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不忍池計画 |
このころ、インテルのペンティアム3に新しいタイプのものが出現した。 その名は「ペンティアム3 カッパーマイン」旧型のものは「ペンティアム3 カットマイ」と呼ぶらしい。 なんとも意味不明な名前だけど、カッパーマインはその名前のせいで、日本人からは「河童」と呼ばれて親しまれているみたいだね(笑)。 今までのものとどこが違うか? 大きな特徴は、0.18μプロセスで作られているということ。 カットマイは、0.25μプロセスだった。 どう違うか? つまるところ、カッパーマインはより小さく、精密にできているらしい。 それはつまり、CPU内の伝送路が短くて済むので、発熱が少ない。 伝送経路が短くなったのだから、抵抗が減るので、確かに理にかなっているよね。 で、発熱が少ないとどうなるか? 高い動作クロック数をはじき出すことができる! つまり、より高いクロックのCPUが生産されるということだ! いいねぇ!!もっとも、2000年末頃には ペンティアム4が0.14μプロセスで登場するらしいけど(^^; そして、カットマイと差をつけるのが、セカンドキャッシュも CPUの動作速度と同速で動くと言う点! これは、当時最強のCPU、アスロンとも差をつける部分で、 CPUの速度が高速になればなるほど効果的。 まぁ、アスロンとペンティアム3カッパーマインの500Mhz同士で競争したら、アスロンの方が早いんだけどね(^^; 800Mhzくらいになると、ペンティアム3の方が早くなるみたい。 じゃあ、何でセカンドキャッシュが早いと良いのか? CPUの動作速度は、その周辺の部品(メモリとか、グラフィックボードとか・・・)と比べると非常に早いわけだ。 だから、直接その周辺の装置に処理したデータを渡そうとすると、うまく渡せなかったり、相手側と処理速度が異なることによって起こる、処理の遅延(ボトルネックといふ)が発生して、結果的に速度を損なってしまう。 でも、キャッシュがあっても速度が遅いと、結局そこでボトルネックが発生してしまい、速度を損ねる。 カットマイはCPUの半分の速度だったんだよね。セカンドキャッシュ。 まぁ、セカンドキャッシュというくらいだから、当然どちらももうひとつキャッシュを持っていて、そちらはどちらもCPUと同速。 アスロンもセカンドキャッシュの速度は半分とかもっと下かだけど、一度に実行できる命令の数が9つと、ペンティアムの5つを上回っていることと、エンハンスド3Dnow!という浮動小数点(説明すると難しいのでパス(笑)まぁ、3Dの処理によく使われるってことで(^^;)の計算効率のよさで、ペンティアムを上回っている・・・わけだったんだけど、安定性ではペンティアム3が上で、結局私は安定性をとった・・・つもりだった(笑)。 そして、カッパーマイン用の最新チップセット、i820もリリースされた。 さぞかしすごいんだろうなぁ。 でも、そのチップセット(マザーボードについてる奴ね)、新規格のメモリ(RD−RAM)しか使えないんだそうだ。 そのメモリってのがまた高価で、128MBも買うつもりだったら10万円もする。 とってもじゃないけど買えないよ(^^; (2000年7月現在で半額くらいになったけど、ソレでも高いよねー。) (2003年11月現在で、1万円を軽く切ってますが・笑) ところが! そのチップセットにMTH(メモリトランスファーハブ)って装置がついたマザーボードであれば、今までのメモリ(SD−RAM)が使えるらしい! 処理が早くなれば・・・なれば・・・! IEEE1394を使ったDV編集も早くなる!(結構パワーがいるらしいんだよね・・・) VAIOの様に、SAKURA2(というボード。動画の処理を担当し、CPUに殆ど負荷が行かないと言う、夢のようなボード。SONYが開発して、VAIO Rシリーズとかに搭載されている。)でもつんでいるならば 話は別なんだけど、今のところCPUに負荷かかりまくりだしねぇ。 それに、今家に持ち帰ってやっている仕事も快適に!(これは結構大きい。) CPUと、マザーボードを交換する決意をしたのでした。 (DVD−ROMをつけたあたりから結構日にちも経っていたしね。) 交換するCPUはペンティアム3のカッパーマインに決めていたので、「河童」のパソコン・・・なんとなく「河童」の住んでいそうなところ・・・ 「不忍池」計画(もちろん、河童なんて住んでいないでしょうけど(笑))と名づけたのでした(笑)。 こうやって、考えているうちは平和に終わるんだよね、何もかも・・・ このころは、前回以上の苦難が待っているなんて、思いもよらなんだ(笑)。 |
さて、問題のマザーボードだけど・・・i820とMTHを搭載し、
なおかつ、インフィニアのケースで使えるマザーボード・・・ マザーボードを選定する時に思うんだけれど、インフィニアのケースには背面のスロットが6つしかないのが残念だね。(通常は7つ) だって、AGPが一番上にくるタイプのマザーでは、AGPが使えなくなってしまうんだもん! AGPが使えないと、せっかく購入したERAZORXが使えなくなっちゃうじゃないか! と言うわけで、こういった最新のマザーは近所ではまだ売っていなかったので、インターネットの通信販売で購入することに。 会社の同僚も、丁度PCを製作すると言うことで、同じ物を注文することにした。 選んだマザーボードは、ASUSTeKの「P3C−2000」。 後に、某雑誌でベストチョイスに選ばれたマザーボードなんでした。 今まで購入した機器のスペックをギリギリまで引き出せるマザーとして、 期待はますます高まった! |
マザーボードは通販で注文したので、CPUは地元で(売っていたので)購入することに。 いやぁ、ペンティアムって結構高いんだよねぇ(^^; ちなみに、ペンティアム3は数字の後ろにEとか、Bがついたりするけど、(500Eとか、667EBとか。) ”E”が付いていると、0.18μプロセスで作られていると言うことで、”B”が付いていると、ベースクロックが133Mhzということらしい。 なんか、今回はウンチクたれてるなぁ(^^; これで間違っていたらどうするんだ、一体(笑)。 |
ペンティアム3 カッパーマインFC−PGA 500Mhz! |
きっとできあがればすごいマシンになる! 仕事も遊びもバリバリだぜ!!・・・きっと(笑)。 なんて、甘い期待を持っていたのです。 この頃は。 |