれた人がいたようだけど、大丈夫? 熱っぽくなってないよね?」
バーン 「そう、さっきから気になってるんだよ。(笑)」
DM 「大丈夫です。 『さて、扉が開いてしまいましたね。』と、ゼルギウス。」
バーン 「まいったな。」
DM 「『また、あのネズミのような輩が出てきては、おちおち寝ていられませんし、ここは奥を探索してみてはどうでしょうか。』」
ユーヌ 「しめしめ。」
バーン 「(ゼルギウスに)いいのか? おまえここの噂聞いたことあんのか? 昔ここはバグベアとかオーガの墓穴だったんだぞ。」
DM 「『おお、だったらお宝があるかもしれないじゃないですか。』」
バーン 「そうだが、連中のアンデットもいるかも知れんぞ?」
DM 「『そういう輩が、寝ている間に出てきたら大変じゃないですか。』」
アレクセイ 「なんですって? アンデット?!」
バーン 「あ、やばいこと言っちまったか。(笑)」
アレクセイ 「そんなのがいるとしたら、倒さねば! 悪は討たねば!」
キルナ 「賛成!」
バーン 「これだから、クレリックとかパラディンは面倒なんだよなー。(笑)」
ユーヌ 「ますます、しめしめ。 タダで前衛と後衛が手に入りそうだ。(笑)」
バーン 「まぁ、寝ている所に来られても、困るからな。」
スヴェン 「昔の王国の遺跡なら、何か面白い事が分かるかもしれませんね。 キルナ、新米神官さんをきちんと守るんですよ。」
キルナ 「仕方ないな。」
DM 「話が決まったところで、ゼルギウスが言うよ。
『ただ、この玄関ホールにも人は残しておきたいですね。 馬もいますし。 と、いうわけで、僕たちが残ります! 僕とアンディさんがここを守るので、皆さんは心おきなく探索してください。』(笑)」
バーン 「いいだしっぺがそれでいいのか。(笑)」
ユーヌ 「もう、<真意看破>したいくらいだ。(笑) ま、それはいいとして、ドアが倒れた理由を探るよ。 元から建てつけが悪かったのか、何かの工作によって外れやすくなっていたのかを<捜索>する。 出目10でいいかな。」
DM 「建てつけが悪かったというか、古くなって限界が来ていた所に、稲妻による振動があって、それで倒れた感じですね。」
ユーヌ 「ここを使っている奴等がいて、外れているドアを立てかけていただけ、とかそういうわけではなさそうだと。」
DM 「そうですね。」
スヴェン 「では、焚き火を借りて、ランタンに火をともします。」
DM 「ああ、大事ですね。 奥は真っ暗です。」
スヴェン 「さて、どこから捜索します?」
バーン 「おそらく、入口の向かい側にあった扉は、塔の方に続いてるんだよね?」
DM 「ええ。」
バーン 「だったら、塔に続いていない左右から潰して行くのがいいんじゃないか?」
アレクセイ 「目的が掃討ですからね。 それでいいんじゃないですか?」
DM 「入って右側が下り坂、左側が上り坂になってますよ。」
バーン 「ローグっぽいユーヌに、どう思う?と聞いてみる。」
ユーヌ 「ローグとは名乗ってないが、レザーアーマーを見たら、ローグと思えとか?」
バーン 「さっき、すすすーっとまわって<挟撃>したあたりからローグ臭いと思ってるんだよ。」
ユーヌ 「熟練の戦士だって、挟撃はするだろ?」
バーン 「熟練の戦士は、あの場合壁になるんだよ!(笑) それよりも、どっちに行く?」
スヴェン 「まず、それぞれの通路を覗き込んではどうでしょう?」
ユーヌ 「そうだね。 この通路を往復している足跡がないかも含めて、探ってみるか。」
DM 「<捜索>をどうそ。」
ユーヌ 「22。」
バーン 「あ、1出した。(笑)」
DM 「ユーヌが見ても、さっきのラットの足跡くらいしか見つからないですね。 床に積もったホコリに、点々とラットの足跡が付いている。 明かりはスヴェンのランタンだけですか?」
スヴェン 「はい。 覆い付きランタンです。 これで廊下の先を照らしてみます。」
DM 「では、まっすぐの方向は廊下が続きますが、右と左はすぐに部屋が見えます。」
バーン 「下りになっている、右の方から行ってみるか。 光が届く範囲では、なにかありそう?」
DM 「部屋の入口あたりまでしか見えませんね。 ここからだと。 ただ、夜目の利くユーヌには、部屋の奥の方に櫃というか、箱のようなものが見えます。」
バーン 「いきなりか。(笑)」
DM 「左の方は、夜目を使っても坂になっていることもあり、なにも見えませんね。」
バーン 「じゃあ、火のついた薪の1本でも拾って部屋の中に投げてみるか。 そうすれば、その櫃とやらも見えるだろう。」
DM 「石造りの櫃が見えますよ。」
バーン 「棺見たいなやつ?」
DM 「それほど大きくはないですね。 5フィート四方ってところです。」
バーン 「火に向かってワラワラと何か向かってきたりしない?」
DM 「しないようですね。」
バーン 「なら、そっちまで行ってみるか。 ユーヌ、先頭行って警戒してくれ。」
アレクセイ 「じゃあ、しんがりします。」
バーン 「僧侶が最初にやられるとまずいから、戦士系の方がよくないか?」


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